国によって違う英語の特徴【アイリッシュ英語(アイルランド英語)編】~ばあんのりこ(ライター)


複数の国で話されている英語。それぞれの国で特徴があります。英語圏の留学先を選ぶ際、「どんな英語を身につけたいか」で行先を決める方もいるでしょう。

英語の基本は同じでも、国によって発音や言い回しが違うと戸惑うことも。でも、いろんな英語を知ったり、試してみたりすると、言葉の奥深さを感じられて案外面白いものです。

今回は、アイルランドの英語の特徴についてお伝えします。アクセントの特徴やスピード、よくつかわれる言い回しのほか、アイルランド語から来る影響についても触れていきます。

ぜひアイルランド英語に親しんでみてください。
 

独特の発音が生まれる背景

イギリス英語が口の前方を使って発音するのに対して、アイルランドの人々はのどを使って発音するといわれます。そのため、同じ単語でも聞こえ方が違うことになります。

さらに、アイルランド語の名残りで独特の発音になることもあります。例えば、「se」をアイルランド語で発音すると「sh」の音になります。ひと昔前までは、セクレタリー(secretary)をシェクレタリーと発音していました。

現在では、このような例は、少なくなってきていますが、アイルランド独自のものといえるでしょう。

▼ゲール語

 

日本人にも発音しやすい「th」とアルファベット読み

「舌を歯ではさむ」と教えられた「th」の発音。うまくできずに苦労した人も多いでしょう。しかし、アイルランドでは、「th」は、ティー(t)の発音です。ですから、Thank youは、タンキュー、30はターティ、treeはトゥリーとなります。私たちにとっては、発音しやすくて助かります。

そして「u」の音は、そのまま「ウ」で発音します。例えば、Butはブット、butterブタ―に近い発音です。また、Dataはダータ、 statusをスタータスと発音することが多いです。

あまり抑揚のないフラットなイントネーションも特徴です。何か強調したいときも、アクセントのストレスはわりと控えめです。そのため、会話の中のスラングも、自然すぎてわからないこともあるほどです。


 

国民の口癖は、とにかく「lovely」

アイルランドで「lovely」という言葉を聞かない日はない、といっても過言ではありません。男性も女性も、大人も子どもも、とにかく「lovely」という言葉を頻繁に口にします。

もちろん、良い意味で、かわいい、きれい、おいしい、などに使います。何かほめる時には、「lovely!」とコメントしましょう。
 

corkアクセントの紹介

アイルランド南西に位置するコーク。ダブリンに次ぐ第2の都市です。

ダブリンのフラットなアクセントに対して、コークでは、ミュージカルで歌っているようなアクセントで話します。語尾は上がり、肯定文でも質問されているのかと思うほど。

会話の最後には、「,boy」「,girl」と一言を付け加えるのが独特です。例えば、男の人には「How is it going, boy?」、女の人には「How is it going, girl?」といったようになります。

比較的なフラットなアイルランドのアクセントは、早口に聞こえやすく、慣れるまでは聞き取りづらいかもしれません。でも、時間がたつうちに自然と、アイルランドの人と同じアクセントで話すようになっていることでしょう。

文:ばあんのりこ(ライター)
この執筆者の記事一覧
 

 
 
《これらの記事も読まれています》
■イタリア人は意外と心配症。イタリア特有の迷信事情。
■ 日本とは違うヨーロッパのお風呂(シャワー)事情
■海外でホームパーティを楽しむには
■知っておきたい欧米でのビジネスマナー・基礎の基礎
■ 女性に人気のある留学


関連記事