日本人留学生に求められる英語力は「ビジネスレベル」である。
これは、株式会社ディスコが8月解禁を前にした企業の新卒採用活動状況調査で、日本人留学生の採用を予定している企業を対象に「日本人留学生に求める資質」を尋ねた結果だ。
学部卒業レベルの学生の多くはビジネスレベル以上の英語力を有していると考えられ、事実、同調査でも8割強の日本人留学生がビジネスレベル以上の高い英語力を持つと回答している。そのことから、グローバル業務をさらに推進したい国内企業と学部卒業レベルの留学帰国生は数の上では相思相愛のようだ。一方で、国内学生が休学や交換制度、短期留学などの留学経験を就活の材料としてアピールしたい場合にはなるべく高い英語力をつけることが今後ますます求めらる可能性も示唆している。
一方、海外大学卒業生にとって今後ますます課題となるのが、就職活動時期だろう。
同調査によると74.4%の企業が留学生採用を「国内学生の採用と一緒に行っている」と回答している。採用スケジュールの大幅な繰り下げもあって、海外大学の卒業時期と日本での就職活動時期の齟齬は一定の落ち着きをみるまで試行錯誤が続くと考えられる。
(留学プレス編集部)
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