工学院大学が実践する独自の留学プログラム「ハイブリッド留学」が「第21回工学教育賞(実績)」(主催:公益社団法人日本工学教育協会)、および「第11回関東工学教育協会賞(業績賞)」(主催:関東工学教育協会)を受賞した。これらの賞は、日本の工学教育および技術者教育等に対する先導的、革新的な試みにより優れた工学教育を推進・実践している団体に授与されている。受賞したのは建築学部が実施するイギリス・カンタベリー市で行われる「ハイブリッド留学」。
同プログラムではホームステイを通して英語で過ごしながら、専門科目は担当教員が渡航して行うのが特徴。従来、英語のみで専門科目を受講するのは単位取得が容易ではなかったが、語学力の障壁を取り除いた。一方で長期間のホームステイと渡航先で開講される英語教育を通して、語学力の向上を実現した。留学期間のロスはなく、4年間での卒業が可能。同プログラムでは、現地で工学院大学の教員が授業を行うため、日本での授業料に加え留学先の授業料を払う必要がないのもメリットとなる。
プログラム実施は3年次後期であるため、入学後に基礎的なことを一通り習得してから渡航する。それにより現地での学習から得られる成果がより効果的になっている。プログラム参加後のアンケートや調査では、学習意欲の高まりや大学院進学率の上昇などの成果が得られているという。
▼カンタベリー大聖堂
(留学プレス編集部)
工学院大学の独自留学プログラム「ハイブリッド留学」、 日本工学教育協会の「工学教育賞」を受賞。
- 2017年6月5日
- 2021年1月28日
- 留学・ワーホリ

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