ジョージメイソン大学 (George Mason University)は、約35,000人の学生が通うバージニア州の州立大学。そのうち、約10,000人が大学院生として在籍しています。
大学名はアメリカ合衆国建国の父の1人であり、バージニア権利憲章を起草したジョージ・メイソンにちなんで名づけられました。
バージニア州内に4つのキャンパスを持つジョージ・メイソン大学はアメリカの首都ワシントンDCにほど近い場所に位置しています。首都近郊という立地は、学生のインターン先や講師の起用といった面で他の地域と一線を画しています。それは政治や外交に将来携わっていく人材を育成する専攻プログラムにも表れています。留学生受け入れにも積極的で、2000人の留学生を支える語学教育プログラムも注目されています。
本記事では現在ジョージメイソン大学でアーツマネジメントを専攻する筆者が、ジョージメイソン大学の特色についてご紹介します。
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アメリカの首都ワシントンDC近郊に位置する大学院
ワシントンDC近郊という土地柄ならではの一番の特徴は、在学中のインターンシップ先に大統領府や世界銀行、スミソニアン協会という国の機関などが選べること。大学院での授業は、ノーベル経済学賞を受賞した経済学者やパフォーミングアーツ協会の取締役など、幅広い分野で活躍する教授が教壇に立ちます。
そうした教授に、授業外でもキャリアの相談にのってもらえたり、推薦状を書いてもらえるといった点で、政治・経済・国際協力の分野に興味のある学生には理想的な環境と言えるでしょう。
それぞれの分野の専門性を高める学部
ジョージメイソン大学には合計13の学部がありますが、筆者の在籍しているアーリントンキャンパスでは次の8つの学部から選ぶことができます。(2018年8月現在)
・経済学 (Economics)
・法律学 (Law)
・アーツマネジメント (Arts Management)
・公共政策 (Public Policy)
・教育と人間開発 (Education and Human Development)
・紛争分析と解決学 (Conflict Analysis and Resolution)
・人文社会学 (Humanities and Social Sciences)
・人間総合科学 (Health and Human Sciences)
上記の通りアーリントンキャンパスでは、政治や外交の世界で働く人材を育成するためのプログラムを用意しています。そのため、学部を卒業してから社会経験を積んだ人や定年間近で新しい分野に取り組む学生が多くいます。
ジョージメイソン大学は、州最大の大学でありながら少人数のクラスを徹底。1クラスの学生数は最大でも20名です。留学生でも授業中に発言しやすい環境であり、教授からサポートを受けることができます。
2000人の留学生を支える語学プログラム
ジョージメイソン大学は秋学期と春学期の2セメスター制。毎学期のはじめには留学生のためのオリエンテーションを開催しています。慣れない土地で不安な留学生のために、アメリカの文化や大学でのルールを学んだり、アクティビティを通して友達を作る機会があります。
私が参加した2017年の秋には、チームごとにキャンパスでスタンプラリーが行われました。インドやホンジュラス、アイルランドなど日本ではなかなか出会うことのできない国籍の生徒も参加しています。
また、入学時に英語力が心配な学生も「イントゥーメイソン」(INTO MASON) という制度を利用して、単位を取りながら語学の授業を受けることができます。ジョージメイソン大学では、約半数の留学生がイントゥーメイソンで勉強しながら、専門分野を学ぶ準備をしています。
自然と都会が溶け合う街
キャンパスのあるアーリントンという街は、ワシントンDCの中心部まで地下鉄で15分という距離にあります。多くの学生は、学業の合間にワークショップやボランティア活動に参加しています。
アーリントンは、自転車や電動スクーターの使用を推奨する街です。その理由は、街の近くに自然豊かな公園やトレイルがあるためです。街中には自転車専用の道路が設置されており、利用者も多いです。
普段は都心でインターンシップや勉強に勤しむ学生も、休みの日には自然の中で疲れを癒すことができます。
はじめての留学で心配の方にも安心な語学プログラムを持つ大学。国際政治の繰り広げられる舞台を間近に感じながら、留学でしかできないことに挑戦してみたい方はジョージメイソン大学で勉強してみてはいかがでしょうか?