文化の違いによるビジネスマナーの失敗を、最も心配していない国籍が「日本」との調査結果。


オンライン宿泊予約サイトブッキング・ドットコム(Booking.com)が実施した調査からは、ビジネスマナーに関する理解の欠如は世界における企業の評判に影響を与えかねないことが見えてきました。ビジネス旅行者の62%がマナーの失敗が企業の収益に影響を与えると答えたのです。
 
ビジネスマナー
 

マナーを心配している国籍の最下位が「日本」

ブッキング・ドットコムは2016年1月29日~2月11日の期間、過去1年間で4回以上、 ビジネス目的で国外に旅行した18~65歳の男女4,555人(出身国はアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、日本、中国、イタリア)を対象に調査を実施。
 
世界のビジネス旅行者の約3分の1にあたる32%が他国への出張の際に文化的な失敗をしたことがあると回答。約半数にあたる49%が、無意識に顧客や仕事相手の気分を害してしまわないかを心配しているということも明らかになりました。そして、他国出身の同僚や仕事相手がそのような文化的なミスを犯すのを見たことがあると答えた回答者も半数近くにあたる45%にのぼっています。
 
83%の回答者が、他国へビジネス出張する際はその土地の文化を知ることが重要だと答えました。そのうち、心配している人が多いのがスペイン(62%)、割合がもっとも低いのは日本のビジネス旅行者(30%)でした。
 

食習慣に対する不安

調査対象者の4人に1人は、よく知らない相手と食事をすることや自身の食事規制(アレルギーなど)に合わない可能性がある場所へ行くことを懸念しています。 3人に1人(30%)は、 提供されるアルコール量が多すぎることを心配しています。
 

携帯デバイスに対する文化の違いも

調査対象者の半数近く(46%)は会議中に携帯電話に出ることが最も失礼だと回答。イギリス(57%)とアメリカ(55%)のビジネス旅行者の半数以上は「携帯電話に出るのは絶対にタブー」だと考えているようです。一方、日本人は30%と、ことさら気にしない人も多いようです。国内の公共交通機関や社内では比較的タブー視されている日本人も、一歩外へ出ると携帯はあまり気にしなくて良い対象物となるのでしょうか。
 

適切なあいさつをしないことは最も大きな文化的ミスのひとつ

全世界のビジネス目的の旅行者の43%は、仕事相手に適切なあいさつをしないことを最も大きな文化的ミスのひとつととらえています。日本のビジネス旅行者は不適切なあいさつに対して非常に強い感情を抱く傾向にあり、61%の人がきちんとしたあいさつをしないことを最大の無礼と考えています。また、中国の回答者の半数は大声で話すことが最大の文化的ミスだと考えています。
 
謝り方については、海外で仕事相手の気分を害してしまったら「その場で謝罪してすぐに対応するべき」と答えた人は、日本のビジネス旅行者では10人中7人(69%)にのぼりました。同じ問いに対してイタリアのビジネス旅行者では37%にとどまっていおり、26%の人は「ジョークを言ってその場を和ませようと努める」と答えています。
 
「ビジネスマナー」を世界という場でどの程度重視すべきか。この問いに対して、個人レベルのみならず、世界展開をする企業個々に改めて考えたくなる調査結果のようです。
 
(留学プレス編集部)
 

 
 
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2016-04-01 | Posted in キャリア, ニュースNo Comments » 

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