高校留学の総費用をチェック!安い国はどこ?国別の授業料や生活費の節約ポイントもまるわかり

高校留学の準備を進めるうえで、もっとも気になる点が費用ですよね。「留学をして語学を絶対に身に付けたい!」そんな強い思いがあっても、簡単には出発を決められない現実があります。

高校留学をするためには、どのくらいの費用が必要になるのかを頭に入れて、家族でしっかりと話し合わなければなりません。

このページでは、人気渡航先の高校留学にかかる授業料や滞在費、渡航費などの目安をご紹介。費用についての内訳が分かる内容となっているため、総費用の計算方法も把握できます。また、留学費用を節約するポイントも記載しているので、高校留学を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。

高校留学に必要な総費用はいくら?

高校留学に必要な総費用

海外の高校で勉強しながら生活をするためには、一体どのくらいの費用が必要なのでしょうか?渡航費や現地の学校にかかる授業料のほか、滞在費や生活費など、さまざまな出費があることを想定しておかなければなりません。

高校留学の総費用比較(ニュージーランド、カナダ、イギリス)

まずは人気留学先のニュージーランドとカナダ、イギリスへ1年間高校留学をする場合にかかる総費用をご紹介します。

  • ニュージーランド 約350万円~
  • カナダ 約242万円~
  • イギリス 約502万円~

安い国と高い国の違いは?

どこの国へ留学する場合でも、公立高校のほうが私立高校よりも授業料が安くなります。しかし、公立高校を積極的に受け入れている国と、あまり積極的に受け入れていない(または一切受け入れていない)国もあります。

上記のニュージーランドとカナダは、公立高校への留学が盛んなため公立の費用をもとに計算しています。比較するとカナダの公立高校はとても安いことがわかります。ただし、カナダであっても都市部であれば家賃も物価も高くなり、ニュージーランド以上の費用になることもあります。

イギリスに関しては原則として学生が単身で留学する際には私立への留学が一般的です。物価も高いため、他の国よりも留学費用は高めです。

自分が行きたい国の留学費用が、家庭の予算にフィットするのかどうかを考えて、渡航先を選びましょう。

アメリカも人気の高校留学先ですが、地域によって金額幅が大きくなります。アメリカ高校留学の事例として留学生レポートも参考にしてください。

「アイルオブワイト・アカデミー(アメリカ・バージニア州私立高校)の特徴を留学生が伝えます。【世界の高校レポート】」

安い高校留学で注目の国(アジア、パシフィック等)

近年はマレーシアやフィジーなどへの高校留学も注目されています。

特にマレーシアは教育移住先としても注目されており、インターナショナルスクールをはじめとする中学・高校には定評があります。費用が安いだけでなく、アジアや欧州の大学進学率が高くなっていることも注目ポイントです。

高校留学の費用を費目別にみていこう

Copyright Canterbury High School aerial(John Fielding)

前章では、高校留学にかかる総費用をお伝えしましたが、ここからは費用の内訳を紹介していきます。

高校の授業料

まずは、学校の授業料はどれくらいかかるのかを確認していきましょう。

3つの人気渡航国に1年間行く場合のコース料金の目安は、以下の通りです。

年間のコース料金
ニュージーランドの公立高校約150万円~※
カナダの公立高校約93万円~※
イギリスの私立高校(寮費込み)約441万円~※
※2021年1月28日現在

学校や国にもよりますが、コース料金には以下のような費用が含まれています。

  • 授業料
  • 登録料
  • 政府の徴収手数料
  • 資格認定費
  • サポート料
  • 寮&食費(イギリス)

同じ公立高校でも学校によって料金に開きがあるので、事前にいくつかの高校をリサーチすることがおすすめです。ユニフォームがある高校は、制服代も5万円程度みておいたほうがいいでしょう。

イギリスの高校は、ボーディングスクールと呼ばれる全寮制のため、基本的に食費や滞在費がコース料金に含まれています。24時間体制のサポートが受けられるため、安心感はあるでしょう。

滞在費用

高校留学の滞在費用
Copyright Ludlow High School, Ludlow, KY(Warren LeMay)

学校にかかるコース料金が把握できたら、次に気になるのは滞在費ですよね。ここでは、学校以外の生活の基盤となる、滞在先に支払う費用の目安を紹介していきます。

年間滞在費
ニュージーランドの公立高校ホームステイ料金 約113万円~※
寮 約113万円~※
カナダの公立高校ホームステイ料金 約83万円~※
寮 約137万円~※
イギリスの私立高校コース料金に寮費が含まれている
※2021年1月28日現在

イギリスの私立高校は、前章でもお話した通り全寮制のため、ホームステイはありません。滞在費がコース費用に組み込まれていることが多く、留学費用の全容をイメージしやすいです。

ニュージーランドではホームステイ料金と寮費が同等、カナダでは寮費のほうが高くなるケースもあると考えておきましょう。留学エージェントや学校によっても、費用の設定が異なるため、事前に費用を比較してみるのがおすすめです。

渡航費用や保険料

高校留学の渡航費用や保険料

空の旅とともに幕を開ける高校留学。「長期で海外に行く場合の航空券代はやっぱり高い?」と渡航費が気になる人も多いでしょう。ここでは、渡航費をはじめ、旅には欠かせない海外旅行保険料の目安について見ていきましょう。

1年高校留学する場合の渡航費用の目安

  • ニュージーランド 約170,000円~
  • カナダ 約180,000円~
  • イギリス 約160,000円~

1年間だからといって、格別に航空券が高いというわけではありません。往復料金でも、200,000円以内で済むこともあります。割引や格安航空券もあるため、航空会社や旅行会社のサイトを頻繁にチェックしておきましょう。

また、渡航期間に合わせて航空券を購入する必要がありますが、プランをよく考えて選ぶことが大切です。航空券には、日付変更が可能なもの、または不可なものもあります。帰りの日付を決めたほうがいいかどうかも、明確にしておくとベターです。

1年分の保険料の目安はどれくらい?

  • ニュージーランド 約190,000円~
  • カナダ 約190,000円~
  • イギリス 約160,000円~

海外旅行保険に関しては、長期間になると航空券代と同等の料金が必要になります。補償内容によっては、さらに高額になる可能性も。現地の医療保険に入るという手もありますが、海外旅行保険は病気やケガ以外のトラブルの補償もあるため、入っておくと心強いです。

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高校留学の生活費用と節約のポイント

高校留学の生活費用

親元から初めて離れるという人がほとんどの高校留学。慣れない環境や生活により、最初は想定外の出費があることも少なくありません。これまでに、授業料や滞在費、渡航費用についてお話してきましたが、その他にも以下のような費用が必要です。

  • 交通費
  • 通信費
  • 交際費
  • 雑費

生活費は、お小遣いも含めて1ヶ月20,000円程度、年間で240,000円~と考えておくとよいでしょう。また、お金を無駄遣いしたり現地で困ったりすることがないように、節約を心がけることが大切です。

【節約のポイント】

  • 奨学金制度を利用する
  • 格安航空券を購入
  • 留学エージェントのサポートは最低限必要なものだけにする
  • お金の管理ノートを作る
  • 1ヶ月に使える金額を決めておく
  • 外食は控える

国や地方自治体、企業などが支援する奨学金制度もあるので、もし利用できるようなら費用の負担が軽くなります。また、現地ではお金の管理をしっかりとして、親御さんを心配させないようにしましょう。

費用を把握して高校留学の準備をしよう!

高校留学に必要な総費用をはじめ、授業料や滞在費などの目安を解説してきました。この記事を読んで「高校留学をするために、自分でも少しは貯金をしたい!」そう思った人も多いのではないでしょうか?

本記事でお伝えしたように、留学するためにはまとまったお金が必要になります。親御さんのサポートはもちろんですが、自分でも費用に対しての知識を得るのは大切なこと。節約のポイントも参考にして、費用をなるべく抑えて高校留学ができるよう考えてみるといいですね。

自分が行きたい国や期間、家庭の予算なども考慮して、高校留学を前向きに検討していきましょう。

(留学プレス編集部)

高校留学の総費用
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