留学生でもアルバイトができるオーストラリア。また、卒業後に現地で就職し、長期に渡って仕事ができる国でもあります。
そのオーストラリアが2023年7月1日から留学生をさらに人材活用し、より働きやすくする措置を発表しました!
政府発表のポイントは次の2つの変更点です。
- 留学生のアルバイト(就労)時間を2週間で40時間→48時間へ
- 大学・大学院卒業者の卒業後の就労を、特定の職種については現在より2年間延長
現地で少しでもお金を稼ぎながら留学したい人や、ワーキングホリデーの年齢制限を超えてしまった人、また、いずれオーストラリアで腰を据えて仕事をしたい人にとってはチェックしておきたいポイントですね。
要点をまとめましたのでぜひ参考にしてください!
オーストラリア留学生のアルバイト時間制限
オーストラリア政府は、学生ビザで留学している学生の2週間あたりの就労時間の上限を7月1日から『40時間』から『48時間』に引き上げることを発表しました。
なお、2023年2月時点ではコロナ禍の特別措置により、一時的に制限は『なし』となっています。『40時間』から『48時間』への変更はコロナ前の条件からの変更となります。
オーストラリアの大学・大学院留学生の卒業後就労年数延長
7月1日から、オーストラリアで大学や大学院を修了して学位を取得した留学生は、卒業後に働くことのできるビザ「Temporary Graduate Visa (subclass 485)」で現在よりも2年間長い期間就労できるようになります。
2年間の延長措置に該当するのはおもに医療、教育、工学、農業分野など、政府が定める職種に限って適用となります。
延長の対象となる職業と関連する資格の一覧はこちらをご覧ください。
該当分野の学生は次のような延長措置の対象となります。
- 学士号:2年→4年
- 修士号:3年→5年
- 博士号(全員):4年→6年
留学生を戦力に!人手不足の分野に優秀な留学生を積極的に人材活用
オーストラリアでは人手不足解消の切り札として、スキルの高い留学生の全面的な人材活用をする方針を固めています。これによってオーストラリア企業の人材活用をバックアップするとともに、パンデミックで痛手を被った国際教育部門の再建にも役立てたいとしています。
現在はオーストラリアが最も必要とする医療、教育、工学、農業分野が中心となっています。今後、対象となる技能は毎年検討され、労働市場の状況に応じて随時更新される予定です。
ジェイソン・クレア教育相は次のようにコメントしています。
「この措置はオーストラリアが必要とする技能や資格を提供するだけでなく、留学先としてのオーストラリアの魅力を高め、国際教育セクターの回復を助け、オーストラリアの教育輸出による収益を増加させることになります。」
またクレア・オニール内務大臣も「オーストラリアで教育を受けた学生がより長く滞在し、経済に貢献できるようにすることは、我々全てに利益をもたらします。」とコメントしています。
海外で働きたいと思っている人、収入を得ながら留学したいと思っている人は、オーストラリア留学を今後もチェックしてみてくださいね!
(留学プレス編集部)