「どのような仕事を求めますか?」という質問に対し、世界平均では「ワークライフバランスが優れている仕事」および「自分の大好きなことができる仕事」を求める傾向があるのに対し、日本においては「好きなことができる仕事」は下位にとどまることがわかった。
また『仕事の機会を得るための阻害要因』を調査したところ、世界の回答が「財政的状況」であるのに対し、日本では「年齢」が1位となった。
世界22か国を対象とし、リンクトイン(LinkedIn)が行った調査「仕事で実現したい機会に対する意識調査(Opportunity Index 2020)」による。
日本は仕事に「好きなこと」は求めない傾向
「どのような仕事を求めますか?」という質問に対し、世界平均の結果では「ワークライフバランスが優れている仕事」および「自分の大好きなことができる仕事」が同率1位で全体の4割を占めた。
また「家族や友達と充実した時間を過ごす」や「身体や精神をアクティブに維持する」も上位にランクイン。世界的にワークライフバランスを重要視している傾向がみられる。
一方、日本においては「好きなことができる仕事」は5位にとどまった。また、2位の「家族や友達と充実した時間を過ごす」では、男性が28%、女性が41%となっており、女性のほうが人との関係を重要視していることもわかった。
仕事チャンスの阻害要因、世界は「財政的状況」日本では「年齢」。
仕事の機会を得るための阻害要因を調査したところ、世界の回答が「財政的状況」であったのに対し、日本では「年齢」が1位となった。年功序列や終身雇用制度が色濃く残る環境の中で、新たな挑戦がしにくいことに対する不安を反映した結果が垣間見える。
(留学プレス)