歴史好きなら行ってみよう。サウスカロライナで南北戦争をめぐる一日旅。~中橋明日香(アメリカ・テキサス州在住ライター)


アメリカは東海岸に位置する州、サウスカロライナ。日本では観光地としてあまり知られておらず、名前を聞いてもピンと来ない人も多いかもしれません。しかし一度訪れると、歴史を感じる街並みのその美しさに、心を奪われる人も多いというとても魅力のある州なのです。
 
本記事では、サウスカロライナに残る美しい建造物とその歴史をご紹介します。
 

ビクトリア様式が街を彩る

サウスカロライナの美しさは歴史を感じさせる建造物。サウスカロライナの街並みを彩ります。
 
▼Victorian Homesと呼ばれる建造物
サウスカロライナ
 
17世紀に、イギリスからの移民が定住を始めたサウスカロライナ。1837~1901年の間に、サウスカロライナ南部の街チャールストン近郊で、イギリスの ビクトリア様式を取り入れた建造物が多く建築されました。その美しい建物たちは今尚残り、その荘厳さは私たちに歴史を感じさせてくれます。
 
最大の特徴は、神殿を思わせるような太い支柱。歴史的な価値の高いビクトリアン・ホームは、夢のマイホームとしてもとても人気なのだとか。こんなお家に住めたら、タイムスリップした感覚が味わえるかもしれませんね。
 
▼街のいたるところで見ることのできるビクトリア様式建築
サウスカロライナ
 

南北戦争の爪痕

19世紀、そんな美しいビクトリア建築に南北戦争が牙を剥きます。アメリカ北部軍と南部軍がぶつかりあった南北戦争は、ビクトリア様式の建造物が多く建てられた頃と重なる、1861~65年。その間、北部軍の手により、南部チャールストンの街で多くの美しいビクトリアン・ホームが焼かれてしまいます。
 
戦争によって、後世に遺すべき歴史的建造物が失われてしまったのです。戦争がなければより多くの美しい建物が残されていたのかと思うと、残念でなりません。
 
その悲しみを忘れてしまわないようにと、戦場となったサウスカロライナの街には、実際に使用された武器などが保存されています。
 
▼南北戦争で実際に使用された大砲
サウスカロライナ
 
静けさを取り戻したサウスカロライナの街に残る大砲は、悲しい史実を現代の私たちに伝えているのです。
 
この他チャールストンでは、南北戦争が勃発した要塞を巡るツアーなども開催されているので、サウスカロライナだけではなく、アメリカの歴史をより深く感じるにはとてもおすすめです。
 
 
いかがでしたか?サウスカロライナは美しい建造物、そして歴史が息づくとても魅力ある州です。素敵な街並みがあなたの目を楽しませてくれるだけではなく、そこに根付いた歴史に、いろいろなことを考えさせられます。アメリカ東海岸を訪れる際は、ぜひサウスカロライナに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
 
文:中橋明日香(アメリカ・テキサス州在住ライター)
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