マレーシアのおすすめインターナショナルスクール一覧!教育内容から多様性まで教育移住をプロが徹底解説

英語力を自然に身につけてほしい」
人種や背景にとらわれない感覚を身につけてほしい」
世界で勝負できる人に育ってほしい」

そのような思いから、マレーシアへの教育移住やインターナショナルスクール留学に関心を持つご家庭が年々多くなっています。

マレーシアは東南アジアの中心に位置し、英語が公用語のひとつとして日常的に使われている国です。欧米の教育水準を誇るインターナショナルスクールが集まる「アジアの教育ハブ」としても世界各国から注目を集めています。

円安や世界的な物価高騰が続く今、費用面でも欧米留学より現実的です。日本から直行便でわずか6〜7時間という地の利も魅力のひとつです。

この記事では、マレーシアの教育環境の基礎知識から、プロが厳選したおすすめインターナショナルスクール6校の詳細情報、学校選びの秘訣や落とし穴まで、教育移住を検討するご家庭に必要な情報を徹底解説します。

ぜひ最後までごゆっくりご覧ください!

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目次

【1分でわかる】マレーシア教育移住で知っておきたい7つの基礎知識

英語+αで学べる!アジアで随一の多文化環境

マレーシアはマレー系・中国系・インド系が共存する多民族国家。英語は公用語のひとつとして日常的に使われています。

インターナショナルスクールでも、もちろんすべての授業が英語で行われます。

さらに、学校によっては中国語・マレー語・日本語など複数の言語に触れる機会があります。英語だけでなく多言語・多文化に自然に慣れ親しめる環境が整っているのはマレーシアならでは。

「アジア人としてのアイデンティティ」を大切にしながら学べる点も、日本人の保護者から高く評価されているポイント。

西洋一辺倒だった従来の欧米留学と異なり、自分のルーツに誇りを持ちながら成長していくことで、多様な価値観を持つグローバル人材へと育っていきます。

欧米留学より現実的なコスト

マレーシアのインターナショナルスクールの年間学費は幅が広く、おおよそ400万円〜700万円以上とさまざまです。

英国名門校の現地分校では年間700万円を超えるケースもありますが、アジア系の英国式カリキュラム校であれば400万〜500万円程で質の高い教育を受けることが可能です。

学費高騰が続くイギリスやアメリカのボーディングスクールが年間1,000万円を超え、スイスに至っては年間2000万円にのぼることを考えると、同水準の教育をより現実的なコストで選べるのがマレーシアの大きな強みです。

世界基準のカリキュラム

マレーシアのインターナショナルスクールが採用する主なカリキュラムは次の3種類です。

英国式
(IGCSE・Aレベル)
・苦手科目より得意を深める方針
・批判的思考力を育成
・主な進学先はイギリス、ヨーロッパ、オセアニア、マレーシアの大学
米国式
(高校ディプロマ)
・幅広く横断的に学ぶリベラルアーツ型
・IBディプロマ校も
・主な進学先はアメリカ、カナダ、マレーシアの大学
オーストラリア式・コースワークと試験の組み合わせをメインとしたバランス型
・主な進学先はオーストラリア、ニュージーランド、英国、アジアの大学

日本からの近さ

日本(東京・大阪)からクアラルンプールまで、直行便で約6〜7時間。時差もわずか1時間です。

親御さんが定期的に訪問しやすく、緊急時にも迅速に対応できます。

欧米留学と比較した場合の安心感は、特に小中学生のうちに子どもを送り出すご家庭にとって大きな決め手になることも多い傾向があります。

マレーシアと日本:教育環境の違いを比較

「なぜ日本ではなく、マレーシアで学ぶのか?」

留学を検討する方が必ず直面するのがこの問いです。

次の比較表を元に、皆さまのご家庭の教育方針についてちょっと考えてみてはいかがでしょうか?

日本にいながらマレーシアに一時期留学をしたり、またはその逆という選択肢もあります。「日本か、マレーシアか?」という二者択一以外のルートも合わせて検討してみてください。

授業スタイル▼日本
・講義中心・先生が教える

▼マレーシア
・生徒参加型
・自分で考える
評価方法▼日本
定期試験と授業態度

▼マレーシア
課題、プレゼン、試験の総合評価
クラス人数▼日本
30〜40名程度

▼マレーシア
10〜25名程度
言語環境▼日本
日本語中心
(ただし国内インターナショナルスクールであれば英語)

▼マレーシア
英語(+多言語)
多様性▼日本
比較的均質

▼マレーシア
多国籍/多文化
コスト(年間)▼日本
数万円(公立)~800万円(私立インターナショナルスクール)

▼マレーシア
400万〜700万円以上(校種による)

インターナショナルスクール卒業後の進路は?

マレーシアのインターナショナルスクールを卒業した学生たちは、イギリス・オーストラリア・アメリカ・カナダ・ヨーロッパ・マレーシアなど世界中の大学へと進学しています。

学校が採用しているカリキュラムによって、進学しやすい国が異なります。

また、日本の難関大学への帰国生入試・総合型選抜での進学もポピュラーな選択肢のうちのひとつです。

教育移住で得られる子どもの成長とは?

インターナショナルスクール留学では、学業面だけでなく、異文化での生活を通じて自然に育まれる力がたくさんあります。

実践的な英語力
・密な人間関係のなかでのコミュニケーション力
・多様な背景を持つ友人との協調性
・自分の意見を論理的に伝えるプレゼンテーション力
日本を外から客観的に見るグローバルな視野
困難を乗り越える問題解決力
自分で考え行動する自立心

マレーシアのインターナショナルスクールおすすめ6校

ここからは、日本人留学生にも人気の6校を厳選してご紹介します!

費用感・カリキュラム・サポート体制など、学校ごとの特色を詳しく解説しますので、ぜひお子さんの状況に照らし合わせながらご覧ください。

一人ひとりに寄り添う少人数教育|パインヒルズ・インターナショナルスクール

【プロの視点】
「みんな違ってみんないい」を体現する学校です。
発達上の課題を抱えるお子さんにも専門家チームがサポートし、インクルーシブ教育を徹底しています。
英語力だけでなくお子さんの個性を大切にしてくれる環境を求めているご家庭にとっての強い味方となる学校です。

学校名Pine Hills International School
設立年2001年
所在地・クアラルンプール・スバンジャヤ・チェラス・シャーアラム・プタリンジャヤ
カリキュラム英国式(ケンブリッジIGCSE・Aレベル)

①学校の哲学「HENKAN(変換)」メソッドとは?

パインヒルズ・インターナショナルスクールの最大の特徴は、日本語の「変換・変革」を意味する「HENKAN」という独自の教育哲学です。

コミュニケーション力や誠実さ、責任感を育み「勉強ができればそれでいい」ではなく、生徒一人ひとりの強みを尊重する姿勢が凝縮されています。

マレーシア前政権が提唱したルック・イースト(Look East)政策の影響とイギリス式教育の良さを融合させた理念で、日本へのリスペクトと西洋のリーダーシップを含む考え方です。

②特別支援教育(インクルーシブ教育)が充実

パインヒルズには、スピーチセラピスト・作業療法士・理学療法士・行動療法士・心理カウンセラーなどの資格を持つ専門家スタッフが在籍し、学習面だけでなく発達・情緒面からも包括的にサポートする体制を整えています。

また、エリートだけを養成するのではなく、多様な学生が自然に溶け合う環境のなかで他者を思いやりサポートし合う人間力を育てていきます。

③日本人学生の状況と入学基準

幼児〜小学3・4年生クラスを中心に5〜6名程度の日本人学生が在籍しています。1タームからの短期留学にも対応可能で、日本への帰国後を見据えた柔軟な留学スタイルが取りやすいのも特徴です。

入学には過去2年間の成績証明書・学校からの推薦状・基礎学力テスト(英語・数学など)・オンラインまたは対面での面談が必要です。

進学実績に定評のある実力校|スリ・KDUスクールズ

【プロの視点】
世界トップ100大学へ合格する卒業生がいるほか、マレーシア初のISQMゴールド認定を持つ実力校です。
英国式カリキュラム(IGCSE・Aレベル)とIBカリキュラムに加え、ICT教育やプロジェクト型学習を積極的に取り入れているので、学業だけでなく21世紀型スキルをバランス良く育てたいご家庭に向いています。

学校名Sri KDU Schools
設立年2003年
所在地・クラン・コタダマンサラ・スバンジャヤ・ペナン
カリキュラム英国式(IGCSE・Aレベル・IBディプロマ)

①マレーシア初のISQMゴールド認定

2017年、スリKDUコタダマンサラ校は、英国のEducation Development Trustが運営する「国際学校品質マーク(ISQM)」においてマレーシアで初めてゴールド認定を取得しました。

同年、英国式教育の普及と質向上を目的とするFOBISIA(アジア英国式国際学校連盟)にも加盟。国際基準での高い評価を持つ学校です。

②ICT教育に熱心

スリ・KDUは情報通信技術をカリキュラムに組み込み、生徒に最先端のデジタルスキルを身につけさせることを重視しています。

クラン校は東南アジア初のMicrosoft旗艦校に指定され、2022年には2年連続でMicrosoftモデル校にも選ばれています。

③全人教育

各生徒に「アカデミックメンター」と「パストラルチャンピオン」と呼ばれる個別サポート体制があり、学業面と人間的成長の両面を丁寧に見守るシステムがあります。

批判的思考・創造力・リーダーシップ・チームワーク・デジタル力など、学力と並行して「人間力」を育てる姿勢を根幹としています。

④進学実績

世界ランクトップ100大学をはじめ、イギリス・アメリカ・オーストラリア・マレーシアなど幅広い国への進学実績があります。また、2012年にはコタダマンサラ校がPISA(国際学力調査)で65か国中のトップクラスに入っています。

米国式カリキュラム|インターナショナルスクール・オブ・クアンタン

Kuantan International School

【プロの視点】
全校生徒150名以下のアットホームな小規模校で、家族経営の温かさが際立ちます。
アメリカのハイスクールディプロマが取得でき、北米の大学進学を視野に入れたご家庭や、1タームの短期留学を検討しているご家庭にも向いています。

学校名International School of Kuantan
設立年1996年
所在地パハン州クアンタン
カリキュラム米国式(アメリカン・ハイスクールディプロマ)

①アメリカの高校卒業資格を取得

アメリカのカリキュラムに基づき、ハイスクールディプロマ(米国の高校卒業資格)を取得できます。アメリカ・カナダの大学へ進学した卒業生もおり、北米への進学を考えているご家庭に向いています。

また、リベラルアーツ型のカリキュラムで幅広く学べるため、これからの成長のなかで進む道を探していきたいというお子さんに向いている学校です。

②小規模校ならではのきめ細やかなサポート

全校生徒が150名程度のため、先生と生徒の距離が近く、個別対応が行き届きやすい環境です。

日本人学生の在籍は小学生を中心に毎年3〜4名程度。近隣に日系企業があるため、駐在員家庭のお子さんも一定数在籍し、日本人コミュニティとのつながりを保ちやすいです。

③短期留学にも対応

1タームからの留学に対応しています。日本の学校に在籍しながら短期で海外での教育を体験したいご家庭や、まず環境に慣れてから長期留学を検討したいお子さんへの入門校としても注目したい学校です。

④海に面した自然環境

クアンタンは南シナ海に面した美しい海岸線を持つ港町です。海岸沿いは手つかずの白砂ビーチが広がります。

また、周辺にはマレーシアならではの豊かな生態系が息づいていて、アウトドアが好きなお子さんにはピッタリです。熱帯雨林でのトレッキング・野生動物の観察・マングローブクルーズなど、都市の喧騒から離れた落ち着いた環境でのびのびと成長できます。

英国伝統の名門校|エプソム・カレッジ・マレーシア

学校名Epsom College in Malaysia
設立年2014年
所在地ネグリ・センビラン州バンダル・エンステック
カリキュラム英国式(IGCSE・Aレベル)

【プロの視点】
英国本国の名門校エプソム・カレッジのアジア分校。2027年の東京校開校でも話題の学校です。
COBIS(英国国際学校評議会)のダブルビーコン認定という最高水準の認定を受けており、世界トップクラスの証明ともいえる称号を持ちます。
費用が年間700万円を超えるハードルはありますが、英国一流大学への進学を本格的に目指すご家庭には、英国より費用を抑えつつ本校と変わらない教育を受けられる点は注目ではないでしょうか。

①英国本国と変わらない教育水準

エプソム・カレッジはイギリスで「インディペンデント・スクール・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことのある名門校です。

エプソム・カレッジ・マレーシアはその分校で、英国人教師が90%以上を占め、本国と同水準の授業を受けることができます。

②COBISダブルビーコン認定

イギリスの国際学校協議会(COBIS)によるビーコン認定は、450以上の加盟校の中でも特に優れた学校に与えられる最高位の認定です。

エプソム・カレッジ・マレーシアは「学生の福祉」と「リーダーシップ」の2つの分野でビーコン認定を受けており、マレーシアで唯一ダブルビーコンを持つ学校です。

③スポーツ・芸術教育が充実

90エーカーを超える広大な敷地にプロレベルのアスリートを育成できるスポーツ施設を整えています。マレーシア国内外のさまざまなスポーツ協会に所属し、幅広い競技に参加できます。

また、美術や音楽教育にも力を入れています。芸術面で優れた才能を発揮する学生には奨学金制度も整っています。

大学と同じキャンパス|マーサ・インターナショナルスクール

学校名Mahsa International School
設立年2017年
所在地バンダル・サウジャナ・プトラ(クアラルンプール郊外)
カリキュラム英国式(IGCSE・Aレベル)

【プロの視点】
いわゆる「エリート養成校」というよりは、費用と教育の質のバランスが取れた良質校です。
大学・大学病院と同じ敷地にあることから、医療アクセスや大学施設の利用など、留学生活の安心感という面での強みも見逃せません。

①教育グループ企業運営のインターナショナルスクール

マーサ・インターナショナルスクールは「MAHSA(マーサ)」グループという教育グループ企業が運営する学校です。マーサ・グループはマーサ大学を中核としたマレーシア企業で、大学のほかにメディカルセンター、研修コンサル企業などを運営しています。

マーサ・グループの強みは社会と密接につながった実践教育です。マーサ大学は臨床に強い医学・看護学・歯学部を中心に、英国ほか世界各国のとのダブルディグリー制度などを備えて、即戦力を育てる大学として知られています。

②ドルトムント公式サッカーアカデミー

ドイツ・ブンデスリーガの強豪「ボルシア・ドルトムント」とマーサはサッカー教育を通じたパートナー関係を締結し、公式サッカーアカデミーを開催しています。ドルトムントのプロフェッショナルコーチから、ドイツのサッカーテクニックを通じたスポーツ教育を受けることができます。

③比較的抑えめの学費

マーサ・インターナショナルスクールの年間学費は450万〜500万円ほど。英国式カリキュラム(IGCSE・Aレベル)で世界基準の資格を取得することを考慮すると比較的コストを抑えられるのが特徴です。

オーストラリアの卒業資格を取得|ペニンシュラ・インターナショナルスクール

学校名Peninsula International School Australia
設立年2018年
所在地シャーアラム(クアラルンプール近郊)
カリキュラムオーストラリア・ビクトリア州カリキュラム(Foundation~Year 12)

【プロの視点】
オーストラリア・ビクトリア州のカリキュラムと卒業資格を取得できるマレーシアで唯一の学校です。
オーストラリアやニュージーランドへの進学を考えているご家庭に最適です。

①オーストラリア名門校のマレーシア校

ペニンシュラ・インターナショナルスクール・オーストラリアは、オーストラリア・ビクトリア州の名門ボーディングスクール「ペニンシュラ・グラマー」のマレーシア分校です。「オーストラリア人が子どもを育てたい州」に選ばれているビクトリア州の教育カリキュラムを実践しています。

②豪州卒業資格を取得して世界の大学へ

11年生・12年生で、VCE(ビクトリア・サーティフィケート・オブ・エデュケーション)を取得。この資格はオーストラリアの大学入学資格というだけでなく、ニュージーランドやヨーロッパ、米国の大学への進学資格ともなります。

「試験+課題(コースワーク)」のハイブリッド評価方式が特徴で、テストが苦手なお子さんにも公平な評価が受けられるのが魅力です。

③STEM教育に強み

ペニンシュラ・インターナショナルスクールでは科学や技術に関心の高い学生のためにSTEM科目に力を入れています。

ワールド・オブ・ロボティックス社というSTEAM教育専門の企業にSTEM科目の通常カリキュラム指導を委託。独自の専門教材と児童指導の資格を持つ講師を招聘して、生徒の興味を広げ、スキルを伸ばします。

各校の学校情報をお届けします!

プロに聞く!マレーシアのインターナショナルスクール留学を充実させる秘訣

ワールドコンパス|アフィニティ留学|平田さん

ここからは、ボーディングスクール留学を有意義なものにするために、プロの視点からお話を伺います。

質問に答えてくださったのは、株式会社ワールドコンパスの平田智義さんです。

これまでに7000名以上をカウンセリングしてきた平田さん。ブリティッシュカウンシル認定上級カウンセラーに加え、国家資格キャリアコンサルタント資格を持ち、留学後の進学やキャリアまでを見据えたカウンセリングで、多くのグローバル人材を生み出してきました。

カリキュラムの違い(英国式・米国式・豪州式)

平田さんによると、マレーシアのインターナショナルスクールで「英国式」カリキュラムを行う学校には次の2つのタイプがあるとのこと。

米国式、豪州式もあわせて、各カリキュラムを解説して頂きます!

英国式① 英国名門校のマレーシアキャンパス

平田さん:英国本校がそのままマレーシアに設立した分校がこれにあたります。代表例としては、エプソム・カレッジがあります。

指導者は英国の訓練を受けた英国人教師が中心で、英国本校と同等水準の授業を受けられます。

マレーシア特有の英語アクセントが気になる方、イギリス英語を習得したい方に向いている環境と言えるでしょう。

ただし、費用は年間で最低でも700万円以上とだいぶ高め。
また、日本人留学生だからといって格別の個別配慮があるかという点では、他のスタイルの学校と比べると控えめと考えておいてください。

英国式② 英国カリキュラム採用のアジア系スクール

平田さん:英国カリキュラムを取り入れながらも地元マレーシアの教師を中心に運営している学校です。代表例は、パインヒルズやスリ・KDUですね。

費用は英国分校型の半額から3分の2程度と抑えめで、中国語・日本語などアジア圏留学生の母国語に触れる機会もあります。

アジア人としてのアイデンティティを大切にする姿勢が強く、特に幼少期から留学するご家庭には「面倒見の良さ」という点で向いていることが多いです。

③アメリカ式

平田さん:アメリカ式を選ぶご家庭は、北米(アメリカ・カナダ)への大学進学を視野に入れているケースが多いですね。

リベラルアーツ型のカリキュラムで、文系・理系に縛られず横断的に幅広く学べるのが特徴です。

アメリカやカナダの中学高校に留学するよりもマレーシアならコストを抑えられることもメリットのひとつです。

④オーストラリア式

平田さん:オーストラリア式は「将来の進路はまだ決まっていない」というご家庭にも向いているカリキュラムだと思います。

言い換えれば「バランス型」カリキュラム。オーストラリア・ニュージーランドはもちろん、英国や米国の大学にも幅広く出願できる柔軟性があります。

「英国でも米国でもなく、選択肢を広げておきたい」というご家庭には、オーストラリア式は相性がいいですよ。

日本人サポート体制

平田さんによると、親子で教育移住する場合と、子どもが一人で留学して寮生活をする場合とで、サポート体制の選び方に注意が必要なのだとか。

お母さん(保護者)と一緒に留学するケース

平田さん:親子での教育移住の場合、学校が生徒だけでなく親のビザ取得・住居探しなどをどこまでサポートしてくれるかが重要です。

進学実績重視の大規模校ではこうしたケアが少ない場合もあるため、家族にも目が行き届く比較的小規模な学校や、学校とは別に外部エージェントのサポートが大きな助けになります。

学生個人が留学するケース

平田さん:このケースでは、ボーディングスクールに留学して、入寮することが基本です。ボーディングスクールは日本人であるかどうかに関わらず、全生徒への目配りはとても丁寧ですが加えて、いくつかさらにチェックしておくといいこともあります。

たとえば、大学進学の際は受験相談や願書指導まで行ってもらえるのか、また、長期休暇中は寮にいられるのか、それとも滞在先を確保するかによって費用が変わってきます。

緊急時に日本語対応が可能かどうかも確認してみるとさらにいいですね。

生活環境

平田さん:学校選びで考えておきたいのが、学校の規模、そして生活環境との相性です。

自分から積極的に動いていける「自立型」のお子さんにとっては大規模校でも大丈夫でしょう。

一方で、やや人見知りしてしまいそうなお子さんの場合は、環境に慣れていくうちに徐々に力を発揮するタイプ。先生との距離が近い小規模校のほうが安心して成長できることが多いです。

学生時代はスポーツをやりたいというお子さんもいますよね。マレーシアはバドミントン・卓球・サッカーなどが非常に盛んで、放課後の活動も活発です。

ドルトムントの公式サッカーアカデミーを擁している学校もありますし、本格的なスポーツ環境を求めているご家庭にも十分応えられる選択肢があります。

それから、ロケーションも大事ですよ!ボーディングスクールなら学校内の活動が多いので立地に大きく左右されることは少なめですが、親子での教育移住だと通学のことも考えなくてはいけません。

都市部の学校と郊外の学校では、毎日の通学環境がかなり変わります。クアラルンプール周辺は渋滞が激しい地域もあります。キャンパスの立地と日々の通学のしやすさは、事前にしっかり確認しておいてほしいポイントです。

大学進学実績と進学サポート

平田さん:進学先については、どのカリキュラムで学んできたかが関係します。

英国系のカリキュラム(IGCSEやAレベル)で学んできた生徒は、イギリス・マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドの大学への進学に強いですね。

アメリカ系のカリキュラムであれば、北米(アメリカ・カナダ)やマレーシアの大学への出願で有利になります。

日本の大学についても、帰国生入試や総合型選抜を活用することで早稲田・慶應といった難関大学に進学している生徒もいます。

学校によって大学受験のサポート体制には差があります。進路相談から出願まで一緒に動いてくれる学校もあれば、そうでない学校もある。

有名な大学に行ければそれでいいというわけでもありません。選択肢が狭まってしまわないように、各インターナショナルスクールがどんな支援体制を整えているのか、ぜひチェックしてほしいポイントです。

短期留学のチャンスも活用しよう

インターナショナルスクール留学をする人の多くが、視察や体験のための短期留学を経てから具体的な検討に入ります。

また、費用の面から、長期留学ではなく日本の学校の休暇を活用した短期留学を選ぶ人も少なくありません。

平田さん:マレーシアのインターナショナルスクールには、1週間〜1タームの短期留学プログラムができる学校もあります。

まず環境を体験する「お試し留学」として活用したり、日本の学校に在籍しながら学期単位で経験を積むハイブリッド型の学習スタイルも注目されています。

最近はマレーシアの大学進学がとても注目されていて日本から留学する人も増えているのですが、大学進学前の体験としてインターに短期留学しながら放課後に大学を視察するプログラムもあるんですよ。

学年別・年間費用のシミュレーション

マレーシアのインターナショナルスクールの学費は年間200万円程度から700万円程度まで学校によって幅があります。

ここでは例として、上記リストにあるパインヒルズ・インターナショナルスクールに留学した場合の年間費用をご紹介します!

資料提供:株式会社ワールドコンパス(アフィニティ留学)

年間費用例費用に含まれるもの 
合計:約1,800,000円
(中学生 / 単年 / 初年度) 

*為替レートにより変動
・学費
・入学費用 *初年度のみ
・登録料 *初年度のみ
・デポジット(返金あり) *初年度のみ
・エージェントサポート費用
 – カウンセリング
 – 学校選択アドバイス
 – 出願条件や書類の確認
 – 出願代行手続き
 – 渡航前オリエンテーション 等 

お子さんが単独で留学する場合とご家族で居住する場合では全体の費用は異なってきます。ボーディングスクールのように寮が学費に含まれているスタイルもあれば、学費とは別に親子でお好きな家を確保するスタイルもあります。

「各校の費用を比較しながら、家族で話し合ってみたい!」という方には、最新の学校費用や資料を株式会社ワールドコンパス(アフィニティ留学)からお届けしていますので、ぜひ一度お取り寄せください!

各校の詳しい資料をお届けします!

見落としがちな落とし穴!マレーシア教育移住の失敗を防ぐNG集

プロの視点で「ここは気を付けて!」というポイントはあるのでしょうか?気を付けたい3つのポイントについて、平田さんに教えて頂きました。

NG① 性格を無視した学校選びは要注意

平田さん:名門インターナショナルスクールへの入学は、年齢が若いほうがやや有利という現実があります。そのため「有名な学校に通わせてあげたい」という親御さんの想いから小さいうちに名門校に入学させるケースもあります。

しかし名門校には世界中から意識の高い生徒が集まっています。環境の変化が大きすぎたり、学校の空気と合わずに「学校に行きたくない」という状況につながり、もう一度学校選びを検討しなおして転校…というケースが実際に起きています。

お子さんの性格によっては、最初は小規模校で環境に慣れ、その後進学実績校に転校するという手もあります。
「直近2〜3年で通う学校」と「その先の進路を見据えた学校」の2軸で考えることも時には大切です。

NG② 欧米とマレーシア両方を知るカウンセラーに相談する

平田さん:日本でインターナショナルスクール留学を相談できる機関はいくつかありますが、なかでも欧米留学に強い留学カウンセラーが多いという傾向があります。欧米の学校をイメージしてマレーシアを選ぶと、英語の違いや衛生面・時間感覚などの文化的違いにギャップを感じることも。

一方、マレーシア専門のエージェントもありますが、欧米とマレーシアを両方比較できるカウンセラーはまだ少ないのが現状です。

ネットには耳障りの良い情報もたくさん出回っています。それらを鵜呑みにせず、欧米とマレーシア両方を知るカウンセラーからありのままの現地事情を聞くことが大切だと思います。
私たちは欧米もアジアもまんべんなく視察を行って情報をアップデートしていますので、ぜひお気軽にご相談いただけたらと思います。

NG③ 子どもの気持ちを後回しにする

平田さん:学校に通うのはお子さん自身です。最終的な学校選びは、親のサポートを受けながらも、お子さん自身が「ここで学びたい」と思える学校を選ぶことが、留学成功の最重要条件です。

入学後に後悔しないための「事前の学校視察」チェックリスト

インターナショナルスクール留学の前には、現地の学校視察が欠かせません。実際に学校の雰囲気を感じ取り、その学校に行った際のイメージを持つことが大切です。

学校視察の際に、ぜひチェックしておきたいポイントを平田さんに教えてもらいました。次のリストアップを手に持ちながら、ぜひ視察に活用してください!

①人:担当者・生徒・スタッフの雰囲気

学校の担当者は親身に相談に応じてくれましたか?案内してくれた人本人だけでなく、その仲間や上司との雰囲気も見てみましょう。
オープンマインドでチームとして動いていそうな学校は、生徒のサポートの際もチームで対応してくれます。
同年代の生徒の様子は?・活発に楽しそうにしている?
・おとなしそう?
お子さんと気が合いそうかどうか、学校の品格や雰囲気の判断材料にしてください。
校長先生やスタッフルームの雰囲気は?ガラス張りで透明性がある学校もあれば、ある程度の距離を保つ学校もあります。

②住環境

部屋リラックスできる空間ですか?
共有施設・共有スペース(ラウンジ・ランドリーなど)は衛生的で整っていますか?
・WiFi/医務室/食堂の環境は十分ですか?

③ロケーション:都市部vs郊外

都市部の学校生活の利便性が高い一方、渋滞など通学の負荷も。
生活拠点から学校まで足を運んでみるのがおすすめ。
郊外の学校広大なキャンパスでのびのびできる一方、日本からのアクセスに時間がかかります。
いざというときの日本からの直行便や乗り継ぎのしやすさなど、長期目線で確認を。

④親との関わり方

保護者向けレポート・頻度はどれくらい?
・写真付きの学校も
スマートフォン利用に関するルール・時間制限は?
・所有自体の制限は?
生徒数とスタッフ数の割合・1人の生徒にどれだけの大人が関わるか
・教師だけでなく全体スタッフで考えましょう

オンラインまたは対面で話を聞いてみたい

【Q&A】マレーシアのインターナショナルスクール留学でよくある質問

Q1. 何歳から留学できますか?

小学生・中学生から入学できる学校が多いですが、パインヒルズのように4歳(幼稚園相当)から受け入れている学校もあります。一般的には年齢が低いほど入学基準が緩い傾向にあります。

Q2. 英語がまだ話せない子でも入学できますか?

学校によっては英語プログラムが用意されていて、英語力が十分でない状態で入学することができます。特に小学生の場合は適応力が高く、現地で急速に英語を習得するケースが多く見られます。英語力が心配なお子さんには、まず小規模校や英語サポートが充実した学校から始めるのが理想的です。

Q3. 教育移住にはどんなビザが必要ですか?

一般的に、マレーシアのインターナショナルスクールに入学する場合は生徒用に「学生ビザ(スチューデントパス)」の申請を学校がサポートしてくれます。保護者が一緒に帯同する「母子留学」の場合は保護者ビザが必要です。

また、家族全員で教育移住をする場合にはMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)というマレーシアに長期滞在できる政府公認のビザプログラムもあります。

ビザの種類・条件は変更されることもあるため、最新情報を学校またはエージェントに確認してください。

Q4. 日本の大学に進学できますか?

はい、可能です。マレーシアのインターナショナルスクールを卒業した場合、帰国生入試や総合型選抜(AO入試)を活用することで、早稲田大学・慶應義塾大学をはじめ日本の難関大学への進学実績もあります。

ただし、日本の大学入試は欧米やアジアの大学進学とは別の対策が必要です。大学進学の希望も含めて、エージェントや学校を選ぶことが大切です。

Q5. 年間の総費用はいくらですか?

学校、学年、また、ボーディングか通学かによって異なります。目安として、英国系アジア校で年間400万円から700万円程度の学費がかかります。

これに加え、生活費・渡航費・ビザ費用・エージェントサポート費なども見込む必要があります。学校別の詳細見積もりは、専門エージェントへのお問い合わせをおすすめします。

“合う・合わない”の境界線は?我が家の「最適」を考えてみよう!

マレーシアのインターナショナルスクール留学には「絶対的な正解」はありません。今回ご紹介した6校だけでも、それぞれに異なる個性や強みがあるように、どの学校が最適かはお子さんの性格や学年、目指す進路や好きなもの、さらにはご家族の考え方によって一人ひとり異なります。

大切なのは「こんな学校があるから」ではなく、「うちの子がここで輝けるか」を軸に選ぶこと。そして、まずは入念な情報収集を行い、訪問者の話を聞いたり視察を経ながら、丁寧に検討を進めることです。

マレーシアの教育移住・インターナショナルスクール留学について興味を持たれたのであれば、まずは経験豊富な専門家に気軽にお問い合わせください。記事内でインタビューをご紹介した株式会社ワールドコンパスでは、マレーシア一辺倒ではなく、さまざまな国の教育事情を交えながら、ご家族それぞれの最適解を一緒にお探しします。

まずは一度、お気軽にお問い合わせください!

ワールドコンパス平田さん

監修者:平田智義

留学カウンセラー(株式会社ワールドコンパス)。
カウンセリング実績は累計7000名以上。
ブリティッシュカウンシル認定上級カウンセラーに加え、国家資格キャリアコンサルタント資格を持つ。

留学プレス編集部

執筆者:留学プレス編集部

株式会社ウィッシュ・ウッドが運営する「留学プレス」編集部。
留学・ワーキングホリデー情報の精鋭が集まった留学オタク集団。
海外の教育機関ガイド、取材・インタビュー、イベントレポートなど多彩な情報を国内外から発信中。

マレーシアのインターナショナルスクール留学と教育移住
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