【世界の大学レポート】カリフォルニア大学サンタバーバラ校(University of California, Santa Barbara)/アメリカ カリフォルニア州~松村莉子(アメリカ大学交換留学生)


「最も天国に近いキャンパス」と称されるカリフォルニア大学サンタバーバラ校(University of California, Santa Barbara、通称UCSBはアメリカ合衆国カリフォルニア州のサンタバーバラに位置しています。

サンタバーバラはロサンゼルスから車で北西に2時間ほどのところにある街です。日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、マイケルジャクソンやブラッドピットなど数多くの有名人が住んでいた高級別荘地としても知られています。ほどよく田舎で、人も穏やかで非常にフレンドリーで暮らしやすい街です。

UCSBはカリフォルニア大学群(UC system)の10個あるキャンパスの中で、3番目に設立された総合州立大学。

世界大学ランキングでは52位(Times Higher Education, 2019)にランクインしているほか、ノーベル賞受賞者数世界9位を獲得。2014年にノーベル物理学賞を受賞した中村修一さんもUCSBの教授です。

一方で、自然の豊かさや美しいキャンパス、ユニークなキャンパスライフなど学業的な面以外でも高い人気を誇る大学です。キャンパスからは徒歩圏内にビーチが点在し、キャンパス内には『死ぬまでに一度は行きたい場所』トップ25にランクインした、オーシャンビューの「世界一のトイレ」があるなど、日々のキャンパスライフを彩ってくれる多くの魅力があります。

本記事ではUCSBのキャンパスの雰囲気や学生のライフスタイルなどの魅力について、2019年9月からここUSCBに留学し、現在コミュニケーションを勉強している松村莉子が紹介していきます。
 

東京ドーム85個分のキャンパス

UCSBのキャンパスはとにかく広大!私を含めほとんどの学生は自転車、またはスケートボードで通学・授業間の移動をしています。

朝や夕方の通学ラッシュ時間帯は行き交う自転車とスケートボードがすごい勢い!友人はこの中で運転できる自信がないと自転車を買うのを諦めていました。

カリフォルニア大学サンタバーバラ校1
 

大学所有のプライベートビーチ

キャンパスから徒歩5分以内にあるビーチやラグーンは大学所有の完全プライベートです。

年間の晴天率85%以上を誇るサンタバーバラのビーチは常に学生で溢れかえっています。思い立ったらすぐに行ける距離にあり、授業と授業の間に時間があれば、学生はビーチで過ごせるのです。

のんびり本を読む人、泳ぐ人、サーフィンをする人…と、過ごし方は思い思い。

海の最も近くにある建物にオフィスがある大学院生の友人は、毎日目の前に広がるオーシャンビューの中リサーチができるんだ、と自慢げに写真を見せてくれました。

UCSB

死ぬまでに一度は行きたい場所トップ25にランクインした、オーシャンビューの「世界一のトイレ」もあります。

UCSB

キャンパス内の緑の多さも特筆すべき点です。キャンパス内の芝生では、毎週瞑想教室が開催されます。学生にとって人気の勉強スポットでもあります。

UCSB
 

留学生にとって便利すぎる学生街“Isla Vista”に住もう

多くの学生は寮のほかに、大学に隣接しているアイラ・ヴィスタ(Isla Vista) という学生街に住んでいます(通称IV)。デル・プラヤ(Del Playa)という最もパーティーが盛んなビーチ沿いのエリアはパリピの巣窟です。

IVには多くのレストランやスーパー、リキュールショップ、映画館があり、生活のほとんどが完結します。スターバックスやサブウェイ等のチェーンから個人経営のメキシカン、アジア料理、ベーグル屋さんなど飲食のチョイスも豊富です。
 

学生生活~Party Hard, Study Hard~

全米パーティースクールランキングでは常に上位常連のUCSB。しかしUCSB生は遊んでばかりではありません。世界大学ランキング52位のUCSBでは、学生は勉強と遊びを非常にうまく効率的に両立しています。

USCBにはこんな言葉があります。

「よく遊べ、(さらに)よく学べ」
“Party hard, study hard(er)”

UCSBはクオーター制(=四学期制。多くの米国大学は二学期制。)のため進みが速く、豊富な勉強量を求められます。

宿題や課題量は毎週100ページ以上のリーディングを出されたり、10ページのレポート課題や定期的なクイズがあったりと、かなり猛烈。平日は図書館にこもって集中的に勉強するのが日常です。

勉強に打ち込んだ学生は週末になると、一気に遊びモードに切り替えます。金曜日を全休にしている学生の多くは、毎週木曜日から土曜日にかけてハウスパーティーを開きます。IVはQuiet Hourの0:00過ぎまでは学生の話し声と鳴り止まない大音量の音楽に包まれます。

毎週木曜日は往復10ドルでダウンタウンのクラブに連れて行ってくれるバスが出ており、UCSB生なら割引も効くので学生の間では大人気です。

日中は、ハイキングに行ったり(車で15分圏内!)、ビーチでゆっくりしたり、サーフィンをしたり、ダウンタウンに買い物をしに行ったり(UCSB生はバス乗り放題!)、たまにプチ旅行をしたり。

こんな風に学びと遊びを両方満喫するルーティーンで、学生生活を過ごしていきます。
 

校風=リベラル+オープンネス!

私はUCSBの多様性とリベラルさに非常に魅力を感じています。

カリフォルニア大学群(UC system)全体に言えることですが、USCBでも多くの留学生(International Students)を受け入れています。

宗教面においても多様であり、ジェンダーに対する理解も深いと感じます。

留学に来た当初、自己紹介ではほぼ毎回、性別にかかわらず自分の好きなHe/She代名詞を使う「プリファード・ジェンダー・プロナウン(preferred gender pronoun)」を言う文化に驚きました。人を見た目で判断せずに、個々のジェンダーアイデンティティーを尊重するというリベラルさに感心しました。

UCSBでは定期的にドラアグ・ショー(drag show)やLGBTQ等いわゆるマイノリティーと言われるグループに属する人によるトークなどが開催され、学生の間でも非常に人気です。入場の1時間前でも長蛇の列ができています。
このことからもわかるように、UCSB生は全体的にオープンで、差別のケースも聞いたことがなく、どんな人種・宗教・経済的なバックグラウンドを持っていても関係なく受け入れてくれ、理解してくれます。

UCSBでのキャンパスライフは、まさにアメリカンドラマの中にいるような日々です。

学生が毎日スケートボードで登校し、青空の下で芝生の上で本を読んだり、授業の空き時間にフラっと海に遊びに行ったり、思い立ったらすぐビーチに夕日を見に行ける環境。

UCSBは、自然が好きでリベラルな環境で学びたい人、勉強と遊びを両立させて学生生活を充実させたい人に特におすすめの大学です。

文:松村莉子(アメリカ大学交換留学生)
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