南半球のハリウッド。『映画の街』NZ・ウェリントンで映画散策してみよう。~Rie Kawata(ニュージーランドでワーホリ中)


みなさんが映画と聞いて、思い浮かべる都市はどこですか?おそらくアメリカのハリウッドでしょう。しかし、ニュージーランドの首都ウェリントンも実は映画産業が盛んです。映画制作においては小規模ながら世界の最先端を行く都市、ウェリントン。『ロード・オブ・ザ・リングス』や『ホビット』シリーズのロケや制作活動の拠点にもなりました。今回はウェリントンの映画産業についてご紹介します。
 

ウェタ・ケーブ(Weta Cave)

ウェリントンの映画産業を語る上で、欠かせない存在はここ、ウェタ・ケーブでしょう。ウェリントンのミラマー地区にあるウェタ・ケーブは映画『ロード・オブ・ザ・リングス』や『ホビット』シリーズの特殊効果や小道具制作を手掛けた会社が運営する施設です。この会社が携わった作品のフィギュアなどを展示しているほか、グッズやフィギュアの販売も行っており、撮影の裏話をまとめたビデオも上映されています。入口では映画に登場している巨大なフィギュアが出迎えてくれ、店内にもキャラクターのフィギュアが飾られています。
 
ウェタ・ケーブ
 
また、有料でワークショップツアーにも参加することができます。約45分のツアーに参加すると、実際に制作現場を見学することができます。ビデオによって、大まかに小道具や映画で使われる特殊メイクなどについて学びます。
 
小道具として使われている武器や鎧などの素材について、実際の小道具を使ってスタッフの方が説明してくれます。見た目は金属に見えるものでも、ゴムやラバー素材を使用し、軽量化を図り、安全面でも演じる俳優に対する配慮がされているそうです。
 
顔の筋肉や体の各パーツの動きを分析して、よりリアルな動きを作り出しています。毛の生え方にもこだわっており、リアルさを追求する姿勢に驚かされました。ツアーの最後には、実際にフィギュアや顔型を作っている制作現場を見学できます。
 

マウント・ビクトリア(Mt.Victoria)

ウェリントンのシティ中心部から南東方面にバスで約15分。シティからそれほど遠くない場所で『ロード・オブ・ザ・リングス』、『ホビット』シリーズの撮影に使われた場所がマウント・ビクトリアです。標高196mの丘で、頂上の展望台からはウェリントンの街全体を見渡すことができます。途中には遊歩道もあり、ハイキングもできます。
 
マウント・ビクトリア
 
私はウェリントンで『ロード・オブ・ザ・リングス』ロケーションツアーに参加し、ガイドさんから映画ロケ地や撮影裏話を聞くことができました。映画のなかで、このマウント・ビクトリアは奥深い森として表現されています。同じ森であっても場所や角度を変えることで表情が変わり、いくつものシーンが撮影されました。
 
実際に撮影に使われた、ホビットたちが隠れた洞穴もあります。背景に他の景色を取り入れたり、照明の使い方によって、全く違ったシーンをも撮影されています。ときには2つの景色を融合することにより新しい世界を見事に作り出しています。
 

アイ・サイト(i site)や空港

アイ・サイトと呼ばれる観光案内所や空港でもウェリントンらしさを見ることができます。映画に登場するキャラクターたちのフィギュアがあり、観光客の記念写真撮影スポットになっています。これらのフィギュアもウェタ社が制作しています。
 
ウェリントン空港
Photo from Flickr “Wellington Airport” itravelNZ(r) – New Zealand in your pocket(TM)
 
ハリウッドだけでなく、ウェリントンにもすばらしい映画産業があります。近年は、ハリウッドならぬ「ウェリウッド」とも称されるウェリントンの街。これからますます映画産業で賑わうであろうウェリントンで、次にどんな映画が制作されるのか楽しみです。

文:Rie Kawata(ニュージーランドでワーホリ中)
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