一般社団法人海外留学協議会(以下「JAOS」)は、独立行政法人日本学生支援機構が2016年1月にJAOS会員である留学事業者36社を対象に行った「留学事業者36社による日本人留学状況調査」の結果、同36社を通して海外留学した人数が64,988人であったことを発表した。
なお、2016年3月に文部科学省が「日本人の海外留学者数」を年間55,350人と発表しているが、これは海外の高等教育機関で学ぶ日本人留学生数のみ反映している。JAOS発表の数字は語学留学や中学・高校留学等を目的とする留学生が主であるため、文科省発表の人数とは別に65000人余りの留学生が存在したことになる。また、JAOS会員事業者以外の留学事業者を通して留学した人、および自分で留学手続きを行った人も相当数存在するため、さらに多くの留学生がいることになる。
64,988人の内訳として、語学留学(3か月未満)が全体の半分以上を占め、次いで中学・高校留学は全体の約2割となった。その他(ボランティア・インターンシップ・語学なしワーキングホリデー)は14%程度であった。また、語学留学についてはアメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス・ニュージーランドの上位5か国で全留学者数の80%を占めた。フィリピンへの留学が5位のニュージーランドに追随し、第6の留学先となった。
(留学プレス編集部)
語学留学等での海外留学者数、2014年度に64,988人を超える

フォローして最新の記事を入手しましょう!