ダブリンの無料で学び楽しめるスポット紹介 ~ワグナー・マキ(アメリカ在住・JSIA飾り巻き寿司インストラクター)


ダブリン市内には、多くの美術館や大聖堂など訪れてみたい場所がたくさんある。しかし留学は観光で来ているのと少しわけが違い、入場料を節約したい人もいるはずだ。今回は無料で十分楽しめるいくつかの観光施設とイベントを紹介しよう。
 

DUBLIN CITY GALLERY THE HUGH LANE(ダブリンシティギャラリー・ザ・ヒューレーン)

ダブリン1地区にあり ダブリンライターズミュージアムの隣にあるギャラリーである。ライターズミュージアムは入場料が7.50ユーロかかるが、このギャラリーは無料だ。
 
このギャラリーの目玉はアイルランド生まれの画家フランシス・ベーコンのスタジオがまるごとギャラリー内に再現してあることだ。キャンパスから感じる激しく、少し怖くなるような絵とは対照的に、ギャラリーで上映されている彼の生前ビデオからは穏やかさと、可愛らしさも見受けられる。
 
ベーコンのスタジオはガラス張りで四方向からのぞけるように設置してあり、のぞくと彼がまだそのスタジオで絵を書いているかのような気配を感じることができる。
 
また施設内には中庭がある小さなカフェもあり普段からあまり混んでいないので、行き着けのカフェにしてしまうのもおススメだ。
 

PHOENIX PARK (フェニックスパーク)

ダブリン8地区にあるヨーロッパでも最大規模の都市公園で、712ヘクタール(東京ドーム152個分)の広さを持つ公園である。
 
公園内には高さ35メートルの大きな十字架や石造の記念碑があり、休日にはその周りでのんびりと過ごす家族連れやカップルがいる。普段の運動不足をこの広大な公園で解消するのもいい。そしてしばらく歩いていると、鹿の群れに遭遇することも可能だ。
 
公園には自動販売機やコンビニなどはないため、多少の飲み物や食べ物を持参していったほうがよい。公園の中にはダブリン動物園もあるが、動物園の入場料は学生でも12ユーロと結構高い。ぜひ広大なフェニックスパークをのんびり歩いて鹿の群れを見つけて欲しい。
 
ダブリン・フェニックスパーク
 

TRINITY COLLEGE DUBLIN(トリニティーカレッジ)

ダブリン2地区にあり、アイルランドで400年以上の歴史のある大学である。劇作家オスカー・ワイルドもこの学校の出身だ。
 
敷地内へは誰でも入ることができ、正門から一歩はいり門を抜けると自分もトリニティーの学生になった気分で開けた中庭へでる。
 
敷地内を学生気分でぶらぶら歩きながら、学生寮やシアターなどを外から見ているだけでも思わずわーっと声が出てしまうほど圧倒的な雰囲気を感じることができる。また敷地内では野生のリスをみかけるほど自然が豊かだ。
 
ここでおすすめなのは、正門から入って中庭の左手にある食堂が誰でも利用できるということ。普通のレストランよりも安くフィッシュアンドチップスなどが食べられる。
 
私が学校の友達数人とお昼を食べに行ったとき、隣の席にトリニティー大学の先生が座っており、私達が英語を勉強しに来ている学生だと知ると、言語を習得するにはどうしたら効率よくできるかを彼の体験を含めて話をしてくれた。大学関係者とも会えるかもしれないこの食堂はちょっとした穴場だ。
 
またトリニティーの学生によるキャンパスツアーが5月から9月の間に行われているが、これは不定期で料金も10ユーロほどかかるのでぜひ行く前に情報を調べてから行くことをおススメする。
 
トリニティカレッジ
 

CHESTER BEATTY LIBRARY (チェスタービーティライブラリー)

ダブリン2地区にありダブリン城と同じ敷地内にあるチェスタービーティーライブラリー。ダブリン城は入場料4.5ユーロ。
 
ライブラリーという名前だが図書館ではなく、創設者アルフレッド・チェスター・ビューティー卿が生涯かけて収集した、イスラム圏やインドまた日本や中国の歴史ある美術品が数多く展示されており、日本の浮世絵や絵巻などダブリンでみる日本の美術は不思議で誇らしい気持ちになる。
 
入場は無料でさらに当時無料の日本語ガイドツアーがあるということで参加してみた。もちろん英語のガイドツアーもあったが、たまには英語の勉強から離れて日本語にまみれて観光客気分を味わうのも楽しいものだ。
 
現地に住んでいる日本人のガイドさんからは、美味しいカフェを教えてもらったり、有名なイギリス人俳優がこの間ここに来ていたなどお得な話を聞くことができた。
 
またツアー終了後は、施設内のカフェで好きなドリンクを1つ飲めるという特典までついていた。現在ガイドツアーは毎週水曜と日曜日に行っている。詳細はぜひ現地に確認を。
 

CULTURE NIGHT 2016(カルチャーナイト2016)

多文化に溢れるダブリンでいろいろな文化を無料で楽しもうというイベント。毎年行われており、今年は来週9月16日金曜日。
 
普段は一般人が入れない施設や、有料美術館などもこの日は無料で入場できる。またライブミュージックやあらかじめ予約が必要なダンス教室などもあるが、詳細はホームページを参照してほしい。
 
ダブリン・カルチャーナイト
 
私が2014年に訪れた際は、THE NATIONAL WAX MUSEUM(国立蝋人形館)が普段の入場料が学生で12ユーロかかるところ、この日の夕方5時からは無料で入れるということでたくさんの人が列を作って並んでいた。
 
私はFREE MASON’S HALL(フリーメーソンズホール)へ向かった。ここもすでにたくさんの人が並んでいたが、普段入れない場所に入れるというのはとてもわくわくした。
 
いろいろな場所が夕方から無料開放される日であり、寒くなった秋のダブリンの夜でも街はにぎやかになる。秋のダブリンカルチャーナイトをぜひ楽しんで欲しい。
 
ダブリン・フリーメーソンズホール
 
ダブリンには大きな遊園地やアミューズメントパークはない。そのかわり野外劇でシェイクスピアの『空騒ぎ』を見たことがあった。街を歩いていて無名のアーティストのオブジェを見ることもあった。どれも無料である。ダブリンの町だからこそ演劇や美術で楽しみを作るのである。
 
人によっては美術や作家に興味のない人もいるかもしれないが、これからどんよりした曇り空が多くなり、気分がすっきりしないときもあるだろう。そんな時は、公園へいったり、無料の美術館へ足を運んだりして新しい知識を増やすと共に、気晴らしに使ってみてはどうだろうか。
 
文:ワグナー・マキ(アメリカ在住・JSIA飾り巻き寿司インストラクター)
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