世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds、以下QS)が、卒業後に雇用に強い大学トップ500を発表した。トップは、マサチューセッツ工科大学(MIT)でスタンフォード大学が第2位、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が第3位に入った。
ヨーロッパ大陸でのトップはスイスのチューリッヒ工科大学で第17位、アジアのトップは中国の清華大学で第6位。日本のトップは世界23位に入った東京大学、続いて早稲田大学が世界34位となった。
QSは5つの評価項目(世界中の44,000社に及ぶ雇用者の評価、29,000名の卒業生の活躍、主要企業との共同研究実績、企業などの学内採用活動、卒業生の就職率)を使用し分析。
注目すべきは、就職ランキングはQS世界大学ランキングとは大きく相違していることだ。『高い評判と研究結果を持つ大学』と『就職に強い大学』とが比例するわけではないことがわかる。たとえば、アジアでトップの大学がヨーロッパでも大学ランキング上位の大学を抜いてランク入りしている。
(留学プレス)