アジアの大学上位20校に日本の5大学がランキング入り~QS大学ランキング2018・アジア地域編発表。

アジアの大学ランキングが発表された。QS大学ランキング2018・アジア地域編では上位20校に日本の5大学がランキング入りし、その数は中国、香港、シンガポールを凌いだ。この結果は、韓国(6校)に次ぐ2番目となる。東京大学(13位)は、過去5年に渡り日本国内で最もランキングの高い大学の地位を維持している。
 

アジア地域における調査結果

Table 1: QS University Rankings 2018: Asia (Top 10)

 
・シンガポールの南洋理工大学が1位に。今回初めてシンガポール国立大学(前回1位、今回2位)を抑える結果。
・香港科技大学が3位まで順位上昇。
・香港の大学が、他の4か国に対してトップ10内に最も多くランクイン。
・中国の復旦大学(Fudan University)が4つ順位を上げ、今回初めてトップ10入り。これにより復旦大学のランクは、北京大学(9位)を上回った。
・トップ20位内には香港の大学が4校、シンガポールの大学が2校、中国の大学が3校ランク入り。
・今回QSが評価を行ったのは、アジア地域の17か国/425の大学でこれまでで最多(世界で最も規模の大きい大学評価)。
 

日本国内ランキングは?

Table 2: QS University Rankings 2018: Japan (Top 10)

 
・東京工業大学の順位がこれまで以上に東京大学に迫る結果に。昨年→今年で東京工業大学のスコアは東京大学に対して0.2ポイントの下回り→0.1の差に接近。(東京大学:93.3、 東京工大:93.2)
・大阪大学が順位を2つ上げた。・京都大学が2つ下げたため、大阪大学の順位が京都大学を上回る結果に。
・千葉大学が順位を25上げ98位に。トップ100にランクイン。
・日本の学生は、低い “学生-教員比”(Student-faculty ratio)の恩恵を受けていることがわかった。アジア地域で最も学生-教員比の低い7大学に日本の大学が選ばれた。東京医科歯科大学(今回順位を5つ上げ86位)は、アジア地域全体で最も学生-教員比の低い大学となった。
・今回83校に及ぶ日本の大学がランキング入り。29大学が順位を上げ、38大学が順位を落とした。10大学が新たにランキング圏内に入った。
 
※評価方法
各大学における10項目にわたる独自の評価項目を考慮しながら設計された独自の計算手法を用いている。
評価項目は以下の通り。
・学術的な対外評価(研究の質を評価)
・雇用者からの評価(卒業後の就職先に関する良否を評価)
・“学生-教員比”(Student-faculty ratio)(大学側の指導力を評価)
・教員当たりの論文発行数(研究能力を評価)
・論文当たりの引用数(研究能力を評価)
・国外からの教員比率(国際性を評価)
・博士号を持つ教員(指導力を評価)
・留学生比率(国際性を評価)
・海外からの交換留学数(国際性を評価)
・海外に留学する交換留学生数(国際性を評価)
 
(留学プレス)
 

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