アメリカのハロウィンに欠かせない「ハロウィンキャンディ」とは?~中橋明日香(アメリカ・テキサス州在住ライター)


暑さが和らぎ秋の気配を感じ始めるこの季節、アメリカの人々は秋のビッグイベントに向けて動き出します。そう、来る10月31日のハロウィンです。かぼちゃの飾り付けをしたり仮装をしたりと、子供から大人まで楽しめるこのビッグイベントですが、忘れてはならないのが、ハロウィンキャンディ!
 
アメリカのハロウィンは、ハロウィンキャンディなしに語ることはできません。本記事では、まさにアメリカならでは独特なハロウィンキャンディをご紹介します。
 
ハロウィンキャンディ
 

日本にもすっかり浸透したハロウィン

ハロウィンはもともとヨーロッパを起源とし、秋の収穫を祝い悪霊を追い払うための宗教的な行事でした。今ではこの時期、日本でも多くの仮装パーティーなどが行われ、すっかりイベントとして定着しています。
 
子供たちが仮装をして、“Trick or Treat!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)”と近所を回りながらお菓子をもらう習わしも、知らない人は少ないでしょう。
 
しかし、Trick or Treatに欠かせないアメリカのハロウィンキャンディは、実は日本ではなかなか手に入らないようです。アメリカでしか手に入らないキャンディは、この時期アメリカに来たら絶対に食べてみてほしいもののひとつです。
 
ちなみに日本で“キャンディ”というと、一般的には飴のことですが、アメリカではお菓子全般のことを指します。チョコレートなどもキャンディと呼ばれるなんておもしろいですね。
 
▼スーパーマーケットのハロウィンキャンディ売り場
ハロウィンキャンディ
 

アメリカのハロウィンといえば!“キャンディコーン”

 
▼ハロウィンキャンディの代名詞とも言えるキャンディコーン
ハロウィンキャンディ
 
この時期アメリカのスーパーに行くと、どこからか甘い芳しい香りが漂ってきます。その正体がこのキャンディコーン。アメリカやカナダでハロウィンの時期に見られるお菓子で、まさにハロウィンキャンディの代名詞とも言えます。
 
なんとこのキャンディコーン、その歴史は1880年代まで遡ります。130年以上も親しまれている、歴史あるお菓子なのです。
 
その人気は、“キャンディコーンの日”まであるほど。毎年10月30日はキャンディコーンの日とされています。どれだけ愛されているかがわかりますね。
 
そのカラフルな見た目もアメリカのお菓子ならではですが、気になるその味は、さらにアメリカならでは。原料にコーンシロップが加えられているのですが、特にコーンの味がするわけでもなく、ただただ甘い、砂糖菓子のような味です。アメリカのとびっきり甘いお菓子が好きな方には特におすすめです。
 
キャンディコーンはその人気から、今ではサンクスギビングやクリスマスにもカラーを変えて売られるようになりましたが、ハロウィンらしいこのオレンジのカラーを手に入れられるのは、まさに1年に1度、ハロウィンの時期だけ。特別感のあるキャンディなのです。
 

日本人には受け入れがたい?

アメリカでは広く知られているキャンディコーンですが、日本人からするとその度を超えた甘さ故か、少し受け入れがたいようです。それが日本であまり売られていない理由かもしれません。
 
何を隠そう日本の質素な甘さに慣れている筆者も、キャンディコーンはお世辞にも好きとは言えないお菓子です。実は日本人のみならず、アメリカ人の中にも受け入れられない人は意外に多いそう。
 
しかし、アメリカでハロウィンといえばキャンディコーン、と誰もが認めているのは事実です。食べて楽しむだけではなく、秋の訪れを感じさせてくれる、季節のお菓子としての役割も担っているのでしょう。
 
▼キャンディコーン柄のレギンスまで売られています。
halloween-candy4
 
アメリカのハロウィンキャンディ、いかがでしたか?アメリカらしいカラフルで少し変わったお菓子たちは、ハロウィンを何倍も楽しいものにしてくれます。日本でも、まれに輸入食材店で手に入れることができますが、この時期にアメリカに来ることがあれば、アメリカの季節の味、ぜひトライしてみてください。
 
文:中橋明日香(アメリカ・テキサス州在住ライター)
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