- 2020年12月11日
ドイツで働くアーティストが注視しておきたい「劇場総監督の交代」事情~金子倫子(在ドイツ・メッゾソプラノ)
日本はもとより、周辺のヨーロッパ諸国と比べてもずっと「舞台に立って生計を立てる」ことが現実的なドイツですが、もちろんリスクも存在します。 ドイツには数多く国公立の劇場やオペラ座があります。人口10万人程度の小都市にも市立劇場が存在するのが一般的で、7月から8月にかけての夏休みを除いて一年中さまざまな […]
日本はもとより、周辺のヨーロッパ諸国と比べてもずっと「舞台に立って生計を立てる」ことが現実的なドイツですが、もちろんリスクも存在します。 ドイツには数多く国公立の劇場やオペラ座があります。人口10万人程度の小都市にも市立劇場が存在するのが一般的で、7月から8月にかけての夏休みを除いて一年中さまざまな […]
オペラの本場と言えば何と言ってもイタリア。数多くの名作イタリア・オペラに魅せられて、イタリアへの留学を目指す若手音楽家は日本をはじめ世界各国に多くいます。 ですが、近年の政治・経済的不安のあおりを受けて、イタリア国内では職業音楽家として生きていくことは年々厳しくなってきています。この記事では、そんな […]
ドイツは現在ヨーロッパ諸国の中でも特に、クラシック音楽家にとって活躍の場が多い国として広く認識されています。経済難から芸術文化関連の施設経営が年々厳しくなっているイタリアやフランスと比べ、ドイツは安定した経済力ゆえに、国がしっかりと芸術文化の継承と発展を支援しています。 そんなドイツで音楽留学をする […]
ドイツの劇場は基本的に長期契約で歌手を雇い入れます。年間を通して、所属する劇場での公演に出演を重ねる歌手たちはアンサンブル・メンバーと呼ばれ、様々なタイプのプロジェクトに臨機応変に対応しながら歌っていく能力が求められます。 この記事では、そんなドイツで働くオペラ歌手に、歌唱技術プラスアルファで求めら […]
声楽を志す者にとって、オペラ発祥の地であるイタリアはやはり憧れの国です。イタリアでのレッスンに興味があるという人、または実際に留学を検討しているという人も多いのではないでしょうか。 この記事では、国立音楽院などの学校に入学しなくても、イタリアで個人的に受けることのできるレッスンの種類やその内容、料金 […]
ドイツには数多くの劇場やオペラハウスがあります。そのほとんどが市立、州立などのいわゆる国公立です。それらの劇場と強い結びつきがあるのが、ドイツ国立の舞台芸術家のためのエージェントであるZ.A.V(Zentrale Auslands und Fachvermittlung-Künstlervermit […]
音楽を勉強している学生さんにとって、しばしば悩みの種となるのが練習場所の確保ではないでしょうか。日本の音楽大学周辺などには防音アパートもありますが、イタリアでは状況が異なります。 この記事では、イタリアに音楽留学に行きたいと思っている学生さんや音楽家のための予備知識として、イタリアでの音出し事情を解 […]
ヨーロッパに音楽留学に来る日本人の大多数は、日本国内で四年制大学を卒業した後で留学を決意します。留学のための資金を貯めるために数年間働いたり、奨学金の審査に通るまでに時間がかかったりするケースも珍しくありません。 そのため、留学が決まった時点で20代半ばから30歳前後の年齢になっている人が大半です。 […]
イタリア音楽留学生の多くが直面する問題の一つに、出演のチャンスになかなか恵まれないという点があります。本番の舞台を踏むことは良いプロモーションにもなりますし、日々の練習やレッスンだけでは得られない発見がたくさんあります。「小さいコンサートでもいいからできる限り本番の数をこなしたい」と思っている人も多 […]
ヨーロッパには数多くの劇場付属のオペラ研修所があります。各都市の劇場が、若手歌手育成のためのプログラムとして運営しているこれらのオペラ研修所は、プロのオペラ歌手への近道であり、豊富な経験を積むことのできる貴重なチャンスとなっています。この記事では、そんなオペラ研修所の概要と、応募に際しての注意事項な […]
クラシック音楽を志してヨーロッパに留学する学生や若手音楽家にとって、出来る限りの情報収集をすることはとても大事です。特にキャリアに繋がるコンクールやオーディションの情報は、常に最新のものをチェックしておくことがチャンスに繋がります。 今回は、それらの情報を数多く記載しているサイトを国別に、無料で […]
毎年スイスのルガーノで行われている大規模な夏季音楽研修の催し、ティチーノ・ムジカ(Ticino Musica)。この中に若手の歌手に出演のチャンスがあるオペラ研修所があります。しっかり奨学金が出ますので、若手にとっては「お仕事」と捉えて経験を積むことのできる絶好のチャンスです。 この記事では、そんな […]
イタリアでは、学生でも挑戦できるオペラ出演のためのオーディションが数多く開催されています。 年間通して様々な都市でのオーディションの募集を見つけることができるため気軽に参加できるのですが、残念ながら中には企画団体の資金繰りの手段として実体のないオーディションが行われていることもあります。 この記事で […]
多種多様な芸術家が集まる街ベルリンには、数多くの劇場が存在します。クラシック音楽の有名なスポットも多く、たくさんの演目が連日のように公演されています。 日本のオペラ公演やコンサートとは違い、チケットもリーズナブルに購入することができるため、少ない出費で極上の音楽を堪能することができます。 ドイツで音 […]
クラシック音楽を本場ヨーロッパで学びたいと渇望する音楽関係者や学生にとって、自分が留学に具体的に何を求めているのかをはっきりと見定めるのも大切なことです。 単純に経験としてその後の活動に活かしたいのか、海外で通用するレベルのスキルを身につけたいのか、海外就職に繋げたいのか、思い描く将来設計はひとそれ […]
中期・長期でヨーロッパに留学をする場合、長い夏休みの過ごし方に頭を悩ませる人も多いもの。 語学学校は通年開校しているところが多いとはいえ、その他各種学校を始め、商店なども8月にはヴァカンスに入り、静まり返る町も内陸側には多く存在します。 日本に一時帰国するのも良いですが、せっかくならイタリア […]
イタリアでは大小様々なコンクールが年間通して数多く開催されています。オペラの本場、イタリアで声楽を学ぶならば、コンクールにも積極的に参加すると良いでしょう。 日ごろの鍛錬の成果を試すため、周りの実力を知り自分の目標を定めるため、場数を踏んで精神面を鍛えるため、刺激を受けモチベーションを高めるため […]
プロのクラシック音楽家として働き、生活していきたいと願う人の多くが、近年ではドイツを目指すようになりました。背景には、イタリア、スペイン、フランスなど周辺諸国では、深刻な芸術関連の経費削減などにより、昔と比べて音楽家たちの仕事は激減したことがあります。国からの安定したサポートを受け、数々の国公立の劇 […]
クラシック音楽家にとって、日本で言う芸能事務所のような役割を果たしてくれるエージェントとのコラボレーションはとても大きな力になります。 プロの音楽家として仕事を得るために、様々なエージェントの種類や特色を知り、自分に合った一社を見つけることが出来れば、キャリアへの道はぐんと近づきます。 ここ […]
世界的に有名なオペラの祭典、バイロイト音楽祭。ワーグナーの故郷、バイロイトで毎年夏に催されるこの音楽祭では、ほぼ毎日ワーグナーのオペラが上演されます。 会場となるのは、ワーグナー自身が建築設計から関わったバイロイト祝祭劇場。この劇場は世界でも他に例を観ない、建設されてから現在に至るまで、ワーグナ […]
音楽家の卵がヨーロッパで仕事を得ていくにはどうすればよいか知っていますか?せっかく音楽で留学までして実力をつけたのだったら、やはりヨーロッパで仕事をしていきたいもの。 オペラ歌手として仕事をしていくうえで、エージェントの存在はとても大切です。この記事ではドイツに焦点を絞り、クラシック音楽家のため […]
クラシック音楽を学ぶ人にとって、ヨーロッパは憧れの地です。特にオペラに関心のある人にとってイタリアは聖地のような場所です。 日本国内ではクラシック音楽はどうしても遠い存在であり、本格的に勉強するには限界があります。プロの音楽家を目指すためにも一度は本場で技術を磨きたいと考える人も多いのではないで […]
多くの日本人から愛されているイタリア・オペラ。本場で声楽を学びたいと思う未来の歌手の方々も多いことでしょう。この記事では留学を希望される学生さんや若手歌手のために、事前に知っておいたら役に立つイタリア音楽留学に関する情報をご紹介します。 イタリアの国立音楽院 ・入学試験合格のために イタリア […]
さて、いよいよ最後の【卒業編】。 【これまでの記事】→アメリカの音大ってこんなところ!【入試編】→アメリカの音大ってこんなところ!【カリキュラム編 その1】→アメリカの音大ってこんなところ!【カリキュラム編 その2】 卒業といえば卒論…というのが普通かもしれないが、音大の卒業にはリサイタル開催が必須 […]
→アメリカの音大ってこんなところ!【入試編】→アメリカの音大ってこんなところ!【カリキュラム編 その1】 前回は大学側での一般教育コースについて書いたが、今回はいよいよ音大側からの履修コースについて書こうと思う。 \海外音大に興味が湧いたら/ 音大からもこんなにある!履修コース 音大の履修コースは主 […]
→《前記事》アメリカの音大ってこんなところ!【入試編】 つくづく、アメリカの大学は、卒業後に大学で専攻としていたことを仕事にして食べていけるようにすることを見据えた教育方針なのだろうと思う。実際、「音大にいる間というのはトレーニングなんだよ」というようなことを自分の教授から言われたこともある。オーケ […]
翻訳業は基本、在宅なので家にいることが多いのだが、この2か月間は企業研修の英語講座を受け持っていたため、いつもより外に出て人と話をする機会が多かった。 授業の中でひょんなことからアメリカの大学進学について聞かれたことがあった。自分はそれしか経験がないので、普通のこととしてとらえていたのだが、口に出し […]