ニューヨークでスモーガスバークに行ったら世界中の食べ物に会えた。~雨宮早紀(アメリカ留学生)


世界中から人が集まるニューヨーク。人が集まれば、そこにもたらされるのは『食』です。ニューヨーク食文化の多様性を象徴するかのような人気のフードイベントが『スモーガスバーグ(Smorgasburg)』です。

近年、日本でも数か所で開催されるようになり、ブレイク前夜といった様相を呈しているこのイベント。ニューヨークが発祥で2011年5月の開催以来、毎回大盛況で、2016年からはロサンゼルスのダウンタウンでも開催されています。

本記事では、この大人気イベント・スモーガスバーグの模様と、スモーガスバーグでだれもが楽しめる『ニューヨーク流』多様な食の楽しみ方をお伝えします。


Photo from Flickr smorgasburg 2013 (162) by Jeff
 

ニューヨーク・スモーガスバークの開催情報

ニューヨークでは4月~11月の毎週金土日のみの限定開催。会場はそれぞれマンハッタンのオキュラスプラザ、ブルックリンのイーストリバーステート公園、プロスペクト公園と曜日ごとに異なります。

アクセスが良いオキュラス、ブルックリン随一の広さを誇るイーストリバーステート公園、緑豊かなプロスペクト公園、とロケーションが変わるだけで同じイベントでも景色が全く違います。

世界中から人が集まるニューヨークという街を映し出すように、スモーガスバークでは多様なローカルフードが売られています。毎週100近い店舗が出店していますが、今回はその中から筆者推薦の選りすぐり4品をご紹介します。
  

角煮と高菜をふっくら饅頭にサンド!(台湾)

柔らかいお饅頭に切り込みをいれ、様々な具材を挟む『バオ』は台湾発祥の料理。

ニューヨークでは豚の角煮、高菜、パクチーを挟んでピーナツパウダーをかけたものが人気です。角煮と高菜が入っていると味が濃いイメージを持つ方もいるかと思いますが、パクチーがアクセントとなり味の濃さをさっぱり爽やかにしてくれます。

またお饅頭なので腹持ちも良く、1個食べただけでお腹いっぱいに。食費がかさみがちなニューヨークではコスパが良い食べ物の一つです。

日本と距離が近い台湾の発祥ということもあり、日本人の舌に合いやすい味付けです。お店によって具材や味付けが違うので、何人かでシェアして食べ比べするのも楽しいですよ。
 

柔らかパンが生地になってる『サンドウィッチピザ』(イタリア)

ピザといえばイタリア発祥でありながらいまやアメリカの国民食。イタリアからの移民がアメリカにピザを最初に持ち込んだ場所はニューヨークです。1900年代初頭にイタリアからの移民がニューヨークでリトルイタリーを形成し、その後全米にピザが広まったと言われています。

スモーガスバーグで提供されているピザは一般的なピザと違い、巻き寿司風。生地をくるっと巻いて一口サイズにカットしたものを提供しています。

生地に使用しているのはサンドウィッチ用のパン。食感が柔らかく、小さいお子さんにも食べやすいです。サラミとチーズがアクセントになり、とても美味しいです。
 

中華版クレープ『チェンピン』は辛い物好きの方に。(中国)

チェンピンとは中国の華北地方発祥の屋台フードで、本場ではおやつとして食べられることが多いもの。日本では天津煎餅と言われることもあります。

クレープのような薄い生地に 豚肉、たまご、青ネギ、パクチーを投入し、特製ソースをかけて包めば完成。

このソースがとにかく辛い!中華料理特有の辛さで、一口食べただけでも身体中が熱くなり火照ってきます。


 
辛すぎる時はたまごで口の中を落ち着かせるのがポイントです。パリパリの生地、シャキシャキの青ネギで食感も楽しめます。辛いけれどクセになる味です。

中身の具材は豚肉だけでなく、鶏肉、または牛肉に変更することも可能、さらにビーガン向けのメニューもあり、色んな人が楽しめるチェンピンはニューヨークで幅広く受け入れられています。

香辛料が決め手の南米流餃子『サルティーニャ』(ボリビア)

サルティーニャ、という料理を聞いたことがありますか?ボリビア発祥の餃子のような料理です。日本ではエンパナーダという料理に馴染みがある方もいるかもしれませんが、エンパナーダの一種です。

見た目は大きな餃子ながら、生地は餃子より厚く、ビスケットのようにサクサクした食感です。中身は牛肉、じゃがいも、玉ねぎを香辛料とともに煮込み、たまごと共に生地に包んで焼きます。

使う香辛料はお店によって違います。アクセントになる程度で辛くはなく、ハラペーニョソースをつけることで自分好みの辛さにすることができます。

日本ではなかなか出会えない味ですが、塩気の効いた味付けで美味しいです。
 

ニューヨークは世界の食べ物が集まる場所

ニューヨークのスモーガスバーグ風景、ご覧いただけましたか?

今回紹介したのはわずか4品ですが、スモーガスバークには世界中の食べ物がたくさん集まります。お好み焼きや焼きそばなど日本の屋台フードも出店しています。

スモーガスバークには毎週末2万人から3万人が足を運び世界中の食べ物を楽しんでいます。

移民が歴史を作ってきたニューヨークは、一人一人のルーツを尊重する街です。ルーツの中にはもちろん食文化も含まれています。身体は食べたもので作られる、食べることは生きること、といった言葉があるように、人が生活を営む上で食事はとても大切で欠かせない要素です。

たくさんの食文化が尊重され受け入れられている姿は、ニューヨークが人種のるつぼであることを改めて教えてくれます。みなさまもニューヨーク滞在の折にはぜひ、スモーガスバーグ情報をチェックしてみてくださいね。

文:雨宮早紀(アメリカ留学生)
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