イギリスYMS/ワーキングホリデーの費用と貯金はいくら必要?~藤本紗代(ロンドン在住ライター)


「イギリスのワーキングホリデーには、どのくらい費用がかかるの?」「出発前に必要な貯金はいくら?」と思っていませんか?

ワーキングホリデーには現地での生活費のほか、出発前にも必要な費用が多くあります。

この記事ではイギリスワーキングホリデーにかかる費用と出発前に必要な貯金について、現在イギリスワーキングホリデー中の筆者が疑問を解決します。

具体的には出発前と現地でのライフスタイル別に必要な費用、筆者が必要だった全ての費用と貯金額について順にご紹介します。
この記事を読めば必要な費用が明確にわかり、ワーキングホリデーに向けてしっかりと準備ができます。ぜひご一読を!

※YMSとは=イギリスのワーキングホリデーの正式名称。Youth Mobility Schemeの略。本記事では、ワーキングホリデーと称します。


 

ワーキングホリデー出発前に必須なお金

イギリスに限らず、ワーキングホリデーに行く人なら誰しも必要なお金があります。ビザ申請料金と、現地への交通費(おもに航空券代)です。イギリスの場合は、ビザ申請料金も航空券代も、他の英語圏国と比べると高めと言えるでしょう。

■【イギリスYMS】ビザ申請にかかるお金
イギリスの場合、ビザ申請とあわせてNHSと呼ばれる健康保険料も、支払う必要があります。

2019年のビザ申請料金は、下記金額です。(指定レート:£1=149.69円)
・ビザ申請料金 £244(約36,500円)
・NHS(健康保険料)£300(約44,900円)

■イギリスへの航空券代
出発する場所、時期、航空会社によって異なります。下記の料金はあくまでも目安です。
・片道 6万円~
・往復 12万円~

■パスポート取得費用
パスポートが無いと、ビザ申請や出入国ができません。2019年現在のパスポート取得費用は下記料金です。
・10年間有効 16,000円
・5年間有効 11,000円

■スーツケース、バックパック購入費用
15,000円~
生活備品を持って行けるスーツケースやバックパックを持っていない、サイズがあわない等の場合は購入する必要があります。

ネットなら格安のものがありますが、大きさや持ち運びやすさ等も渡航する際は重要になるため、事前に店頭で似た商品を確認してから決めるといいでしょう。

■海外旅行保険料
補償内容や期間によって金額は異なりますが、ヨーロッパは高めの料金となっています。1年の契約で大体100,000円~250,000円程度です。

日本の任意保険等に加入したまま渡航するなら、まず海外旅行保険の補償内容と日本の保険の補償内容を比較しましょう。無理のない範囲で掛け金を設定することがおススメです。

■エージェント利用料
利用料の相場は0円~150,000円程度。現地で通う語学学校やホースステイ、ビザ申請などを留学会社におまかせする場合にかかる費用です。

エージェントによって大きく異なり、エージェント利用料として明示されていなかったり、学費等に上乗せされていたりすることもあります。

複数の留学会社に行って、見積もりをもらい比較してみることがおすすめです。

■語学学校の授業料
語学学校の相場(3か月)は400,000円~600,000円程度。

イギリスの語学学校は授業をうける期間や時間帯、カリキュラムによって授業料が変わります。

またイギリス国内のどの場所かによっても変わるため、行きたい場所にある複数の学校に見積もりをもらうといいでしょう。
 
■ホームステイ、ホステル等の宿泊費
語学学校の申し込みとあわせて、同じ期間だけホームステイも申し込むという人が多いかと思います。現地の人達との生活は海外ならではの食事やイベント、休日の過ごし方を体験できて面白そうですよね。

食事の用意や洗濯もしてくれるため、イギリスではおなじみのフラットシェアよりは多少割高になります。

ホームステイ先も、語学学校と同じく滞在期間と場所で費用が変わりますが、3か月で大体300,000円~400,000円程度です。

ホストファミリーにより待遇や食事面なども違うため、自分の生活にも大きく関わる重要な要素となります。

私の知り合いは、インド人ホストファミリーの家で生活をしていましたが、毎日カレーで食事に飽きてしまい、途中でホームステイ先を変更していました。

もしエージェントを通して手配するなら、事前に見積もりをもらいましょう。あわせてホームステイ先がどうやって選ばれるか、ホストファミリーとあわなければ無料で変更できるか確認しておくと安心です。

ホステルに宿泊する場合は、宿泊日数や宿泊場所によって大きく変わります。ロンドン市内の安いホステルであれば、1泊£15前後から宿泊可能です。

食事はホステルのキッチンで自炊するか、買って食べるかのどちらかで、洗濯はホステル内のコインランドリーを別料金で使用するようになります。

宿泊料金以外にも細かい出費が必要なことを頭に入れておきましょう。
 

生活用品の費用

これまでご紹介した項目は、海外生活をスタートさせるための出費でした。

イギリスへ行ったあと、日常生活をスムーズに送るために必要な、生活用品を準備するのには、こんなお金がかかります。

まず
・常備薬
・日用品
などを必要に応じて購入しておく必要があります。

私の場合は
・調味料(醤油、みりん、白だし、味噌)
・調理用具(包丁、しゃもじ、菜箸)
・常備薬(漢方、鎮痛剤ほか飲みなれた薬)
・シャンプー、トリートメント
・化粧品
・コンタクトレンズ
などを用意し、大体50,000円~60,000円でした。

自分が思うより必要とするものは多いです。必要になりそうなものをまとめて書き出し、予算を把握しておくといいでしょう。

調味料やしゃもじなど日本独自のものは、イギリスで買うと2~3倍の価格となるため、必要と感じられる方は日本からの持参をおススメします。
 

イギリスワーキングホリデー出発前にかかった実際の費用と貯金額

ここまでご紹介した費用をまとめると、筆者がイギリスワーキングホリデーへ来る前にかかった費用は462,730円でした。

参考までに内訳は下記の通りです。

・ビザ申請料金+NHS 83,460円(£535:2018前期の時点)
・海外旅行保険料 160,670円
・航空券代 118,300円(往復)
・渡航直後のホステル代 40,300円(11泊)
・日用品などのストック 約60,000円

人によっては、
・エージェント利用料 0円~150,000円
・語学学校の授業料(3か月)400,000円~
・ホームステイ(3か月)300,000円~
が加算されます。

ホームステイしながら語学学校へ3か月通うなら、ワーキングホリデー開始前に1,000,000円以上の出費となります。

ちなみに私は、ワーキングホリデー前に1,500,000円の貯金をして、イギリスへ出発した時の残高は1,000,000円位でした。

ワーキングホリデーならイギリス出発前から仕事を探し、行ってすぐ働くことも出来るため貯金が少なくても生活は可能です。

ただ、お金はあって困るものではありません。お金があればいざというときに自分の身を守れるし、心の余裕を持つこともできます。

人生で1度きりのイギリスワーキングホリデーの2年間。どう過ごしたいか、自分自身と向きあって計画的にお金の準備をしましょう。

文:藤本紗代(ロンドン在住ライター)
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