アメリカ・リベラルアーツカレッジランキング【2026版】名門各校の特徴もまとめてご紹介!

少人数でクォリティの高い教育を行うリベラルアーツカレッジ。卒業生には歴代の元米国大統領をはじめ、ヒラリー・クリントン元国務長官、『欲望という名の電車』の映画監督エリア・カザン、元最高裁判事や大手メディアの編集長、元世界銀行総裁、各国の王族など多彩な世界で活躍する人材を多く生み出してきました。

少人数制で留学生へのケアが行き届き、学生や教師との繋がりも濃いリベラルアーツカレッジへの留学を考えている方も多いことでしょう。

この記事ではアメリカのリベラルアーツカレッジランキング2026年版を、米国ランキング情報の老舗「US News」を参考にご紹介します!

ランキングとともにトップランクの名門各校の特徴、世界大学ランキングとの違い、リベラルアーツカレッジ出身者がなぜ様々な業界から高い評価を得ているのかなども解説しますので、ぜひ最後まで読んで大学選びの参考にしてくださいね!

目次

世界大学ランキングとリベラルアーツカレッジランキングの違い

アメリカには州立大学752校と私立大学1,885校、合わせて2637校の四年制大学があります。(National Center for Education Statistics調べ)世界有数の大学数とその質の高さから、世界大学ランキング上位にはアメリカから多くの大学がランクインしています。

ところが、リベラルアーツカレッジは世界ランキングにはほとんどランクインしていません。なぜなのでしょう?

その理由は「教育内容の違い」。

世界大学ランキングでは研究成果や論文の雑誌引用歴などが大きく反映されています。おのずと、博士課程や研究施設が充実している「総合大学」がランクインしがちです。

一方、リベラルアーツカレッジは学部課程を重視。少数精鋭で「人を育てる」ことに特化しています。世界大学ランキングの指標にはあまり合わないため、一般的な知名度は総合大学にくらべると控えめですが、実は政財界や公的機関などからのリベラルアーツカレッジへの評価は非常に高く、卒業後の平均年収も極めて高い傾向にあります

アメリカ・リベラルアーツカレッジのランキングトップ10をご紹介!

1位:ウィリアムズ・カレッジ(Williams College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、ウィリアムズ・カレッジ

The College Sign, Williams College

ウィリアムズ・カレッジはマサチューセッツ州ウィリアムズタウンにあるトップランクのリベラルアーツカレッジです。学部生約2,000名強の小規模校です。ほぼすべての学生にキャンパス内での寮生活を義務づけています。

合格率はわずか8%!きわめて難易度の高い大学です。卒業後平均の初任給は42,600ドルと、企業からの評価も極めて高い人材を輩出しています。

全米で最も古いカレッジのひとつで、歴史ある大学ならではの伝統行事も開催されています。ウィリアムズ・カレッジでは卒業式のたびに、チャペルのてっぺんから時計を落とす伝統があり、時計が壊れると、そのクラスは幸運に恵まれるという言い伝えがあります。

ウィリアムズ・カレッジには、人文科学、社会科学、科学・数学の3つの専攻分野があります。美術史と経済学の大学院課程もあります。人気の専攻は経済学、心理学、政治学・行政学などです。

ウィリアムズ・カレッジでは学生と教師の比率は7対1と少人数制の授業が徹底されています。また、オックスフォード大学特有の学習スタイルとして知られる「チュートリアル」制を用いています。

卒業生には、『ウォーターフロント』や『欲望という名の電車』の映画監督エリア・カザン、『満州候補』のジョン・フランケンハイマー、フセイン・アガ・カーン王子などがいます。

2位:アマースト・カレッジ(Amherst College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、アマーストカレッジ

Fall at Amherst College Photo by Office of Communications, Amherst College

マサチューセッツ州アマーストにキャンパスを持つアマースト・カレッジは、学生数2000人弱という少数精鋭校。厳格な学風で知られる名門のリベラルアーツカレッジです。

アマースト・カレッジは「ファイブ・カレッジ・コンソーシアム」のメンバーで、このコンソーシアムに加盟する他の大学のコースも履修することができます。コンソーシアムにはスミス・カレッジ、マウント・ホリヨーク・カレッジ、ハンプシャー・カレッジ、マサチューセッツ大学アマースト校といった名門大学が加盟しています。

スポーツにも力を入れていて全米で3番目に古いフットボール競技場や最古の陸上競技場を持っています。「歌う大学」としても知られ、人気のアカペラ・グループがあります。新入生はキャンパス内の7つの学生寮のいずれかに住むことが義務付けられています。

40の専攻分野を持ち、人気の学部は経済学、数学、政治学・行政学です。卒業生には、第30代アメリカ合衆国大統領のカルビン・クーリッジ、モナコのアルバート2世王子、元最高裁判所長官のハーラン・フィスク・ストーンなどがいます。

3位:アメリカ合衆国海軍兵学校(United States Naval Academy)

アメリカ海軍兵学校は、1845年に創立された公立の教育機関です。学生たちは将校の訓練を受け、卒業後の現役勤務と引き換えに、学費は全額米海軍から支給されます。

4位:スワースモア・カレッジ(Swarthmore College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、スワースモア・カレッジ

スワースモア・カレッジは1864年創立、学部生数1,600人のリベラルアーツカレッジです。フィラデルフィア郊外にあるキャンパスには、美しい樹木が溢れています。

元はクエーカー教徒によって設立されたという経緯がありますが、現在は宗教的な所属はありません。スポーツクラブが約20チームあり、マスコットのフェニックス「フィニアスちゃん」が応援しています。

入寮が義務付けられているのは新入生のみですが、キャンパス外で生活する学生は全体の10%未満に留まっています。

スワースモア・カレッジは「トライ・カレッジ・コンソーシアム」に加盟しており、同じコンソーシアム加盟校のブリンマー・カレッジとハヴァフォード・カレッジのコースも受講することができます。

人気の学部は経済学、情報科学、数学、政治行政学などです。リベラルアーツ・カレッジには珍しく、工学部があるのもスワースモア・カレッジの特徴です。

学生が手作りのボートでクリーク下りをする「クラム・レガッタ」や、ライブ音楽、ダンス、食事を楽しむ「ワースストック」など、ユニークな伝統行事が数多くあります。

卒業生には、NASAの宇宙科学局で初代天文学主任を務め「ハッブル望遠鏡の母」と呼ばれるナンシー・グレース・ローマン、元マサチューセッツ州知事で大統領候補にもなったマイケル・デュカキス、元世界銀行総裁のロバート・ゼーリックなどがいます。

同率5位:ボウディン・カレッジ(Bowdoin College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、ボウドイン・カレッジ

ボウディン・カレッジは1794年に創立されたリベラルアーツカレッジで、学部生数は約1,900人です。キャンパスはメイン州ブランズウィックにあり、合格率9%という難関校です。

新入生はキャンパス内に住むことが義務付けられています。

ボウディン大学は、1971年に初めて女子学生が入学するまでは男子校でした。1969年にSATとACTを出願時に選択できるようにした最初の学校でもあります。

ボウディン大学の学生の半数以上が、提携海外大学での1学期間の海外留学を経験しています。経済学、政治行政学、生物学などが人気の学部です。

卒業生には、女性のマラソン史を変えたと言われているオリンピック金メダリストのジョーン・ベノイト・サミュエルソン、作家のナサニエル・ホーソーン、活動家で教育者のジェフリー・カナダ、第14代アメリカ大統領のフランクリン・ピアース、NBCニュースの調査特派員シンシア・マクファーデンなどがいます。

同率5位:アメリカ合衆国空軍士官学校(United States Air Force Academy)

アメリカ合衆国空軍士官学校は、アメリカ空軍の士官学校です。ウェストポイント陸軍士官学校、アナポリス海軍兵学校と並ぶ米軍将校の養成機関です。

同率7位:クレアモント・マッケナ・カレッジ(Claremont McKenna College)

アメリカのリベラルアートカレッジ、クレアモント・マッケナ・カレッジ

Claremont McKenna College Campus

カリフォルニア州クレアモントにあるリベラルアーツカレッジです。創立は1946年で「クレアモント・コンソーシアム」と呼ばれる名門教育機関コンソーシアムのなかの一校です。(クレアモント・コンソーシアム=5校のリベラルアーツ・カレッジと2校の大学院からなるクレアモント地域のコンソーシアム)

徹底した少人数教育と、実践を重視するカリキュラムで知られています。

また、著名人をスピーカーとして招く講演会プロジェクトに定評があります。元アメリカ合衆国大統領のビル・クリントン氏や元U2のボノ、ノーベル平和賞受賞の平和活動家デスモンド・ツツ氏などを講師に迎え、講演後は食事をともにすることもできるイベントです。

同率7位:ポモナ・カレッジ(Pomona College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、ポモナカレッジ

Pomona College Reunion
Pomona College Class of 1985 25th Reunion – Big Bridges Auditorium

ポモナ・カレッジは1887年創立のリベラルアーツカレッジです。学部生総数は約1,800人です。

クレアモント・マッケナ・カレッジと同じく「クレアモント・カレッジ・コンソーシアム」のうちの一校です。

キャンパスはロサンゼルス郊外のカリフォルニア州クレアモントのサンガブリエル山脈のふもとにあります。学生対教員の比率は8:1で、少人数制のクラスと学生と教員の強い結びつきが信条です。

97%以上の学生が14の学生寮に住んでいます。

ポモナ・カレッジには約45の専攻があり、なかでも人気なのはコンピュータサイエンス、経済学、数学、政治行政学、生物学です。

ポモナ・カレッジの学生の半数以上が、約30カ国の提携大学へのへ海外留学をしています。

山にも海にも近いキャンパスの伝統行事は「スキー・ビーチ・デー」!午前中はスキーを楽しみ、午後はオレンジ・カウンティのビーチで過ごします。

卒業生には元ニューヨーク・タイムズ紙の編集長ビル・ケラーや、合唱指揮者として名高いロバート・ショウなどがいます。

同率7位:ウェルズリー・カレッジ(Wellesley College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、ウェルズリー・カレッジ

ウェルズリー・カレッジは1870年創立、学部生数は約2500人のリベラルアーツカレッジです。アメリカ東部の名門女子大学を総称した「セブン・シスターズ・カレッジ」のうちの一校です。

ボストン郊外のマサチューセッツ州ウェルズリーに、湖や森林、樹木園、広々とした牧草地が広がる風光明媚なキャンパスがあります。

大半の学生は4年間を通じて、ウェルズリー・カレッジにある21の学生寮で生活を送ります。

ウェルズリーはマサチューセッツ工科大学(MIT)との相互登録プログラムを実施しています。また、「12大学交換プログラム」の一環として、北東部の他の大学で1学期を過ごすこともできます。

ウェルズリー大学には評価の高い科学専攻があり、全米で2番目に古い物理学研究室もあります。人気の高い学部は経済学、情報科学、政治行政学、神経科学、神経生物学、心理学、生物学などです。

卒業生には、ヒラリー・クリントン元国務長官、マデリーン・オルブライト元国務長官、ABCニュースのキャスター、ダイアン・ソイヤーなどがいます。

同率10位:カールトン・カレッジ(Carleton College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、カールトンカレッジ

カールトン・カレッジは1866年に創立されたリベラルアーツカレッジで学部生数は約2,000人です。

川と歴史ある風情が漂う街、ミネソタ州ノースフィールドにキャンパスがあります。キャンパス内にある天文台には、3台の歴史的な望遠鏡のほか、近代的な望遠鏡が数台あり、授業で使われるほか一般公開されることもあります。

170以上の学生団体のなかには、ジャグリング、キャバレー、クィディッチ、ブルームボール、ドッジボール、サンドバレーボールなどのユニークなクラブも人気です。

新入生は全員キャンパス内に住むことが義務付けられており、約90%の学生が学生寮、シェアハウス、タウンハウスのいずれかで暮らしています。

カールトン・カレッジには40近い学部専攻があります。人気の高い学部は生物学、国際関係学、コンピュータサイエンス、心理学などです。

卒業生には『民主主義の経済理論』の著者アンソニー・ダウンズや元最高裁判事ピアース・バトラーなどがいます。

同率10位:ハービー・マッド・カレッジ(Harvey Mudd College)

アメリカのリベラルアーツカレッジ、ハービー・マッド・カレッジ

On campus at Harvey Mudd College

カリフォルニア州クレアモントにある理系のリベラルアーツカレッジです。「クレアモント・カレッジズ・コンソーシアム」のうちの一校です。

コンピュータサイエンスや工学教育で有名な難関校で、マサチューセッツ工科大学やカリフォルニア工科大学と並び称されるエリート校です。シリコンバレーのテック企業への就職率も高い傾向にあります。

少人数教育を徹底しており、大学博士課程への進学率も高い大学です。

同率10位:アメリカ合衆国陸軍士官学校ウェストポイント(United States Military Academy at West Point)

全米に5つある連邦士官学校の中で最も歴史が古い学校です。士官候補生と呼ばれる学生は訓練中の将校であり、学費は現役の義務を負う代わりに米陸軍から支給されます。

アメリカのリベラルアーツカレッジ・TOP10以降の評価の高い大学

  • バーナードカレッジ(Barnard College)
  • デイヴィッドソン・カレッジ(Davidson College)
  • グリネル・カレッジ(Grinnell College)
  • ミドルベリー・カレッジ(Middlebury College)
  • ウェズリアン・カレッジ(Wesleyan University)
  • ハミルトン・カレッジ(Hamilton College)
  • スミス・カレッジ(Smith College)
  • ヴァッサー・カレッジ(Vassar College)
  • コルゲート大学(Colgate University)
  • ハバフォード・カレッジ(Haverford College)
  • ワシントン・アンド・リー大学(Washington and Lee University)
  • ベイツ・カレッジ(Bates College)
  • コルビー・カレッジ(Colby College)
  • リッチモンド大学(University of Richmond)
  • カレッジ・オブ・ザ・ホーリークロス(College of the Holy Cross)
  • マカレスター・カレッジ(Macalester College)
  • ベレア・カレッジ(Berea College)
  • ブリンマー・カレッジ(Bryn Mawr College)

留学生から人気が高いリベラルアーツカレッジ

リベラルアーツカレッジの多くは学生数を絞った少数精鋭教育を行っています。ほとんどが私立校で、各校が理念を持ち、高い教養を持つ人材を育てることを目指しています。

教師と学生の距離が近く、一人ひとりに目が行き届くことを重視しています。

学生は疑問や悩みがあれば「いつでも相談できる人がそばにいる」という安心感を持って勉強に励むことができます。家族から遠く離れて生活をする留学生にとっても、リベラルアーツカレッジはとても心強い存在です。

リベラルアーツカレッジを卒業すると?

知識ではなく「学び方」を学ぶ

リベラルアーツ教育が目指しているのは、知識の詰め込みではありません。むしろ、横断的に様々な分野を学ばせ、そこで得た知識を組み合わせたり、お互いの良いところを活かす力を養います。

なぜリベラルアーツ出身者が高い評価を得ているの?

ここ数年で、リベラルアーツ教育は大きな注目を浴びてきました。その理由として、グローバルな社会課題がますます複雑になっていることが挙げられます。

気候変動、ウェルビーイング、国際平和、政治、情報テクノロジーの急速な進化など、社会の難しい課題には様々な要因が複雑に絡み合っています。今後、社会に貢献し活躍できる人材には、さまざまな専門分野を掛け合わせて研究し実行に移せるスキルが必須です。

リベラルアーツの横断的な教育環境では現代社会に欠かせない人材を生み出しており、政治・財界・国際機関・教育機関などさまざまな分野で活躍できるポテンシャルを育てているのです。

同窓会組織が強力

学生時代を学内の寮で暮らすことが多いリベラルアーツカレッジ。大規模な総合大学と比べると学内の友人たちとのつながりはおのずと強固なものになります。

また、卒業後の同窓会組織も極めて深くつながっています。将来のキャリアにも大きな力となるでしょう。

貴重な4年間のためにベストな大学を選ぼう

アメリカには魅力的な大学がたくさんあります。それらのなかから自分にピッタリの大学を選ぶのは難しいかもしれませんが、しっかり情報を収集すれば充実した4年間を過ごす大学に出会えるはずです。

自分の経歴となり、一生付き合っていく選択になります。ぜひ後悔のない大学選びに役立ててくださいね!

留学プレス編集部

監修者:留学プレス編集部

株式会社ウィッシュ・ウッドが運営する「留学プレス」編集部。
留学・ワーキングホリデー情報の精鋭が集まった留学オタク集団。
海外の教育機関ガイド、取材・インタビュー、イベントレポートなど多彩な情報を国内外から発信中。

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アメリカ・リベラルアーツカレッジランキングと特徴
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