生徒が授業をするドイツの大学。留学生に安心なシステムとは?

正規留学をする際、まず頭をよぎるのが、自分は留学先の大学で授業についていけるのか、定期試験などパスできるのか、という不安ではないでしょうか。私もこちらの大学に通い始めた頃には、そんな事ばかり考えてしまい不安で仕方がありませんでした。しかしドイツの大学システムには幾つか独特な特徴があり、私自身もそれに助けられてきました。今回はドイツの大学において、留学生の目線から見て便利だと思ったシステムを紹介します。

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上級生が行う補習授業

ドイツの大学では「チュトーリウム(Tutorium)」という上級生による補習授業があります。必修の場合もあれば自由参加の場合もあります。

Tutoriumはドイツ人学生に限らず留学生にとっても、授業の内容を理解する際にとても助けになります。特に生徒が何百人も参加する大きな講義では質問する事自体も難しい時があるので、そんな時にTutoriumで分かりやすく解説してもらえるのはとても有りがたい事です。

参加人数は多くても20人ほど。学期初めに新入生を対象とした図書館の使い方やレポートの書き方ガイダンスもあれば、講義で扱った内容の復習や解説、試験前には試験対策なども行います。専攻分野やチューターによって進め方は異なり、ディスカッション形式で講義の要点について話し合ったり、事前に配布される練習問題で皆が分からなかった所を解説してもらったりすることもあります。

ドイツの大学

先にも書いたように試験対策も行ってくれるので、自由参加のTutoriumの場合には試験前になるといきなり人数が増える事もあります。また試験2週間くらい前に、休日を利用して試験対策の為の補習が開かれることもあります。ドイツの大学は2度同じ単位を落とすと退学または専攻を変えないといけないため、学生たちも必死。その強い味方が同じ大学の先輩たちなのです。

語学センターの手厚いサポート

留学生にとってもうひとつの強い味方が、語学センターです。大学に入学するために、ドイツ語試験をパスしているとはいえ、その試験で求められる能力は必要最低限のレベル。大学で授業についていくためには更なるスキルが必要です。

大学の授業では講義を理解し、発表やディスカッション、レポート提出など、すべてドイツ語でこなさないといけません。いきなりディスカッションに参加したりレポートを完成させたりというのは入学したばかりの留学生にとってかなり難しいのが現状です。

そんな時助けになるのが、大学の語学センターです。私の通っている大学では語学センターは留学生に対して、学期中は無料でドイツ語の授業を提供しています。ドイツ語の授業はディスカッション、発音、読み書きなど細かく分かれており、自分に足りていないと思うスキルのコースを選んで受講することが可能です。

私が特に便利だと思ったのは、レポート(Hausarbeit)の書き方に特化したコースです。ドイツの学期末試験ではテスト(Klausur)または20ページほどのレポートが課されることが多く、そのためにはアカデミックなドイツ語表現やレポート全体の適切な構成や論法などの知識が要求されます。これらは先述の補習授業(Tutorium)でも扱ってくれることがありますが、語学センターの良さは留学生を対象にコースを展開しているところ。

外国人学生ならではのつまずきポイント、例えば言い換え表現や文章の組み立て方などを講師があらかじめ把握していて、その改善に力を入れています。生徒側からどこに重点を置いてほしいか提案をし、その案に沿った授業をすることも可能です。

さらに語学センターでは個人面談も実施しており、日頃のドイツ語に関する悩みの相談やレポートの構成、表現などについてフィードバックを貰う事ができます。レポート関連でドイツ語のスペルや文法の間違いなどをドイツ人の友人に見てもらう事も可能ですが、アカデミックな文章表現や内容の首尾一貫性などはプロの講師に見てもらった方が安心です。

ドイツの大学

以上、留学生からの目線でドイツの大学の役に立つシステムを紹介しました。留学生には安心の充実した体制とはいえ、語学コースやTutoriumに参加したとしても、自分が受け身の姿勢では何も身につきません。分からないことはどんどん質問したり積極的に発言したりと、これらをフル活用することによって初めて私たちの役に立つのです。

ドイツの大学
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