ワーキングホリデー(通称、ワーホリ)プログラムは18歳から30歳の人たちを対象に、スペインで1年間、仕事や学校などを自由に組み合わせて滞在できる制度です。
ワーホリを通じてスペインの文化を深く理解し、語学力を向上させ、国際感覚を養うことができます。なかでもヨーロッパの中心に位置しているスペインには唯一無二の文化があり、魅力的な観光地や豊かな歴史といった魅力にあふれています。他のヨーロッパ諸国への旅もでき、ワーホリの渡航先として高い人気があります。
この記事ではスペインのワーキングホリデーについて、申請条件から費用、メリット・デメリットまで、ゼロから詳しく解説します。スペインでのワーホリに興味がある人に向けて必要な情報をわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
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スペインのワーキングホリデーとは?

スペインのワーキングホリデーでは最長1年間滞在することができます。スペインでは仕事もできますし、スペイン語を学んだり、スペインの人たちとの交流のなかで理解を深めることができます。
そもそもワーホリ制度の本来の趣旨は、これから日本とスペインの架け橋となる若い人たちの文化交流を促進すること。まだまだ経済力のない若い人たちでもスペインで暮らせるよう、その補助としてアルバイトが認められています。
スペインのワーキングホリデーの条件
スペインのワーキングホリデープログラムは、18歳から30歳までの人を対象としています。
入国の日から1年間が滞在期限で、年間のビザ発給数は500が上限となっています。
スペインのワーキングホリデーのメリット
地域ごとに異なる個性を持つスペイン。どのエリアを拠点とするかで多彩なスペイン暮らしを経験できます。どの街でどんなスペインライフを送ってみたいのか、途中で拠点を変えて多様なスペインを満喫したいのか、そんなことを考えるだけでワクワクしますよね!
スペインには各都市にたくさんの語学学校があるほか、大学や専門学校も多くあります。どの街へ渡航したとしても学べる環境があります。
また、スペイン語力が高い人はアルバイトができるチャンスがあります。留学費用の負担を軽減することで、各地を旅行したり食を楽しんだり、より豊かなスペイン生活を満喫できますね!
さらに、スペイン語は世界中で広く使われている言語です。スペイン語力を身につけることで、将来のキャリアにもプラスに!
フラメンコやサッカー、スペイン料理、アートなど、スペインだからこそ学べる分野で修行するために、ワーキングホリデーを活用する人もたくさんいます。
技術やトレンドを表面的に学ぶだけでなく、スペインの空気や時間のなかで生活するからこそ肌で得られる感覚があります。人と出会い、その考え方に触れることで、日本にいては見つけられなかった多くのことを学べるのではないでしょうか。
スペインのワーキングホリデーのデメリット
デメリットのひとつとして、郵送でビザ申請ができない点が挙げられます。申請と受取の2回、東京にあるスペイン大使館まで本人が出向かなければいけません。都内近郊にお住まいの人なら問題ありませんが、東京から離れた地域に住んでいる人にとってはわざわざ出向く必要があります。
また、スペイン語が話せない人の場合、なかなかスペインでのアルバイトを見つけるのが難しいという現状があります。スペインの一部地域では失業率が高いこともあり、スペイン語力がまだ高くない人の場合は、現地での収入は見込めないと考えておくほうが無難です。
近年は、日本とのリモートワークをしながらワーキングホリデーする人も増えています。日本の仕事を退職することなく渡航できたり、これをきっかけにフリーランスや自営のお仕事をスタートしたり、自分にあった方法を模索してみましょう!
スペインのワーキングホリデーの申請条件

スペインのワーキングホリデーに参加するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。以下に主な申請条件を詳しく説明します。
年齢制限
スペインのワーキングホリデープログラムは、申請時点で18歳以上30歳以下の日本国籍を持つ人が対象です。
必要な書類
主な書類には次のようなものがあります。2024年7月にスペイン大使館から公式に発表されている情報を元にしていますので、必ず最新情報を大使館ホームページで確認してください。
査証申請書 | 申請者本人がパスポートと同じ 署名をすること。 スペインへの入国日は予定日を記入。 |
写真 | 4.5 x 3.5 cm 1枚 |
パスポートとコピー2部 | スペインへの入国日より1年以上有効 |
住民票 | 発行から90日以内のもので、申請時点で日本に3ヶ月以上居住していること。 |
航空券の予約 | 1年オープンの往復の航空券の予約。 往路のみの場合は復路の航空券代を残高証明書の金額にプラスすること。 |
経済能力の証明 | 最初の数ヶ月間の滞在費用を賄う能力の証明として2000ユーロ相当額以上が必要。 提出書類は次のいずれか1つ・本人名義の残高証明書(発行日から1ヶ月以内の原本) ・本人名義の銀行通帳のコピー |
健康診断書 | 指定病院はなく、大使館作成の雛型どおりに医師が記入、署名、医師及び病院印(別々の印)が捺印。 発行日より1ヶ月以内有効。 |
EX-15 | NIE(外国人登録番号)申請のための申請書 |
NIE申請費用フォーム790-012 | パソコンからアクセスし、個人データを入力・プリント |
NIE申請費 | 1,527円 |
宣誓書 | 申請者本人がパスポートと同じ署名をすること |
旅行日程表(Plan de viaje) | 指定のフォームに大まかな予定を記入。 スペイン語、または英語。 |
無犯罪証明書 | 原本が必要。 過去5年間に居住した国でスペインの法律における犯罪行為を犯していないことを証明する。 |
たくさんの書類が必要となりますので、早めに準備にとりかかりましょう!
申請手続きの流れ
スペイン大使館では、ビザ発給までに約8週間が必要と発表しています。入国希望日の90日前を過ぎれば申請ができます。
余裕を持って適切な時期に申請できるよう準備を進めましょう!
▼申請へのおおまかな流れ
①スペイン大使館のホームページで提出書類を確認する
②申請のための事前予約をとります。
③必要書類を持って大使館に出向きます。
④申請が受理されると、数週間から数ヶ月の審査期間を経てビザが発行されます。追加書類の提出、場合によって領事との面談が必要となる場合があります。
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スペインのワーキングホリデーにかかる費用

スペインのワーキングホリデーに必要な主な費用をご紹介します。
ビザ申請費用
ビザ申請料はかかりませんが、NIE申請費として1,527円がかかります。
渡航費用(航空券代)
コロナ禍でストップしていたスペインへの直行便が2024年10月から成田-マドリッド間で復活します。
他にも、ヨーロッパの各都市経由便、中東やアジア経由便などを利用したフライトがあります。
季節や予約時期によって料金が変動しますが、エコノミークラスの往復で約18万円から25万円ほどを念頭に置いておくといいでしょう。
スペインでの生活費
スペインで必要な生活費は主に、住居費、食費、交通費、通信費などです。特に、首都マドリードやバルセロナなどの大都市では生活費が高くなる傾向があります。
暮らし方によっても異なりますが、1年間で約200万円~250万円程を目安に準備しておく必要があるでしょう。現地で語学学校や舞踊や音楽学校、料理やスポーツなどの専門学校に入学する人は、そのぶんをプラスして計算しておきましょう。
海外ワーホリ保険
補償内容によって異なりますが、1年間の保険料目安として20万~25万円を見込んでおく必要があります。「クレジットカード付帯の保険でいいや」と思っている人もいるかもしれませんが、期間の制限や補償内容が不十分な場合も多く、現地ではたくさんのトラブルが発生しています。
ワーキングホリデー用のプランを各保険会社が用意していますので、必ず加入するようにしてくださいね。
スペインのワーホリQ&A

スペインのワーホリに関するよくある質問とその回答をまとめました。
Q1: スペインのワーホリビザの申請はどのくらい前から開始するべきですか?
ビザの申請は渡航の3〜6ヶ月前から開始することをお勧めします。
Q2: スペイン語が話せなくてもワーホリに行けますか?
ビザ申請の時点でスペイン語能力が求められるわけではありません。しかし、日常生活ではスペイン語が必要です。観光地では英語が通じる箇所も多いものの、郊外や小さな店ではスペイン語しか通じないのが一般的です。現地の語学学校でスペイン語力を伸ばそうと思っている人であってもまるっきりゼロの状態で渡航するのではなく、出発前からスペイン語を学び始めておくことをおすすめします。
Q3: ワーホリ中に他のヨーロッパ諸国に旅行できますか?
シェンゲン協定により、スペインに滞在中に他のシェンゲン協定国への旅行ができます。渡航先の各国の入国条件については、事前に確認してから旅行してくださいね!
Q4: スペインのワーホリビザでは、どのくらいの時間働くことができますか?
スペインの標準労働時間内であれば、ワーホリでの就労時間数の制限はありません。
Q5: スペインのワーホリビザでは、学校に通う期間の制限はありますか?
学校に通う制限はありません!好きなだけ学校に通って学びことができます。
Q6: スペインのワーホリに家族を同伴することはできますか?
スペインのワーホリビザは個人に対して発行されます。家族を同伴する場合は、家族もそれぞれ自分のビザを取得して渡航する必要があります。
Q7: ワーホリでできる仕事はどんなものがありますか?
最も人気が高いのは飲食業、通訳、旅行/観光業などです。スペイン語ができることは必須、加えて英語もできると有利です。
スペインのワーホリについてもっと知ってみよう!
スペインのワーキングホリデーは、1年間をスペインで自由に過ごし、思いっきりスペインを楽しめる貴重なチャンス!事前にしっかりと準備をし、スペインでの素晴らしい経験を楽しんでください。
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