【世界の大学レポート】オレンジコーストカレッジ (Orange Coast College)/アメリカ カリフォルニア州~佐藤優瑞(アメリカ留学生)


カリフォルニア州の南部、オレンジカウンティのコスタメサにあるのがオレンジコーストカレッジ(Orange Coast College:略称OCC)。州立のコミュニティカレッジです。

数多くあるコミュニティカレッジのなかで、オレンジコーストカレッジに特徴的なのが、南カリフォルニアで二番目を誇る規模の大きさや活発なクラブ活動、トップクラスのアメリカ四年制大学への編入率です。

「アメリカの四年制大学へ進学したい」「クラブ活動などを通じてアメリカ留学生活を充実させたい」と考えている高校生やそのご家族はもちろんのこと、今後留学を視野に入れている方に向けてオレンジコーストカレッジ現役留学生の筆者からお伝えします。
 

多様な学生層と留学生への手厚いサポート

コミュニティカレッジと一言で言っても、なかには少人数制の小さなコミュニティーカレッジから大規模なコミュニティーカレッジまで、様々なタイプのカレッジがあります。そんな中、私の通っているオレンジコーストカレッジは南カリフォルニアで二番目に大きいカレッジです。

学生数は約25,000人、留学生は約1,100人ほどです。様々な人種がほぼ均等の割合で在籍し、留学生へのケアが手厚いのが強みです。

留学生の強い味方が「グローバルエンゲージメントセンター(Global Engage Center)」。グローバルエンゲージメントセンターでは、留学生へ履修の仕方、ビザのこと全般に対応するスタッフが在籍しています。現在は日本語が話せるスタッフもいることから、日本人の学生には安心な環境です。
 

クラブ活動は60以上!コンテスト常勝チームも。

オレンジコーストカレッジはクラブ活動が盛んです。バドミントン部やバスケ部などのスポーツから、大学が海に近いことからヨット部、日本語を勉強したい外国人のための部活などユニークなものまで60以上のクラブが存在します。

なかでも全米で注目を浴びているのがチアダンス部とダンス部。共にThe Universal Dance Association (UDA)、United Spirit Association (USA) 、the National Cheerleaders Association (NCA)など、数十の国内のコンテストで賞を受賞する強豪チームです。
 

ビジネス系人気学部のほか、アート、海、空に関する学部が充実。

オレンジコーストカレッジでもっとも人気のある授業はビジネスやコンピューターサイエンスなどです。

一方でアート系の学科が多数存在します。日本国内では美大か専門学校へ行かなければ取れないであろうファッションデザイン、グラフィックデザイン、インテリア、陶芸、ダンスといった学科が多数用意されています。また、海洋生物、パイロット、船舶など海や空に関する学科があるのもオレンジコーストカレッジの規模と南カリフォルニアという立地ならではと言えるでしょう。
 

トップクラス大学のUC、CSUへの編入実績

オレンジコーストカレッジに通うほとんどの日本人留学生の目的は、カリフォルニア大学群(=UC系列。代表校はUCLA、UCアーバイン、UCバークレーなど。)への編入です。

世界の大学ランキングで常に上位にランクインしている名門をそろえるカリフォルニア大学群。高校卒業したばかりの留学生が、直接入学するのはかなり大変です。

留学生はオレンジコーストカレッジのようなコミュニティーカレッジを経由してトップ校への編入を目指すのが主流です。トップ校を目指す学生は編入に備えてオールAの成績を目指したり、ボランティア活動をするなど多大な努力をします。

オレンジコーストカレッジは、 カリフォルニア大学アーバイン校(UC Irvine、通称UCI)が近いため、キャンパスツアーが開催されていたり、自分で気軽に訪れる事もできます。自分のモチベーションを上げるのに最適です。

多くのクラスはこれらの学校へ転入する際に単位としてカウントされるのもオレンジコーストカレッジのメリットです。どの授業を取ればいいのかということも始めの説明会で詳しく説明してもらえます。

もしその場で分からなかった、または学期の途中で改めて進路について相談したいとなった場合は、常駐している進路カウンセラーと話す事もできます。
 

日本とは違うカレッジ内の設備

四年制大学と比べるとコミカレ(=コミュニティカレッジ)は規模が小さく、設備もそこまで充実していない、というイメージがあるかもしれません。しかし、オレンジコーストカレッジは設備面に関しても、とても充実しています。

▼10万冊以上の蔵書がある図書館。教科書の閲覧も一回につき2時間まで可能です。学生は自身のパソコン、スマホから本の貸出し状況も確認できます。

新入生歓迎イベントの際は、普段はサッカーやフットボールの際に使用している屋外の大規模スタジアム「ルバートスタジアム(Lebard Stadium)」で行われました。テニスコート、プール、陸上トラック、ジムなどスポーツ設備も完璧です。

▼新入生歓迎イベントが行われたルバートスタジアム

そして、現在オレンジコーストカレッジでは、プラネタリウムと学生寮の建設が進んでいます。

▼プラネタリウムは今年の10月にオープン予定。一般の大人入場料が6ドルのところ、在校生は学生証の提示で無料になります。

学生寮も来年の秋セメスター(8月下旬)完成予定をめどに、着々と工事が進んでいます。寮つきが当たり前の四年制大学と違い、地域に住む住民が多数通うコミュニティーカレッジで寮を持っているカレッジは全国的に見てもかなり珍しいと言えるでしょう。今後、コミュニティカレッジを選ぶ際の目安になるのではないでしょうか。
 

学生に最適な学校周囲の環境

学校選びでは、学校の特徴や雰囲気も大切な一方周辺の治安や環境も重要な要素です。

オレンジコーストカレッジはロサンゼルスから車で50分くらいの場所に位置しており、電車では約2時間30分ほどです。多くの人は自分の車、もしくはウーバーを使用しています。

大都市ロサンゼルスから少し離れ、自然に恵まれた綺麗なところです。ショッピングモールやアミューズメントパークなどもあり街全体が栄えています。

またオレンジコーストカレッジの近くには海があります。

ニューポートとハンティントンビーチはカレッジからとても近く、このエリアに住んでいる学生も見かけられます。クラブのイベントなどでも頻繁に使用されています。

▼ニューポートビーチ

少し離れたところにはラグーナビーチがあります。景色の良さではラグーナが一番でしょう。

カレッジから車で15分ほど走れば、カリフォルニアディズニーランドパークがあります。スヌーピーのテーマパーク『ナッツベリーファーム』もあります。

▼カリフォルニアディズニーランドパーク

カレッジから歩いて15分ほどのところには「サウスコーストプラザ」というアメリカ西海岸最大、アメリカ全体で4番目に大きなショッピングモールがあります。ユニクロなどの日系企業からZARA(ザラ)、Guess(ゲス)といったカジュアルスタイル、そしてChanel(シャネル)などのラグジュアリーブランドまでほとんどの物はここで手に入ります。

日本のスーパーマーケットも近くにあるので日本食に特に困ることもなく生活できます。

治安も日本で心配しているような危険なことはなく、夜遅くに一人で歩かない、など基本的な事を守れば比較的安心して過ごせる地域です。都会すぎず田舎すぎない環境が学生にとってとても勉強に集中しやすいとも言えます。

▼巨大ショッピングモール「サウスコーストプラザ」

今回、
『OCCはどんなカレッジなのか』
『OCCで人気の編入プログラムとはなにか』
『OCCの設備はどんなものがあるのか』
『勉強に最適な環境なのか』

などを中心にレポートをしてきました。

筆者が思うオレンジコーストカレッジの1番の魅力は、様々なクラスが開講されていて、一風変わったものも取れるというところです。

筆者の専攻科目であるファッションデザインはカリフォルニア州のコミュニティーカレッジにはほとんどなく、オレンジコーストカレッジ一択でここへ来ました。他にも、卒業とは関係ないが興味があるのでつい取った、という学生もいました。

まだ進路が明確に決まっていない、学びたい事/興味のある事が多すぎる という人や四年制大学への編入を検討している人は、オレンジコーストカレッジを検討してみてくださいね。

http://www.orangecoastcollege.edu/Pages/home.aspx

文:佐藤優瑞(アメリカ留学生)
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