ウィーン大学の特徴を留学生が伝えます!【海外大学留学レポート】

海外大学留学に興味がある方のために、留学生記者が自分の大学をレポートする『海外大学留学レポート』。今日はウィーン大学(University of Vienna)に留学中の金久玲さんからのレポートをお届けします。ぜひ読んでみてください!

オーストリアの首都ウィーンにあるウィーン大学(University of Vienna)。650年という長い歴史を持つこの大学は、ドイツ語圏で最も古い大学です。

ウィーンと言うと「芸術の街」というイメージを持たれているかもしれません。もちろん、芸術や歴史と言った欧州古来の学びを得られるほか、その芸術性あふれるキャンパスにいるだけでも「芸術の街」にいる実感が得られると思います。その一方でノーベル賞受賞者をはじめとする多くの著名人を輩出し、歴史、言語、経済、政治、教育などを含む、全174のプログラムから授業を提供している総合大学としての一面もあります。

アジア研究も盛んで、日本学科も人気学科のひとつです。留学生も多く受け入れており、ドイツ語留学したい人はその留学生受け入れ体制にも注目したいところでしょう。

筆者はウィーン大学に交換留学生として在籍し、言語学を中心に学んできました。本記事では、留学生の目から見たウィーン大学について、ご紹介します。

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創立1365年!ドイツ語圏最古の大学

ウィーン大学は、オーストリア公であったルドルフ4世によって1365年に創立されました。ドイツやスイス、リヒテンシュタインなど、ドイツ語を公用語とする国の中で最も古い大学です。

卒業生の中には、様々な分野におけるノーベル賞受賞者や、心理学者のジークムント・フロイトなどがいます。

長い歴史と伝統のあるウィーン大学ですが、世界中から学生が学びに来ているという国際色豊かな一面もあります。毎年2000人もの留学生を受け入れており、大学の提供する語学コースではドイツ語や英語以外に30以上の言葉を勉強することもできます。

まるで美術館。美しすぎるメインキャンパス

イタリア・ルネッサンス様式の建築が特徴的なメインキャンパスには、大講義室やセミナールームの他にも自習室やカフェ、休み時間にリラックスできる中庭などがあります。

▼ウィーン大学中庭

▼ウィーン大学内観

その中でもひときわ有名なのが図書館。壁一面にぎっしりと並んだ本に、おしゃれな卓上のランプ、そしてガラス張りの天井など、どこを切り取っても絵になるような美しい内装となっています。

▼扉の奥がウィーン大学図書館

メインキャンパスの魅力は大学内にとどまりません。

まず注目したいのはその立地の良さ。オペラ座や市庁舎、国会議事堂などが顔を並べるリンク通り沿いにあり、最寄駅であるショッテントア駅(Schottentor)の目の前に大学があります。

またキャンパスの周りには学生に人気のモダンなカフェもたくさんあり、お昼ご飯を食べたり、コーヒーブレイクをしたりすることもできます。

全174のプログラムから選べる授業

ウィーン大学は、歴史、言語、経済、政治、教育などを含めた9つのトピックを中心に、全174のプログラムから授業を提供しています。15の学部と4の研究センターからなるウィーン大学は、市内に約60もの大学施設を所有します。

・カトリック神学部(Faculty of CatholicTheology)
・福音主義神学部(Faculty of Theology)
・法学部(Faculty of Law)
・経済・経営・統計学部(Faculty of Business, Economics and Statistics)
・コンピューター科学部(Faculty of Computer science)
・歴史・文化学部(Faculty of Historical and Cultural Studies)
・文献・文化学部(Faculty of Philological and Cultural Studies)
・哲学・教育学部(Faculty of Philosophy and Education)
・心理学部(Faculty of Psychology)
・社会科学部(Faculty of Social sciences)
・数学部(Faculty of Mathematics)
・物理学部(Faculty of Physics)
・化学部(Faculty of Chemistry)
・地球科学・地理・天文学部(Faculty of Earth Sciences, Geography and Astronomy)
・生命科学部(Faculty of Life sciences)

・翻訳研究センター(Centre for Translation studies)
・分子生物学センター(Centre for Sport science and University Sports)
・教員教育センター(Centre for Molecular biology)
・スポーツ科学・大学スポーツセンター(Centre for Teacher Education)

アジアの研究も盛んに行われているウィーン大学には、日本の文化や経済などを学ぶことのできる日本学科もあります。日本からの交換留学生は日本学科の学生とバディーを組めるので、ウィーンでの生活のサポートをしてもらったり、ドイツ語と日本語のタンデム(お互いの国の言語を教え合うこと)をしたりなど、安心して楽しく留学することができます。

▼アジア研究の盛んなウィーン大学。日本学科のあるキャンパス内の本屋には、日本語のクラスで使われている教科書や辞書、試験対策の本など全て日本語関連の本がディスプレーされている。

歴史に興味のある人、国際的な環境で勉強したい人、おしゃれなカフェが大好きな人にはぴったりなウィーン大学。伝統的な校舎で、おいしいコーヒーを飲みながら勉強するのは、日本ではなかなかできない経験になるのではないでしょうか?

参考:
ウィーン大学ホームページ

(留学生記者)

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