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カナダ留学→現地就職したい人必見。カナダ公立カレッジ進学ガイド

「留学を経て就職や転職に役立つスキルを手に入れたい」
「カナダで自分のキャリアを積みたい」
「永住権取得を目指したい」

そんな風に考えている人は、カナダの公立カレッジという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

カナダのカレッジには公立と私立があり両方とも仕事に活きるスキルを磨くことができます。それぞれにメリットとデメリットがありますが、特に公立カレッジはカナダでの現地就職や永住権取得に有利な点が多いのです。

本記事では、実際にトロント市内の公立カレッジに進学した私が、自分に合ったカレッジの見つけ方、進学条件、までを詳しくガイドしていきます。また、よく耳にする「海外のカレッジでは入学は卒業するよりも簡単である」という噂についても実体験をもとに述べていきます。

これを読めば、カナダでのカレッジ進学への道が今までよりも、より明確になること間違いなしです。

カナダのカレッジ、公立/私立それぞれの特徴とメリット・デメリット。

公立カレッジ

カナダの公立カレッジは日本の公立学校と同様、政府によって運営されており、将来の専門性を高める為に通う学校です。もちろん、地元学生のみならず、留学生も通うことができます。

私立カレッジに比べて若干、IELTSやTOEFL等のスコアといった英語の入学条件レベルが高い傾向にあります。

各コースの期間は通常、1年以上のものが殆ど。2年または3年制のコースの場合、コーププログラム(Coop-Program)という期間が後期に設けられ、週に約20時間の就労体験をすることができます。

なんと言っても公立カレッジへ進学する大きな魅力は、卒業後にポスト・グラデュエイト・ワーク・パーミット・プログラム(Post Graduate Work Permit)通称、ポスグラと言われるワークパーミットが取得可能ということです。

就労可能な期間は、通学した期間によって異なりますが、最長でなんと、3年間の就労ビザ申請が可能となります。

多くの公立カレッジは、様々な企業と提携を結んでいることが多く、就職にも比較的、有利になると考えられます。実際に、コーププログラムで就労体験した企業に、卒業後にそのまま就職したという話もよく耳にします。

カレッジ就学中は週20時間の就労が許されているため、アルバイトをすることもできます。2年制コースの場合、1年時終了後に長期休暇が設けられている場合もあり、その期間はフルタイムでの勤務も可能です。

私立カレッジ

私立カレッジは公立カレッジと比べ、比較的に小規模で、別名キャリアカレッジとも呼ばれます。

特徴としては、公立カレッジに比べて安い学費で、職業訓練、専門分野トレーニングが可能なこと、また、入学テストの合格基準が比較的に低いことが挙げられます。そのため、語学力に自信がない方にとっては入学テストにおいて、公立カレッジに比べて合格率が高くなるという魅力があります。

入学時期にもフレキシブルに対応していることが多く、自分の都合の良い時期に受講を始められるという点も私立カレッジの魅力の1つです。

しかし、私立カレッジへ進学する際に、忘れずに注意しなければならないことは、卒業後にポスグラを取得することが難しいということです。ポスグラを取得するには、カナダ政府認定のカレッジ・大学にて8か月以上のプログラムを卒業する必要があるからです。

公立カレッジに向いている人はこんな人

カレッジ卒業後も長い期間、カナダで自分のキャリアを積みたい人、ゆくゆくは永住権取得を目指している人は、公立カレッジへの進学が向いていると言えます。

上記で述べたように、公立カレッジでは通常、2年制以上のプログラムを卒業後、ポスト・グラデュエイト・ワーク・パーミット・プログラム(Post Graduate Work Permit)と言われるワークパーミットが取得可能だからです。

コーププログラム(Coop-Program)を通して実際に学校と提携関係にある企業で就労体験をすることで現地での就職にも有利になることも将来のカナダでの永住権取得につながります。

言わば、カナダ移住、永住権取得を目標にしている人にとって、公立カレッジへの進学は重要なポイントとなってくるのです。

自分の希望に合ったカレッジの見つけ方

カレッジ進学の目標を明確にする

いざ、カレッジ進学を目指そうと思った際、大切なことはカレッジでの自分の目標を明確にする事です。たた漠然と、カレッジに入学し何かを学びたいと思っているだけでは、例えカレッジに入学できたとしても、せっかくの学生生活をフル活用できなくなってしまいます。

実際にカナダのカレッジで学びたいことは何なのか、また、その分野を学ぶ理由などをじっくりと考えることで明確な目標ができるだけではなく、卒業後に進む道を具体化していくことにもつながります。

例えば、将来は現地の有名レストランでプロの料理人として働きたいと思っている場合、料理人としての知識、スキル、経験のほか、いくつかの資格、例えば、食品取扱者(Food Handler Certification)などが必要となってきます。このような資格はカナダでは州ごとに異なっており、たとえ日本で同じような資格を保持していたとしても必ずカナダ国内の自分が働く州で取得する必要があります。

カレッジで料理法コース(Culinary Arts Course ) に進学した場合、これら必要資格を含め、料理人としての知識、スキル、経験も身に付けることができます。

公立カレッジで2年制のコースを受講した場合、4か月ほどの就労期間が授業の一環として与えられます。つまり、卒業後に現地の有名レストランやホテルでの就職にも有利となり、おまけに3年間の就労ビザも取得できるのです。

このように、自分のカレッジ卒業後の生活の計画を立てるためにも、カレッジ進学の目標を早い段階から明確にしていくことはとても大切です。

意外と大切なカレッジのロケーション

さて、次は自分の希望に合ったカレッジを見つける際に、ついつい見落としがちなのが「立地」です。

いざ、カレッジ入学を目標にしたとき、学部、入学条件、入試に向けた勉強など、やらなければならないことが山ほどあり、カレッジのロケーションは見落としがちです。

私は2年間、トロント市内のカレッジに通学しました。そして、入学後に気づいたことが1つあります。それは、カレッジのロケーションは大きく自分の生活に影響をあたえるということです。

当たり前といえば当たり前なのですが、入学前の私はトロント市内にある各カレッジの学部の情報収集、入試の勉強、手続きなどに追われてロケーションについてまで、あまり深く考えていませんでした。正直、トロント市内ならどこでも通えるだろうと思っていたからです。

言うまでもなく、入学後は多くの場合1年以上、ほぼ毎日、自分の学部のキャンパスに通うことになります。もし、キャンパスが家から遠く離れている場合、無理なく通学することはできるでしょうか。

これから実際にカレッジを決める人には、忘れずに頭に入れておいてもらいたいことがあります。それは、たとえ大雪が降っても、勉強に疲れて眠い朝も、授業後にバイトがある日も、欠席・遅刻することなく通学しなければならないということです。

カレッジ在学中、私の家からキャンパスまではだいぶ距離が離れていたため、バスと電車を乗り継いで片道1時間ほどかけて毎日通学していました。

昼から授業が開始する日は良いのですが、朝早くから実習授業がある特に「大雪」の日は大変でした。交通機関に遅れが出るため、いつもより通学時間に余裕をもたなければならなかったからです。もちろん、大雪だからといって授業に遅れることはできません。

私の友人は授業後に入学前からしていたバイトを続けるために約1時間かけてカレッジからバイト先まで足を運んでいました。

ロケーション、学部、入学条件など全て自分の希望に合った学校を見つけることはなかなか難しいのですが、少しでも勉強以外での学校生活の負担を減らすためにもロケーションは入学前に必ず確認することをオススメします。

私はこうして自分が目指すカレッジと学部を決めた

選んだコースは製菓実習と経営学

私はトロント市内にあるセンテニアルカレッジ(Centennial College)で製菓実習と経営コース(Baking and Pastry Arts and Management Corse)を2年間受講しました。

センテニアルカレッジで、このコースの受講を決めた理由の1つに自分の将来の夢が関係しています。それは、ベイクショップをカナダまたは日本で経営するということです。

卒業後は、現地のベイクショップで数年間ベーカーとしてキャリアを積みたいと思っていたこと、また、製菓学校に通ったことがなかった私はカレッジでベーカーとしての基礎知識とスキル、そして経営についても学びたかったためこのコースを見つけたときはまさに、これだ!という気持ちですぐに自分の志望校の候補にしました。

いくつか似たようなコースが他のカレッジにもあったのですが、入学テストの内容、授業カリキュラム、そして当時在学していた語学学校の提携校であったということもあり、センテニアルカレッジの製菓実習と経営コースを自分の志望コースにしました。

当時、在学していた語学学校が独自に結ぶ提携校の活用

当時在学していた語学学校がセンテニアルカレッジと提携を結んでいたため、進学パスウェイコースに通い毎日リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングをみっちり勉強しました。

通常なら12週間で1タームとなるコースでしたが、在学中に自分の語学力の向上を感じたことと担任の先生からの後押しで、8週間ほど受講した後に卒業テストの代わりにセンテニアルカレッジが独自に用意した入学テストを受けました。

内容はリスニング、ライティング、リーディングと語学学校での授業で十分カバーできていたため、進学パスウェイコース卒業前に無事に入学テストに合格することができました。

私のように、語学学校で進学パスウェイコースを終了していなかったとしても実力が伴った時点で入学テスト(またはカレッジ独自のテスト)を受けることもできます。

自分が進学したいカレッジが語学学校と提携を結んでいる際、語学力と合格率をあげるためにも進学パスウェイコースの受講はオススメです。

入学時期

公立カレッジのプログラムの開始時期は、通常1 月と9 月です。私が実際にカナダのカレッジ進学を決めたのはちょうど4月頃だったので、語学学校のカウンセラーの方々と相談し、9月入学を目標に勉強を始めました。

私は無事に6月頃に入試に合格し、予定通り9月の入学式を迎えることができたのですが、残念ながら、何人かのクラスメイトは卒業試験に合格することができず、1月入学へ変更せざるを得なくなってしまいました。

予定通りにカレッジ生活を始めるためにも、毎日しっかり語学学校で受験対策をすることや独学でテスト対策をするのは大切です。もし、英語のスタンダードテスト(IELTSやTOEFL)で入学条件を満たそうと思っている方は、不合格になってしまった場合、また書類提出の期限なども考慮したうえで、余裕をもってテストを受けることがオススメです。

公立カレッジの場合の主な進学条件と進学方法

最終学歴は高校卒業

カナダのカレッジに入学するには学力と語学力をクリアする必要があります。学力についてはそこまで厳しくなく、高校を卒業していればクリアできています。もちろん、日本の高校卒業で問題ありません。

複数存在する入学条件(テストについて)

英語条件については一般的に基準をクリアするための方法は3つあります。

1つは、英語のスタンダードテスト(IELTSやTOEFL)で基準点を超えることです。一般的に、IELTS 6.0 / TOEFL iBT80 位の点数があると入学条件をクリアできます。

2つ目は、カレッジと提携を結んでいる語学学校でカレッジ進学パスウェイコースを修了することです。通常、8週間から12週間ほどのプログラムで最後のテストに合格すると提携校への入学が可能となります。

3つ目は、各カレッジが独自に用意する入学テストを受験する方法です。このテストの内容は各カレッジによって異なっていますが、通常、ライティング、リスニング、リーディングがセットで行われます。自分に合った入学方法を見つけてそれに向けた勉強をすることで効率よく必要な語学力を伸ばすことができます。

カレッジ卒業は大変か。

海外のカレッジや大学は課題やテストが多く卒業するのが大変!ということをよく耳にしますが、実際にカレッジを卒業した今、それは本当だと思います。

カレッジへ入学する際に必要となるのは授業を受ける上で必要最低限求められる英語力のみ。私の周りにはIELTSのテストを自分の母国で受け、そのスコアで入学したという人も多くいました。そのため、入学式の数日前にカナダに来たと言っている人もちらほらいたりします。

しかし忘れてはいけないことは、入学した後は想像以上に多くの課題とテストが待っているということです。

製菓実習と経営学コースだった私は1学期のある授業ではなんと、3つの資格を取得しなければなりませんでした。

今思い出しても本当に大変でした。2年間のカレッジの思い出を聞かれたら1番に思い浮かぶことは友達と必死にテスト勉強と課題をしたことだと言っても過言ではありません。

その分、本当にたくさんのことを学ぶことができ、自分の成長も実感できました。中身の濃い2年間だったと今振り返って思います。

これからカレッジへ進学したいと思っている方には是非、カレッジ入学後の学生生活を有意義に過ごすためにも、自分の中で目標を決めてからその目標達成に向けた勉強に取り組んでもらえたらと思います。ただ闇雲に勉強するよりも、何か目標を掲げた方が効率よく、自分に足りない力を伸ばすことができると思うからです。

そして無事に入試を突破することができても、むしろ、そこからが新たなスタートラインとなります。より一層、語学力向上に磨きをかけていただけたらと思います。
 


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