ロサンゼルスでダンス留学。LA在住現役ダンサーが紹介する6つの最適な学び方。

アメリカの中でも数多くの映画やテレビスタジオが立ち並ぶロサンゼルス。ショービジネスはロサンゼルスを代表するものの一つ。今ではエンターテイメント界になくてはならない存在になったダンスもまたその一つです。

ロサンゼルスには数多くのダンススタジオが立ち並び、業界の一線で活躍するプロダンサーが溢れています。他の場所では中々受けられないであろう、業界のレジェンド達が教えるクラスが多くあるのも、ロサンゼルスならでは。世界中からレベルの高いダンスを学ぼうと、様々な人たちが集まるレベルの高い場所です。沢山の機会があり、沢山の角度からダンスを学ぶことができる環境です。

 「本気でダンスを上手くなるために留学したい」「数が多くてどんなクラスを受けたらいいのか分からない」「ダンス留学を考えているけれど、具体的なことが分からない」そんな風にお考えの方に向けて、現地在住ダンサーの筆者から現地での最適な学び方をお伝えします。

ダンス留学に興味が湧いたら

ダンススタジオに行ってみる

ロサンゼルスには大小沢山のダンススタジオがありますが、コロナ禍で多くがクローズしてしまったのも確かです。

日本人ダンサーからも人気が高かった有名スタジオ、ムーヴメント・ライフスタイル(Movement Lifestyle)や、約30年の歴史があったプロ向けダンススタジオの原点、エッジ(Edge)もクローズしてしまいました。

ですが、コロナを乗り越えてオープンしているスタジオもあります。ここでは有名な二箇所を紹介します。

ミレニアム・ダンスコンプレックス(Millennium  Dance Complex)

ユニバーサルスタジオ近くの、スタジオシティにあるスタジオです。有名なダンサーは必ずと言っていい程ここでレッスンをするので、毎日多くのダンサーで賑わっています。ヒップホップからバレエ、ジャズやコンテンポラリーなど多くのジャンルを学ぶことができるのも大きな特徴です。

レッスンで使われる大きな部屋は二つあります。ですが、貸しスタジオがも二つあるのでそこを借りて空き時間に練習することもできます。

ロビーもあり、給水所などの施設も整っています。1レッスン17ドルからで、月に5、10、30レッスンを受けられるチケットも売っています。

プレイグラウンド(Playground)

数多くのファッションブランドや古着屋さんが立ち並ぶメルローズ通りに位置するダンススタジオです。比較的新しいスタジオですが、最前線で活躍する主にヒップホップのダンサーが講師を務めていることで人気です。

レッスンまでは外で並び、扉を開けるとすぐにスタジオになっているという作りです。ロビーなどはありませんが、スタジオ自体の大きさは広く50人は悠々と入ることができます。

中にはドラムセットも置いてあり、レッスン中はドラマーが生演奏をしてくれるのでとても臨場感があります。1クラス16ドルですが、5、10、15クラスのチケットもあり多く買うとお得です。

ロサンゼルスでダンス留学:プレイグラウンド

クラス受講の流れ

クラスを受けるまでの流れは、とてもシンプルです。まずその日のスケジュールをダンススタジオのサイトやアプリで確認して、受けたいクラスを確認します。支払いはスタジオに着いてからでも出来ますし、それぞれのアプリを使えばアプリ内で支払いを完了することも出来ます。レッスン直前はかなり混み合うので、アプリで支払いを済ませておくか、10分前にはスタジオに到着しておくことをおすすめします。

人気のクラスの場合は30分前から列が作られることもあるので、定員に達する前にスタジオに到着して準備をしておきましょう。

有名講師のクラスに行ってみる

沢山のダンサーが定期的にクラスを持っていて、人気のクラスも多くあります。ここでは人気の講師を紹介していきます。

マーティー・クデルカ(Marty Kudelka)

ジャスティン・ティンバーレイクのほぼ全ての代表曲の振付や演出を担当し、ジャネット・ジャクソンやジャクソンズへの振付も担当するなど、ダンサー界重鎮の1人です。

ジャンルこそヒップホップですが、スムーズで洗練された無駄のない動きと、細かな音を拾っていくミュージカリティーは他のヒップホップダンサーと大きく異なります。

ミレニアムで不定期にクラスを教えているので、常にスケジュールをチェックしておきましょう。

ライル・ベニガ(Lyle Beniga)

現行のヒップホップダンスシーンでのトップダンサーの1人です。マーティーの様なスムーズなスタイルはもちろん、ストリート色の強いダンスも高い評判を誇ります。

音にタイトでありながらも力強く大きな表現が特徴です。ジャスティン・ビーバーやミッシー・エリオットとの共演も果たしています。

彼は不定期に教えているので、いつもクラス開始30分前には行列が出来ています。チャンスがあれば是非受けてみて下さい。

シャーネット・ハード(Shawnette Heard)

マイケル・ジャクソンとジャネット・ジャクソン、それぞれのツアーダンサーを担当した伝説的なダンサーの1人です。ジャズファンクというジャズダンスをベースにしたラインを見せる動きと、ヒップホップの様なグルーヴを重視するスタイルが特徴的です。

ベテラン講師でもあり、教え方や時間配分も無駄がありません。コロナ以前は定期的にクラスを教えていましたので、これからも定期的にクラスが受けられると思われます。

クラスの選び方

ここで紹介したのはごく一部です。彼らの他にも素晴らしいダンサーが沢山います。

数あるクラスの中で、自分に合うクラスは何なのか。もちろんクラスを受けてみるのが一番ですが、ネットにあるクラス動画からも分かる様な判断材料も紹介していきます。

選曲の好み

使っている音楽やその傾向が、自分の好みと近いのはとても大切です。知っている曲であれば踊りやすいし、気に入った曲は理解するスピードも早くなります。

体の使い方

もし自分の体を最大限に使える様になりたいのであれば、見ていて少し難しそうと思うくらいのクラスを受けることをおすすめします。少しずつでもチャレンジすることで、自信と上達に繋がります。

生徒の表情

クラスの中には張り詰めた空気のものがあったり、緊張感が強いものもあります。これは先生の持っている雰囲気や、その場の空気もありますが、クラスを受けている生徒の表情を見るとそれらがよくわかります。自分が一番上達できる、自分に合った空気のクラスを受けるのも大切です。

イベントに行ってみる

ダンスを学ぶ場だけでなく、ダンスを披露する場が多いのもロサンゼルスの特徴です。ここではダンスに特化した有名なイベントを紹介します。

カーニバル

20年程の歴史を持つ、有名なダンスイベントです。ニューヨークや世界各地でも開催されていますが、はどこよりも規模が大きいのがロサンゼルスです。

様々な有名振付師が毎月ダンサー達と作品を持ち寄り、披露するイベントです。ゲストパフォーマンスも不定期で行われ、過去にはサプライズで歌手のジェイソン・デルーロがパフォーマンスしました。

会場はダウンタウンのクラブで行われることが多いです。ダンサー以外の観客も多く、大規模なパーティーの様な雰囲気もあります。

ジェテ

毎月第3水曜日に、ハリウッド近くのクラブ「レイジ」で行われているダンスイベントです。こちらもカーニバル同様、様々な振付師がダンサーと作った作品を持ち寄り披露します。

カーニバルとの大きな違いはその規模でしょう。こちらはステージや会場も小規模ながら、ダンサーの観客が目立ちます。作品披露が終わると、大きなサークルが出来上がりダンサー達がその中で踊ります。

参加者や観客の距離感が近いイベントなので、友達を作りたい人は1人で行ってみるのもおすすめです。

住所:8911 Santa Monica Blvd, West Hollywood, CA 90069

2021年3月現在、多くのイベントはコロナウイルスの影響で中止や延期を余儀なくされています。そんな中、オンラインで参加出来るイベントを紹介します。

ジェントルレイディース・オープンマイク

ロサンゼルスの個性豊かな女性ダンサー6人組のダンスグループが主催する、様々なジャンルのアーティストが発表できるイベント。

毎月不定期で行っていたイベントを、コロナ禍でインスタグラムのライブ機能を使って開催。彼女達のライブに参加する形で発表する仕組みです。

どんなパフォーマンスも愛を持って受け入れてくれるので、発表し終わった後も観終わった後も、温かい気持ちになること間違いなし。イベントの日程はインスタグラムで知らせがあるのでフォローしてみて下さい。

オフィシャルインスタグラム
https://www.instagram.com/thegentleladies/

セッションをしてみる

いきなりイベントで自分のダンスを発表するのはまだ抵抗があるという方も多いでしょう。そんな時はまず友達と一緒にセッションをして、互いのダンスを高め合うのはいかがでしょうか。

そもそもセッションに特にルールは存在しません。音楽を流して一緒に踊ったり、順番に踊っていったり、その場によって変化していくのも醍醐味の一つです。オープンな心で、音と周りの人に対して真っ直ぐ踊ることで、1人で踊るのとは違った感覚を楽しめます。

様々なセッション方法がありますが、ここでいくつかのおすすめのやり方を紹介していきます。

同じ曲を順番に踊っていく

1人1曲を選び、その曲の同じパートを1人ずつ交代で踊っていくというものです。同じ曲の同じパートを踊るので、それぞれの違ったアプローチが見られて学びが多いです。

互いに曲を選ぶ

相手に自分が曲を選び、自分はどんな曲が流れるか分からない状態で即興で踊ります。新たな曲や表現との出会いもありますし、自分のお気に入りの曲で友達はどう踊るのかを見るのも新たな発見があります。

1曲を交代で踊る

ランダムで曲を流し、その曲が終わるまで交代で踊っていきます。どこで次の相手にパスを出すのか、曲の流れを予測しつつ、周りの空気を汲み取りながら踊ることで一体感を楽しむことができます。

オンラインクラスを受けてみる

2021年3月現在、ロサンゼルスのダンススタジオはコロナウイルスの影響で閉まっています。自宅で自己隔離を余儀なくされた今、オンラインでダンスクラスを受けられる環境が整ってきました。

今まで紹介したダンススタジオもオンラインクラスを有料配信している他、CLIスタジオ(CLI Studio)やスティーズィー(Steezy)というオンラインクラスにのみ特化したスタジオも人気です。

 受け方はシンプルです。まずはスタジオのウェブサイトで受けたいクラスを申込みます。価格相場は1クラスあたり17ドル前後です。日本からクラスを受けたい時は海外でも支払いができるカードを用意しておきましょう。

申し込みが終わると、ズームのリンクが載ったメールが届きます。時間になったらそのリンクから飛んで、クラスを受けることが出来ます。

オンラインクラスのメリットは、世界中どこにいても自分の好きなダンサーのクラスが受けられることです。普段は人気で受けられないクラスや、ロサンゼルスでしか教えていなかったダンサーのクラスを日本から受けることも可能です。

反対にデメリットとして、直接質問が出来なかったり、全体の雰囲気を感じづらいことが挙げられます。今まで生でクラスを受けていると、この違いに戸惑うことが多くありました。

 こうした単発のクラスの他に、インテンシヴクラスというものがあります。これはダンスの特別プログラムで、一定期間(通常2〜3週間)分の料金を払い、よりレベルの高いレッスンやダンサー講師からのフィードバックが貰えたりするものです。集中してよりダンスを伸ばしたいという人に人気です。

これらはダンサー講師が個人でやっているものも多いので、インスタグラム等で情報を得ることが出来ます。先程紹介したライル・ベニガのインテンシヴクラスは1ヶ月65ドルで受けることが出来ます。

ウェブサイト
https://benigacapsule.la

作品を作ってみる

沢山の方法でダンスに触れ、学んできても、それをアウトプットしなければ次には進めません。ダンスを動画に撮って、ソーシャルメディアに載せてみるのも客観的に自分のダンスを評価できるいい方法の一つです。

動画を撮るにあたって、ロサンゼルスには沢山の施設やロケーションがあります。ここではその一部を紹介します。

FDフォトスタジオ

ダウンタウンに数カ所ある、写真スタジオです。様々なテーマの部屋があり、部屋の大きさやライト、小道具などの設備は部屋によって異なります。

1時間単位でレンタルすることが出来て、料金は30ドル〜50ドルと部屋によって異なります。ウェブサイトから部屋を選び、予約をして当日の利用前に支払います。受付でIDの提示を求められることもあるので、身分証明書も忘れずに。

ウェブサイト
https://www.fdphotostudio.com

▼FDフォトスタジオで撮影

ロサンゼルスでダンス留学:FDフォトスタジオ
ロサンゼルスでダンス留学:FDフォトスタジオ

アート・ディストリクト

ダウンタウンの南に位置する、現在再開発が進められているエリア。おしゃれなショップやカフェが立ち並ぶ中、数多くのカラフルでユニークな壁画はロサンゼルスならでは。道も広くスペースがあるので、撮影しやすいです。夜になるとあまり治安がいい場所とは言えないので、時間帯には気をつけましょう。

▼アート・ディストリクトで撮影

ロサンゼルスでダンス留学:アート・ディストリクト

ダンス動画の撮影は、前準備がとても大切です。撮影中予期せぬことが起きるのはもちろん、限られた時間の中で撮影するとなるとその場の対応力も求められます。しっかりと準備をしておけば、対応できることも増えるでしょう。これらのことは事前に確認して、スムーズにいい作品を作りましょう。

ロケーションの確認

私有地ではないか、動画の撮影が認められているかを確認しましょう。

スピーカー使用の可否

場所によっては大きな音で音楽を流すことが出来ないので、その場合はイヤフォンなどを用意して撮影しましょう。

人通りの確認

公道などで撮影する場合、人通りの多い時間帯は迷惑になるので避けましょう。

ロサンゼルスのダンス留学は可能性が広がっている。

ロサンゼルスには世界中からダンスを学びたいという人が集まっています。一流のダンサー講師から学び、そこで刺激された同志が繋がる。そんな経験はここでしか出来ないものの一つです。コロナ禍の今でも、それはオンラインという形で存在しています。

今では日本からもオンラインでクラスを受けたり、イベントに参加することができるので、ダンス留学を見据えて行動しやすい環境にもなってきました。

仲間とセッションをしたり、作品を作って表現することでまた更なる学びを得られることでしょう。

この記事がロサンゼルスのダンス留学と、あなたの可能性を結ぶことが出来れば幸いです。

ロサンゼルスでダンス留学:プレイグラウンド
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