【世界の大学レポート】リヨン第三大学(Université Jean Moulin Lyon3)/フランス・リヨン~岡本和歌子(フランス留学生)


フランス第二の都市、リヨンにあるリヨン第三大学(以下、第三大学)。リヨンには第一から第三までの3つの公立大学が存在します。第一は医学・自然科学系、第二と第三は法経、社会科学、人文科学系という風に学べる分野が分かれています。

第三大学に存在する日本語学科は、フランスにある日本語学科の中で最も大きく、日本の大学との提携校数がとても多いです。そのため、この大学には毎年30名程の学生が一学期、または二学期間の交換留学をしにやって来ます。

日本のみならず、毎年多くの外国人留学生がこの大学に集まり、また多くのフランス人学生がフランス以外の国へ海外留学をしています。

本記事では、リヨン第三大学のキャンパスや学部についてお伝えします。


 

元タバコ工場のキャンパス

第三大学のキャンパスは昔、タバコ工場(Manufacture des Tabacs)だった建物。タバコ産業が衰退した後、1990年から第三大学のキャンパスとして機能するようになりました。

ちなみに第三大学が今現在の形で構成されたのは1969年です。

▼構内にはカフェテリアが2つと食堂が1つあります。

▼図書館

その他に、大きな階段教室が15個と小教室が何百もあります。また、体育を行える室内のサロンもあります。
 

国際色が強い大学の雰囲気

先程述べたように、第三大学は、日本はもちろんそのほか多くの世界の大学と提携を結んでいます。そのため、キャンパスには多くの外国人がおり、雰囲気はとてもグローバルです。

留学生も始め、第三大学では何が学べるのでしょう。ここに第三大学学部を紹介します。

・法学部(Faculté de droit)
フランスでも高いレベルを誇る第三大学の法学部では、私法、公法、国際法、訴訟法、政治科学などを学べます。

・経営、経済学部(Institut d’Administration des Entreprises)
ビジネススクール色の強い学部です。経営、経済、マーケティング、財政、会計などを専門的に学べます。

・文学部(Faculté des Lettres et Civilisations)
古典文学、近代文学、歴史、地理などに学科が分かれています。

・言語学部(Faculté des Langues)
英語、ロシア語、中国語、アラビア語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポーランド語、ギリシャ語、ヘブライ語、ヒンディー語、韓国語、日本語に学科が分かれています。

・哲学部(Faculté de Philosophie)
古代、近代哲学、倫理、美学、認識論などを学べます。
 

留学生向けに行われている2種類のプログラム

第三大学では、外国人留学生を対象に2つのプログラムが設けられています。

1つはSELF(Study in English in Lyon France)と言い、その名の通り全ての授業が英語で行われます。

2つ目はDEUF(Diplôme d’Etudes Universitaires Françaises)と言い、「フランス大学の卒業資格」という意味を持ちます。授業は全てフランス語で行われます。

留学生は先述した5つの学部の授業をほとんど全て、学部や学年関係なく自由に選び、履修することができます。

筆者は第三大学に交換留学生として留学しています。第三大学の大きな魅力は、交換留学生であっても興味がある授業を自由に履修することができる、という点も挙げられるでしょう。

フランス留学で多種多様な授業を受けたい、多くの留学生とともに国際的な環境に留学したい、フランス第二の都市、リヨンでの学生ライフを送ってみたい、そんな風に考えている人はリヨン第三大学を選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

文:岡本和歌子(フランス留学生)
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