アメリカと日本の大学授業の違いとは?日本人留学生が授業についていく方法

アメリカの大学での授業は、日本の大学とは大きく異なります。授業時間をはじめ、先生と学生との距離や学生の授業参加なども違います。

日本人留学生でもアメリカの大学で良い成績を取ることはできます。私も自分なりの工夫をしてGPA3.9を取ることができました。次の学期ではさらに改善を加えていきたいと思っています。

アメリカの大学にもいろいろあると思いますが、この記事では私の在籍するカリフォルニア州立大学モントレーベイ校を例にアメリカの大学授業の形態について、また、私がクラス受講で実践した方法をご紹介します。

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日本との授業形態の違い

アメリカと日本の大学授業の違いとは?日本人留学生が授業についていく方法

時間

日本の大学では、1時間目、2時間目という風にほとんどの授業が同じ時間で区切られていると思います。しかし、アメリカの大学では授業時間が統一されていません。

10:00-11:15のクラスもあれば、11:00-12:15のクラスもあります。そのため、時間割を組むときは各授業の曜日と時間を確認し他と被らないように調整する必要があります。

1つのクラスは週150分が基本です。150分連続のクラスもあれば、75分×別曜日に2回というクラスもあります。

私も月曜に75分+水曜に75分というクラスがあり、他の授業と被らないよう時間割を組むのに工夫が必要でした。

Canvasアプリ

カリフォルニア州立大学モントレーベイ校では、授業資料や連絡事項はすべてCanvasというアプリで管理されています。

Canvas Student – Google Play のアプリ

シラバスの閲覧やオンデマンド授業動画、課題の提出まですべてこのアプリで行われます。

私は日本でも使用したことがあったため戸惑うことはありませんでしたが、使ったことがない方でも簡単に操作できると思います。最初の授業でCanvasの使い方を提示してくれる先生もいるので、わからないことがあれば直接聞きに行きましょう。

学生の発言数

私が取っていた人文・コミュニケーション(Humanities and Communication)のクラスは、学生が自由に発言して成り立つものがほとんどでした。先生に当てられたり自ら発言したりと様々ですが、日本で黙々とノートを取るような授業とはずいぶんと様子が異なります。

しかしビジネス(Business)専攻の友人は1クラスの学生数が多いため、そこまで授業で発言することはないと言っていました。このように、学部やクラスの規模によって授業形態は大きく異なります。

また、同じ名称の授業でも複数の先生によって開講されている場合があります。私は友人と同じ授業を友人とは違う先生の下で取っていましたが、私の先生の方が学生の発言を求めていたようです。

先生との距離

私が取っていたクラスでは、先生と学生の距離が近いものが多かったです。授業前の世間話は当たり前です。「授業以外でも困ったことがあったら訪ねてきてください。お茶でも飲みながら話しましょう。」と言ってくれる先生もいました。

日本の大学でも学生との距離が近い先生と出会いましたが、カリフォルニア州立大学モントレーベイ校の方がその人数が多い印象です。

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GPA3.9を取った方法

アメリカと日本の大学授業の違いとは?日本人留学生が授業についていく方法

予習

予習ありきで授業の発言も求められるため、必要不可欠です。私はレベルの低い基本の授業を取っていたので、教科書を15ページ前後読む程度の予習をしていました。

それだけでなく、私はCanvasを活用した予習もしていました。その日の授業資料が15分前位にCanvasで公開されていると、授業開始の10分前に教室に行き授業内容や聞かれそうなことを把握していました。

このおかげで授業の理解度が飛躍的に上がり、あてられた際もスムーズに答えることができました。

クラスメイトの連絡先ゲット

授業や課題で分からないことがあった時、クラスメイトの連絡先を持っていると非常に安心です。もちろん先生に聞く事も出来ますが、クラスメイトに話しかければ友達になるきっかけにもなります。

ペアワークの相手や同じグループになった学生がいたら、ぜひ話しかけてみてください。

授業後の質問

もしわからないことがはっきりしているなら、その場で先生に聞くのが一番早い方法です。しかし、授業が終わるとすぐに教室を出て行ってしまう先生もいます。

そのため授業後の質問は緊急で簡潔なものにし、時間がかかりそうなものは直接先生のオフィスに聞きに行く方がいいと思います。

各先生が学生のためにオフィスアワーを設けています。指定された曜日と時間にその場所に行けば先生が待機しているので、授業がわからなかったときはオフィスアワーを活用するのが良いでしょう。

課題

プレゼンの準備等でない限り、課題はすべてCanvasアプリ上で提出します。授業中に言及されなくてもCanvas上では課題があったりするので、こまめにチェックしていました。

私が取っていたクラスはエッセイがほとんどで、1つ2、3時間かかっていました。他のクラスでは小テスト等もありました。時間管理がとても重要です。

秋学期に向けての改善点

授業内での発言

その場で聞かれたことに対して即座に応えるのは本当に難しいです。当てられた時に、えっと…と言ったまま考え込むことが何回かありました。あの時の静寂は地獄です(笑)今後は、そもそも質問が分からなければ聞き返したり、わからなければ「わかりません。」とすぐに反応したいです。

逆に、自由発言の時は他の学生が話している時に考える時間があるので、時間内に答えができれば後は発言するだけです。間違いを恐れずに発言していきたいです!

クラスメイトとの交流

連絡先をゲットすることはもちろんですが、授業前後にもっといろんな人に話しかければよかったなと思います。当たって砕けろくらいに思い切って声をかけていこうと思います。

課題にかける時間

だいたいのエッセイは2、3時間で終わりますが、少し重めになると構成から添削まで2日かかることもありました。

授業中に内容をきちんと理解し何を求められているのかを把握して、効率的に課題ができるようになることが目標の1つです。

自分に合ったやり方を見つけよう!

初めての海外での授業は不安なことばかりでした。しかし、自分なりのやり方を見つけたことで、最後まで授業についていくことができました。

皆さんもいろいろと試しながら、これだ!と思える方法を見つけてみてください。

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