人材マネジメント留学・HR/人事業界のプロを育成する海外大学院修士号とランキング

人事専門職の需要が高い北米や欧州では、人材マネジメント(Human Resource Management)学部は高い人気があります。

たとえばアメリカではHRマネージャーの平均報酬は$111,314(約1400万円)と極めて高く、HRの学位を取って転職や就職につなげていく人がこれからも増えていくとみられています。

日本の大学ではまだ専門的に学べる大学が少ないため、日本からも多くの留学生が海外の大学・大学院に留学をして学びます。海外大学の学部課程でも学ぶことができますが、日本からの留学で多いケースは一度社会人を経験してから海外の大学院でHRの修士号を目指すパターンです。近年は大学卒業後すぐに海外大学院に進む人も出てきました。

ここではHR専攻の概要を解説し、大学ランキングや大学選びのヒントを合わせてご紹介します!

HRを学ぶ留学に興味がわいたら

《無料》国内外の専門留学会社から届きます!

人材マネジメント修士課程で学べること

人材マネジメント留学・HR/人事業界のプロを育成する海外大学院修士号とランキング

人材マネジメント(ヒューマンリソースマネジメント、HRMなどとも言う)の専攻では、採用手続きから従業員のモチベーションを高める戦略、人材の育成と定着のためのシステムなどを、現代の組織に適した人事の戦略を客観的に、かつ科学的に学んでいきます。

企業経営、プロジェクトマネジメント、リーダーシップ、コミュニケーション能力、対人関係能力、雇用法なども含まれます。

コースでは講義や小クラスに加え、企業人事部でのインターンシップを通じた実体験をすることもあります。

HR学部では人事業務が近年、管理業務から戦略的インプットへと変化していることを受けて、経営についての理解を深めることが重視されています。人事スペシャリストはビジネス戦略を理解する必要があり、何がビジネスを成功に導くのか、どのように従業員を惹きつけ、絶えず変化する職場環境の中で従業員が成長し、適応できるようにするのかを理解する必要があると考える大学が増えています。

コース期間

修士課程の期間は国によって異なりますが、通常1~2年で修了できます。一般的には北米(アメリカ・カナダ)は2年、イギリスは1年、オーストラリアは1.5~2年です。

取れる学位

理学修士号(MSc)、文系修士号(MA)のほか、経営学修士号(MBA)として開講している場合もあります。

入学条件

原則として四年制大学の卒業資格(学士号)が必要です。ただし、人材業界で豊富な実務経験を積んでいるのであれば学士号を持っていない社会人学生を受け入れる大学もあります。MBAのコースとして開講している大学では、HR業界経験が必須となっている場合があります。

出身学部はさほど問われませんが、経営関連学部を卒業している人を考慮する大学も一部にあります。

また、留学生は入学審査にあたって英語力が必要です。大学によって入学基準が異なりますが、最低でもIELTSで6.5以上、TOEFL iBTで79以上の英語力スコアは求められます。

このスコアはあくまでも出願資格の最低ラインに過ぎず、もっと高いスコアを持っているほうが選考では有利です。また、たとえ合格できたとしても、人と積極的に関わり合う高いコミュニケーション能力が求められるHR学部では授業についていく英語力は高いに越したことはありません。

そのほか、おもに北米のMastersではGREが、MBAではGMATといったテストの受験が必要です。

これらの試験対策も兼ねて、多くの日本人留学生は入学前や出願前に現地の語学学校で大学院準備コースを受講します。呼び方は学校によってさまざまで、Pre-MastersコースやMasters Foundationコースなどが一般的です。

日本にも受験予備校がありますので、自分のタイミングや現在の英語力と合わせて計画を練ってみてください。

人材マネジメント修士課程ランキング

ここではEduRank.comが発表している大学院ランキングをご紹介します。さまざまな機関がランキングを発表していますので、目安のひとつとして活用してください。

1ハーバード大学アメリカ
2ミシガン大学アナーバー校アメリカ
3ミネソタ大学ツインシティーズ校アメリカ
4コーネル大学アメリカ
5ペンシルベニア州立大学アメリカ
6ペンシルベニア大学アメリカ
7スタンフォード大学アメリカ
8トロント大学カナダ
9コロンビア大学アメリカ
10マンチェスター大学イギリス
11ワシントン大学アメリカ
12イリノイ大学アーバナシャンペーン校アメリカ
13ラトガーズ大学ニューブランズウィックアメリカ
14ロチェスター大学アメリカ
15アリゾナ州立大学アメリカ
16メリーランド大学カレッジパーク校アメリカ
17テキサスA&M大学アメリカ
18テキサス大学オースティン校アメリカ
19ニューヨーク大学アメリカ
20グリフィス大学オーストラリア
21インディアナ大学ブルーミントン校アメリカ
22マサチューセッツ工科大学アメリカ
23ウィスコンシン大学マディソン校アメリカ
24モナッシュ大学オーストラリア
25メルボルン大学オーストラリア
26ミシガン州立大学アメリカ
27ニューサウスウェールズ大学オーストラリア
28エラスムス・ロッテルダム大学オランダ
29クイーンズランド大学オーストラリア
30ノースカロライナ大学チャペルヒル校アメリカ
31オハイオ州立大学アメリカ
32コペンハーゲンビジネススクールデンマーク
33イスラムアザド大学イラン
34ウェスタン大学カナダ
35パデュー大学アメリカ
36カリフォルニア大学バークレー校アメリカ
37クイーンズランド工科大学オーストラリア
38カーネギーメロン大学アメリカ
39香港理工大学香港
40イェール大学アメリカ
41バージニア大学アメリカ
42シェフィールド大学イギリス
43ピッツバーグ大学アメリカ
44ジョージア大学アメリカ
45ウォーリック大学イギリス
46サンクト・ペテルブルグ大学ロシア
47オックスフォード大学イギリス
48シドニー大学オーストラリア
49アムステルダム大学オランダ
50カリフォルニア大学ロサンゼルス校アメリカ
51サンパウロ大学ブラジル
52ユトレヒト大学オランダ
53ブリティッシュコロンビア大学カナダ
54シンガポール国立大学シンガポール
55ケンブリッジ大学イギリス
56ルーヴェン・カトリック大学ベルギー
57南カリフォルニア大学アメリカ
58ノッティンガム大学イギリス
59ジョージワシントン大学アメリカ
60RMIT大学オーストラリア
61アルバータ大学カナダ
62カーディフ大学イギリス
63フロリダ州立大学アメリカ
64オタワ大学カナダ
65キングスカレッジロンドンイギリス
66マーストリヒト大学オランダ
67香港大学香港
68マギル大学カナダ
69オークランド大学ニュージーランド
70ノースウェスタン大学アメリカ
71ジョンズホプキンス大学アメリカ
72ティルブルフ大学オランダ
73マクマスター大学カナダ
74クイーンズ大学カナダ
75リーズ大学イギリス
World’s best Human Resource Management universities [Rankings]

大学選びはランキングだけではない

ランキングは目安のひとつとして活用できるものですが、大学を選ぶ要素はそれだけではありません。

留学期間、予算、師事したい教授、語学力なども検討材料となるでしょう。

留学生インタビュー記事「ぜんぜん内向きじゃない日本の若者たち【オーストラリア・パースの留学生編】」では、西オーストラリア大学の人材管理修士課程で学ぶRUMIさんのコメントを紹介しています。RUMIさんは当初アメリカで検討していましたが、GREやGMATといった試験対策が必要なアメリカをやめてオーストラリアへ志望を変更した経緯を話してくれました。ぜひ参考にしてみてください。

人材リソースマネジメント留学で人事のプロになろう!

人材業界は今後、ますます必要とされていく業界のひとつです。この分野を専門に学べるヒューマンリソースマネジメントは先進国アメリカをはじめ、カナダやヨーロッパ、オーストラリアでもさらに学部数が増えていくとの報告もあります。

人事の専門職を目指す人や現職からのキャリアアップを希望する人は、ぜひこの記事を参考にして留学を実現してください!

(留学プレス編集部)

人材マネジメント留学・HR/人事業界のプロを育成する海外大学院修士号とランキング
フォローして最新の記事を入手しましょう!
>留学の第一歩は資料請求から!

留学の第一歩は資料請求から!

やりたいことを入力3分!全国の留学企業からあなたに適した資料がもらえます。各社のパンフレットをみて留学費用やサポートを比較しましょう!

留学資料を読んでみたい!(無料)
留学資料を読んでみたい!(無料)