リンネ大学(Linnaeus University)の特徴を留学生が伝えます!【海外大学留学レポート】

海外大学留学に興味がある方のために、留学生記者が自分の大学をレポートする『海外大学留学レポート』。今日はスウェーデンのリンネ大学(Linnaeus University)留学生の梶原茉結さんからのレポートをお届けします。

リンネ大学(Linnaeus University)は自然豊かな国スウェーデンの南部に位置する2010年に設立された総合大学。「交換留学生は学部に所属しない」「好きな授業を好きなだけ学べる」など、他大学には見られない特徴を持つ比較的新しい大学です。

デンマークの首都コペンハーゲンとスウェーデンの首都ストックホルムの中間あたりに位置しています。スウェーデンのリラックスした文化や環境に囲まれて学生たちはのびのびと生活しています。

本記事では現在リンネ大学で交換留学生として勉強する筆者が、リンネ大学について紹介いたします。

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所属学部はなし。好きなことを好きなだけ学ぶ登録制のシステム

リンネ大学は規模の大きな総合大学。文系・理系合わせて7つの学部、30の専門分野について学ぶことができます。

リンネ大学の学部(2018年3月現在)

ビジネスと経済(Business and Economics)
コンピューターサイエンス/IT(Computer Science / IT)
文化学と社会科学(Cultural Studies and Social Sciences)
デザイン(Design)
健康と行動科学(Health and Behavioral Sciences)
自然科学(Natural Sciences)
科学技術と工学(Technology and Engineering)

英語で開講されている授業とスウェーデン語で開講されているものがあり、現在英語授業だけで約500の授業があります。

リンネ大学の交換留学生には所属する学部がありません。例えば私の日本での専門分野は理系ですが、リンネ大学では自然科学の授業に加えて社会科学の授業も履修しています。正規でリンネ大学で勉強している学生も、学部卒業に必要な単位数の半分は専門分野以外から履修することができます。

世界中から学生が集まるグローバルな大学

リンネ大学は60か国以上から750の大学とのパートナーシップ協定を結んでいます。そのため、毎年1600人以上の学生が世界中から勉強するために集まります。

私が今まで受講してきたクラスも10人前後と少人数ながら4~5国籍の学生たちが一緒に勉強していました。

スウェーデンは移民大国でもあり、キャンパス内だけではなく街中でもインターナショナルな雰囲気を感じられます。

分類学の父、カール・フォン・リンネ(Carl von Linné)からインスパイアされた新しい大学

トキという鳥に『Nipponia Nippon』という学名を付けられていることをご存知でしょうか。

カール・フォン・リンネとはこの『Nipponia Nippon』のような生物の学名の付け方である二名法を確立させた権威のある歴史的なスウェーデンの科学者です。

リンネ大学の名前は、彼のラテン名のカロルス・リンナエウス(Carolus Linnaeus)にちなんで付けられました。

好奇心・創造性を通して科学の基礎を作り上げてきたカール・フォン・リンネ。リンネ大学の名前には、新しい学問の考え方・アプローチを作り上げていきたい、という意味が込められています。

スウェーデン南部に位置するリンネ大学2つのキャンパス

リンネ大学は2010年にヴェクショー大学(Vaxjo University)とカルマー大学(Kalmar University)の統合によって設立されました。そのためスウェーデン南部の2つの街にキャンパスが存在します。筆者は以前はカルマーのキャンパスにいましたが、現在は引っ越し、ヴェクショーのキャンパスで勉強をしています。

ヴェクショーのキャンパスはヴェクショー駅からバスで約10分の場所に位置します。キャンパス内にある寮、教室、図書館、レストラン、パブは全て徒歩5分圏内です。食料品や日用品が必要な場合もスーパーマーケットに徒歩で行くことができます。

ヴェクショーはヨーロッパで最も環境に優しい都市と言われています。森や湖などの自然がとても豊かです。そのため、学生たちがジョギングやウォーキングを楽しむ姿をよく目にします。

▼ヴェクショー・キャンパス付近、凍った湖の風景。

カルマーにはいわゆるキャンパスと言うものが存在しません。街の中の色々な場所に大学の建物が点在しています。

ほとんどの学生が大学や街の中心部まで徒歩で行ける距離に住んでいますが、多くの学生が自転車を活用しています。また港町であり、海のすぐそばに位置しているので夏になると海水浴を楽しむことができます。

▼カルマーのヨットハーバー。このすぐ横にも大学の建物があります。

どちらも美しく、基本的に徒歩のみで生活ができる学生の街です。日本の都会では想像のつかないほどゆっくりと時間が流れています。

「海外生活に不安があるけど留学してみたい」
「自然に囲まれて勉強に集中したい」
「のんびりとした生活を楽しみたい」
「スウェーデンの文化に興味がある」
「色々な国の人と関わってみたい」
「自分の分野だけでなく様々な見識を備えたい」

こんな人達にとっては、注目すべき 大学のひとつ、リンネ大学。リンネ大学で勉強しながら、スウェディッシュライフを満喫するのはいかがでしょうか?

参考:
リンネ大学ホームページ

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