語学留学の効果を大きく左右する、留学前に知っておきたい事 ~Rinu Arii(カリフォルニア在住ライター)


勇気を出して語学留学。毎日の新鮮な体験で満足。なんとなく時間が過ぎていき、たくさん友達もできた。楽しい時間は過ごせたけれど、肝心の語学力は…。そんなもったいない事にならないようにしたいですね。
 
本記事では、語学留学に効果的なアプローチやその反対事例などを、筆者のアメリカ、カナダでの経験と国内英会話教室でのカウンセリング経験を交えてお伝えいたします。
 
語学留学1
 

海外に行く目的を留学先の言語で説明できる

語学留学の目的ははっきりしていますか?中高生の場合、聞かれる事は少ないと思いますが、大学生や社会人の場合は、現地でできた友達や、留学先の国の人に語学留学の目的を聞かれる事が多いものです。
 
語学を習得した後にしたい事や計画などをその国の言語で説明できるか自問してみてください。そうするだけで、言語のスキルアップ、更にその国に滞在する日々を大切にし、初心の本気度を忘れないためにも役立ちます。
 
なんとなく語学を習得したいと思っている方もいるでしょう。そんな方は小さな目標でもかまいません。~がしたいと滞在先の言語で説明できると、現地の人とのコミュニケーションを深める事ができて、様々なチャンスにも恵まれます。
 

語学習得プラスアルファー

現地語で何かを学ぶとなると、ネイティブスピードについていくのが精いっぱいです。文法や細かい言い回しにこだわっている暇はありません。
 
想像力をフルに働かせて、目の前の事を現地語で解決していく事は、言葉を学ぶのに最も有効的な方法と言えます。
 
語学学校で語学以外の教科を用意している場合もありますし、その教科を取るほどまだ英語力がない場合なら、料理やクラフト、なんでもかまいません。スポーツジムにいくだけでも機材の使い方を現地語で質問しなくてはならないのです。
 
現地語をその国で学べるのは、留学やワーキングホリデーの醍醐味ですね。特に滞在期間が短い場合は、現地でしかできない事に効果的に時間を使いましょう。
 

会話のキャッチボールに最低限必要な言葉を身に付ける

会話のキャッチボールの手助けになる言葉を、留学前からたくさん身につけておくと、とても役立ちます。前職の英会話教室では、クラスルームイングリッシュと言って、ネイティブ講師のレッスンをスムーズに受けるために最低限必要な、コミュニケーションツールとなるセンテンスを覚えてもらっていました。
 
たとえば、留学、ワーキングホリデー先が英語圏の場合は、こんなセンテンスを覚えておくと良いのです。
 
“ I don’t get it. “ よくわからないです。
“ Could you explain in different ways? ” 別の方法で説明してもらえますか。
 
こんな簡単な表現でも、実際に使えれば会話止まり、沈黙になるのを防げます。、そして、本当に伝えたい事を考える余裕を作る事ができます。
 
また自分の英語が相手に伝わらなかった時には相手からもそう言われるかもしれませんでしょう。聞いて理解でき、使えるようにしておくと、コミュニケーション力がグンと上がります。
 

現地の人とコミュニケーションする機会は、自ら工夫して作る

留学やワーキングホリデーでは、日本人同士の友達や留学生との素敵な出会いもたくさんあります。たとえば、中華圏出身の友達なら、漢字でのコミュニケーションができたりと、初めての楽しい異文化交流がたくさん経験できます。
 
しかし、留学生ではない現地の人とも交流したいですよね。残念ながら、現地の人たち異文化交流を求めている人ばかりではありません。自分から積極的に機会を作り、チャンスがあれば生かしていく事が大切になってきます。
 
滞在先がホームステイの人は、ホストファミリーからのお誘いがあれば、できるだけ参加しましょう。ホストファミリーをされているご家族は、異文化交流を求めている場合が多いので、食事の時などに今日一日どんな事があったか聞いてくれる事もあります。
 
また、街にも交流のチャンスはたくさんあります。あまり忙しくなさそうなお店で、店員さんにいろいろ質問をしながら、買い物をするのもよいでしょう。現地のボランティア活動や、教会イベントなどに積極的に参加してみるのもお勧めの方法です。
 

言葉を学ぶための記憶の話

感情の伴わない体験や、実体験でないものを深く記憶させる事は難しいと言われています。大人も子供もそれは同じです。
 
例えば英会話教室で、この絵を子供に見せます。
牛の絵
 
そのうえで The cow is drinking milk. とセンテンスを教えると、小さな子供でも忘れにくいのです。文字だけで、牛= “ cow ” 牛乳= ” milk ” と覚えるよりも効果的です。
 
日常と違った記憶に残るビジョンや印象的な体験を多く持つ事は今後の語学力にも差が出てきます。日々の新鮮な体験だけで満足せずに、日本で見る事のできない物や景色、珍しい事がらを見つける事ができた時は、その国の言語と結びつけて記憶して下さい。
 
体験はできるだけ早めに一人でも多くの人に様々な表現でシェアーするとよいでしょう。そうする事によって、深く記憶に留める事ができます。
 
異文化交流、意外性を伴う体験は自分で作ってゆくものです。意外性を求める気持ちによって、向こうからもやってきます。アンテナを張って、異文化交流の機会をたくさん持ち、日記や写真、ブログなども利用して、語学習得のための記憶作り、是非楽しんで下さい。印象に残る良い体験をたくさん持つ事は語学の学びを超えて、今後の人生にも良い影響を与えてくれるはずです。
 
文:Rinu Arii(カリフォルニア在住ライター)
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