日本法規情報株式会社が定年後の 「海外移住に関する意識調査」について発表。その結果、海外移住に興味のある人は3人に1人にのぼることがわかった。(回答者1054人:男性499人、女性555人)
「とても興味がある」「やや興味がある」あわせて全体の36%。
「とても興味がある」「やや興味がある」と答えた人が全体の36%、 「あまり興味がない」と答えた人が28%、 「全く興味はない」と答えた人が36%という結果になった。
検討開始者は35%。
「とても興味がある」「やや興味がある」と答えた回答者に海外移住を検討しているかどうかを尋ねたところ 「既に移住している」と答えた人が1%、「具体的なプランを立てている」と答えた人が1%、「検討している」と答えた人が34%、「興味はあるがするつもりはない」と答えた人が64%という結果になり、具体的なアクションを起こしている層が少なくないことがみえてきた。
理由は「海外の静かな環境」「趣味に適した環境」
「既に移住している」「具体的なプランを立てている」「検討している」と答えた回答者に、定年後の海外移住を検討・実行した理由として最も当てはまるものを聞いたところ、「移住先の静かな環境に惹かれて」と答えた人が33%、「趣味に適した環境だから」と答えた人が18%、 「移住先の刺激のある環境に惹かれて」と答えた人が15%、「移住先の土地の食が好きだから」と答えた人が9%、「新たな出会いがほしい」と答えた人が8%、「移住先が元々思い入れのある土地だから」と答えた人が6%、「その他」が11%という結果になった。
ハードルは「資金」「語学」「治安」
「興味はあるがするつもりはない」との回答者に、海外移住を検討しない理由を聞いた設問では 「資金が足りない」と答えた人が30%、 「語学力に不安がある」と答えた人が24%、「治安が心配」と答えた人が22%、「現地に知り合いがおらず、不安がある」と答えた人が18%、 「すでに日本にコミュニティがある」と答えた人が2%、「興味がない」と答えた人が1%未満、その他と答えた人が3%という結果になり、懸念材料のうち「資金」「語学」「治安」が全体のおよそ8割におよぶ大きな割合を占めている。
(留学プレス編集部)
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