航空宇宙工学を学ぶ海外留学とは?学部の内容や世界の大学ランキング、卒業後のキャリアを解説!

航空宇宙工学(Aerospace Engineering)は航空と宇宙という重要な役割を担う学部です。人々の生活に欠かせない天気予報、携帯電話、テレビ放送はもちろん、航空機や軍備、そして地球の平和と安定にも航空宇宙工学は大きくかかわっています。

航空宇宙工学ではどんなことを学ぶのでしょう?ここでは航空宇宙工学で海外の大学・大学院に留学したい人のために専攻内容や大学ランキング、卒業後のキャリアについて解説します。

ぜひ留学の学部選びの参考にしてください!

航空宇宙工学専攻とは?

航空宇宙工学を学べる海外の大学

航空宇宙工学は、主に航空機、宇宙、ミサイル、兵器システムの設計、建設、保守に関わる分野のことを指します。飛行安全性、燃料効率、運用コスト、環境への影響など、多岐に渡る知識と応用力が必要とされます。

航空宇宙エンジニアは高度な技術力と正確さが求められる一方で、創造性と素早い思考力を駆使して問題を解決する必要があります。民間航空会社、軍、宇宙開発など、航空宇宙エンジニアの活躍する場所はさまざまですが、いずれの現場においても質とスピードの両方が必要とされます。

航空宇宙工学専攻を卒業すると?

航空宇宙工学を学べる海外の大学

航空宇宙工学の業界は1兆円規模のグローバルなキャリア市場です。軍、政府の研究機関、航空会社、宇宙産業などの機関をはじめ、教育機関、IT、ビジネス、品質管理の仕事に就く卒業生も多く見られます。

仕事のやりがいを求める人、安定した雇用を求める人の両方に仕事のチャンスがあります。現在もこれからも、年代平均より高い報酬を期待することができます

仕事内容によっては国や大陸にまたがることも多くなります。そのため、航空宇宙エンジニアは世界中を移動し、刺激的な新しい技術やプロジェクトに携わるチャンスがあります。

ドイツ、中国、インド、米国などを筆頭に航空宇宙工学への投資は大きく、さらなる成長を見越して優秀な人材が求められています。卒業生の3分の2は6ヶ月以内に就職し、新卒で平均550万以上の収入を得られると言われています。

次のような職種を筆頭に、何百ものキャリアにつながる可能性があります。

  • 航空宇宙エンジニア
  • 製造エンジニア
  • エンジニアリング・コンサルタント
  • 航空デザイナー
  • 機械工学者
  • 構造エンジニア
  • エンジニアリングマネージメント
  • 自動車技術者
  • 生産管理者
  • データ科学者

航空宇宙工学では何を学べるの?

航空宇宙工学を学べる海外の大学

コース期間

国の教育制度やどの学位まで学ぶかによりますが、コース期間はおおむね3年から6年です。修士課程、博士課程まで進む学生も多い傾向にあります。

基礎科目を修了した後、2年目もしくは3年目から自分が最も興味のある分野に焦点を当てて専門科目の履修に入るのが一般的です。

履修科目

専門により異なりますので、ここでは履修科目の一部を例としてご紹介します。

空気力学、飛行力学、航空電子工学、経営・ビジネス、熱伝導、機体設計、宇宙システム、材料や構造、品質管理、流体数学、熱力学、固体力学、構造力学、機体設計、設計最適化、飛行力学・制御、飛行試験・分析、コンピュータ支援工学・気体力学

授業スタイル

グループやプロジェクトでの課題やレポート・論文作成のほか、ほかの学部とくらべるとチューター(教授の補佐として学生へのアドバイスや指導を行う人。おもに大学院生が担う)との学習も多くなる傾向にあります。

また多くの大学では、航空宇宙産業などでの実務経験を積むカリキュラムを組んでいます。短期プロジェクトという形であったり、2年次と3年次の間に行う形をとる場合もあります。この経験が、大学卒業後の就職の大きなチャンスとなります。

航空宇宙工学学部に入学するには?

航空宇宙工学を学べる海外の大学

数学と物理学は必須

ほとんどの航空宇宙工学学部では高校で数学と物理を勉強していることが期待されます。物理の代わりに化学を認めている大学もありますが、一般的には物理学と数学の組み合わせをとっておくほうが出願がスムーズです。

生物学、設計技術、IT、統計学、または電子工学の履修歴があるなら、志望動機書や面接の際にアピールするといいでしょう。その他、数字への強さや技術の確かさ、分析力、問題解決力、自発性、革新性などの能力もアピール材料となります。

数学の成績が良くないとだめ?

多くの出願者が数学で良い成績を持っているのが一般的です。しかし、数学以外の成績が良ければ、数学の成績でやや不利であっても航空宇宙工学部の合格を手にしています。何より重要なのは、まず数学の履修単位を持っていることです。

航空宇宙工学で有名な海外の大学と世界ランキング

オックスフォード大学

航空宇宙工学は長年、アメリカとイギリスの大学がトップを占めてきました。近年は欧州、アジア、オセアニア、中東など世界各国の多彩な大学も年々順位を上げており、各国が航空宇宙工学教育に力を入れていることがわかります。

航空宇宙工学の発展は国の成長とも密接にリンクしています。今後も人材育成が活発になっていく分野であることが予想されます。

(参考:QS世界大学ランキング2026 Engineering – Mechanical, Aeronautical & Manufacturing

順位大学名国名
1マサチューセッツ工科大学(MIT)アメリカ合衆国
2スタンフォード大学アメリカ合衆国
3シンガポール国立大学(NUS)シンガポール
4ケンブリッジ大学イギリス
5南洋理工大学(NTU)シンガポール
6チューリッヒ工科大学(ETH)スイス
7ハーバード大学アメリカ合衆国
7オックスフォード大学イギリス
9インペリアル・カレッジ・ロンドンイギリス
9デルフト工科大学オランダ
11カリフォルニア大学バークレー校アメリカ合衆国
12清華大学中国
13ローザンヌ連邦工科大学(EPFL)スイス
14ミラノ工科大学イタリア
15東京科学大学日本
16ジョージア工科大学アメリカ合衆国
17カリフォルニア工科大学(Caltech)アメリカ合衆国
18上海交通大学中国
19ミュンヘン工科大学ドイツ
20スウェーデン王立工科大学(KTH)スウェーデン
21ミシガン大学アナーバー校アメリカ合衆国
21パデュー大学アメリカ合衆国
23東京大学日本
24ソウル大学校韓国
25アーヘン工科大学ドイツ
26北京大学中国
27マンチェスター大学イギリス
28カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)アメリカ合衆国
29テキサス大学オースティン校アメリカ合衆国
30テキサスA&M大学アメリカ合衆国
30トリノ工科大学イタリア
32カールスルーエ工科大学(KIT)ドイツ
33イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校アメリカ合衆国
34ルーヴェン・カトリック大学(KUルーヴェン)ベルギー
35トロント大学カナダ
35マギル大学カナダ
37デンマーク工科大学デンマーク
38プリンストン大学アメリカ合衆国
39ハルビン工業大学中国
40浙江大学中国
41香港科技大学香港
42ペンシルベニア州立大学アメリカ合衆国
42ベルリン工科大学ドイツ
44インド工科大学デリー校インド
45メルボルン大学オーストラリア
46ニューサウスウェールズ大学オーストラリア
46コーネル大学アメリカ合衆国
48インド工科大学マドラス校インド
49香港大学香港
50ブリティッシュコロンビア大学カナダ
51パリ工科大学院フランス
51インド工科大学ボンベイ校インド
53香港理工大学香港
54延世大学校韓国
55クランフィールド大学イギリス
56シドニー大学オーストラリア
57ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)イギリス
57チャルマース工科大学スウェーデン
57ポハン工科大学(POSTECH)韓国
60ノースウェスタン大学アメリカ合衆国
60アイントホーフェン工科大学オランダ
62西安交通大学中国
63シェフィールド大学イギリス
64北京理工大学中国
65ウォータールー大学カナダ
66ノッティンガム大学イギリス
66ブリストル大学イギリス
68カーネギーメロン大学アメリカ合衆国
68シュトゥットガルト大学ドイツ
70モナシュ大学オーストラリア
71パリ・サクレー大学フランス
72ローマ・サピエンツァ大学イタリア
73東北大学日本
73京都大学日本
73キング・ファハド石油鉱物資源大学サウジアラビア
76インド工科大学カラグプール校インド
76華中科技大学中国
78バーミンガム大学イギリス
79ノルウェー科学技術大学ノルウェー
79北京航空航天大学中国
81インド工科大学カンプール校インド
81サウサンプトン大学イギリス
83モンテレイ工科大学メキシコ
83ペンシルベニア大学アメリカ合衆国
85高麗大学校韓国
86カリフォルニア大学サンディエゴ校アメリカ合衆国
87エディンバラ大学イギリス
87サンパウロ大学ブラジル
87国立台湾大学台湾
90カタルーニャ工科大学スペイン
90中国科学技術大学中国
90マドリード工科大学スペイン
93インド理科大学院インド
93香港中文大学香港
93復旦大学中国
96バージニア工科大学アメリカ合衆国
96イェール大学アメリカ合衆国
98キング・アブドゥラ科学技術大学サウジアラビア
99漢陽大学校韓国
100オハイオ州立大学アメリカ合衆国
100ラフバラー大学イギリス

ランキングの指標には様々なものがあるため、ここで挙げた大学以外にも優れた大学がたくさんあります。学べる内容はもちろん、学校の環境、規模、学費、インターンシップ先などいろんな側面から大学選びを検討してみましょう!

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航空宇宙工学に関するQ&A

Q1:航空宇宙工学とはどのような学問ですか?

飛行機や宇宙船、ミサイル、人工衛星などの設計・開発・製造、そして運用するための技術を研究する学問です。最先端の工学を組み合わせて、空や宇宙という厳しい環境で安全に動くものを作ることを目指します。

Q2:航空工学と宇宙工学の違いは何ですか?

大きく分けると、大気圏内を飛ぶものを扱うのが「航空工学(Aeronautics)」、大気圏外の宇宙空間で活動するものを扱うのが「宇宙工学(Astronautics)」です。

Q3:航空宇宙工学専攻で主に学ぶ内容は何ですか?

基礎となる数学や物理に加えて、機体の形(空気力学)、エンジン(推進工学)、材料(構造解析)、コントロール方法(制御工学)など、機体を作るために必要なあらゆる要素を学びます。

Q4:必修科目にはどのようなものがありますか?

「4力(よんりき)」と呼ばれる流体力学、材料力学、熱力学、機械力学のほか、航空力学や推進工学、制御工学などが中心となります。これらはエンジニアとしての土台になる重要な科目です。

Q5:数学や物理はどの程度重要ですか?

非常に重要です。すべての専門科目の基礎が数学と物理の理論で成り立っているため、これらが苦手だと授業を理解するのが難しくなります。高校までの学習をしっかり固めておく必要があります。

Q6:実験やプロジェクト型学習はどのくらいありますか?

実践を重視する大学が多く、風洞実験や材料テスト、さらにはチームで実際に機体を設計・製作するようなプロジェクト形式の授業がカリキュラムに含まれています。

Q7:航空宇宙工学専攻に必要な英語力はどれくらいですか?

専門用語や論文を読みこなす必要があるため、リーディング能力が求められるほか、グループで取り組む課題も多いのでスピーキングやディスカッションの力も伸ばしておきましょう。目安としてTOEFL iBT 80〜100点、IELTS 6.5〜7.5程度のスコアが出願時に必要となるケースが多いです。

Q8:出願時に求められる成績や科目は何ですか?

トップランク校では高い評定平均(GPA)が求められるほか、どの大学でも数学(微積分など)と物理を履修していることがほぼ必須条件となります。

Q9:航空宇宙工学の学習はどのくらい大変ですか?

工学部の中でも特に勉強量が多いと言われています。複雑な計算やシミュレーションを伴う課題が多いため、粘り強く取り組むタフさが必要です。ただし、楽な学部はどこにもありませんので、本当にやりたいことなら本気でチャレンジしてみましょう。

Q10:航空宇宙工学専攻の卒業後の進路は?

航空宇宙関連のエンジニアはもちろん、そこで鍛えた分析力を活かして、自動車やロボット、エネルギー業界、さらにはデータサイエンティストとしてITや金融業界で活躍する人もいます。

Q11:どのような企業・業界に就職できますか?

ボーイングやエアバスなどの機体メーカー、JAXAのような研究機関、さらにスペースXのような宇宙ベンチャー企業、自動車メーカーなどが人気の高い就職先です。

Q12:大学院進学は必要ですか?

より高度な設計や研究開発の仕事を目指すなら、修士号以上の取得が強く推奨されます。専門性が高い分野なので、大学院でさらに深く学ぶことがキャリアの武器になります。

Q13:航空宇宙工学に強い海外大学はどこですか?

マサチューセッツ工科大学(MIT)、ジョージア工科大学、パデュー大学、スタンフォード大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどアメリカとイギリスの大学をはじめ、近年は欧州、アジア、オセアニア、中東など世界各国が航空宇宙工学教育に力を入れていて、年々大学ランキングを上げています。

留学は叶えられるもの

グローバル化した社会では、宇宙工学は世界をつなぐマストな分野です。世界の安定と平和にも大きく関わります。将来のキャリアも多岐に渡ります。

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