オークランド工科大学留学ガイド|偏差値やランキング、学費・学部、入学条件などを徹底解説!

Rocket Power University|Auckland University of Technology

オークランド工科大学(Auckland University of Technology,、通称AUT)はニュージーランド北島の最大都市オークランドにある国立大学です。

1895 年に技術専門学校として設立され、2000年に大学として認可されたのを機に現在の名称になりました。約3万人の学生が在籍し、学生総数ではニュージーランド第3位の規模を誇ります。96か国から3000人以上の留学生も学んでいます。

ニュージーランドトップクラスの健康プログラムやスポーツ科学、ホスピタリティなどが人気です。

ここではオークランド工科大学に興味がある人のために、大学の特徴や学部、学費、入学条件などをご紹介します。ぜひ参考にしてください!

オークランド工科大学の基本情報

設立年1895年(2000年に大学として認可)
形態国立
難易度★★★☆☆
合格率50%以上
学生数
Official AUT Publications
約28,100人
留学生数約3,273人(約%)
人気の学部

World rankings – AUT
コミュニケーションとメディア研究
アート&デザイン
会計・財務
臨床・健康
スポーツ関連科目
社会科学
芸術・人文科学
看護学
ホスピタリティ&ツーリズムマネジメント
学費例(年間)

費用検索はこちらInternational student fees at AUT
NZ$33,474(学部課程-コミュニケーション)
NZ$42,674(学部課程-建築)
NZ$34,674(修士課程-教育)

場所

オークランド工科大学はオークランド周辺に3つのキャンパスがあります。オークランド・セントラル(シティキャンパス)、郊外のノースコート(ノースキャンパス)、マヌカウ(サウスキャンパス)の3つです。キャンパス間の移動に便利なバスが数台運行されています。

オークランドは学生が暮らしやすい街として、よく知られています。世界大学ランキングを発表しているQSでは、「ベスト・ステューデント・シティーズ(QS Best Student Cities Rankings)」の世界トップ31都市に選ばれています。  

卒業生

AUTは、世界中に10万人以上の卒業生同士が強いネットワークを持っています。とりわけ、メディア、テクノロジー、教育、政治などの分野で成功を収めている卒業生が多くいます。

  • キャロル・ハーシュフェルド(ジャーナリスト、ドキュメンタリー作家、メディア幹部)
  • スティーブン・ティンデール(NZ最大級の小売ディスカウントストアグループ「ウェアハウス」創設者)
  • ブルース・マクラーレン(エンジニア、レーシングカーデザイナー)
  • アネット・プレスリー(NZの大手インターネットプロバイダー「スリングショット」共同創設者)
  • シャーロット・グレニー(アジア初のABC特派員)
  • ジム・アンダートン(元ニュージーランド副首相)
  • ドミニク・ボーデン(テレビ番組司会者)
  • ジョエル・デフリース(元BBC司会者)
  • ピッパ・ウェッツェル(ジャーナリスト)
  • ダンカン・ガーナー(テレビ・ラジオ司会者)

「国際的な視野を持つ大学」世界25位

オークランド工科大学は「国際的な視野(International Outlook)を持つ大学」としてTHEランキングで世界第24位、ニュージーランド国内では第1位となりました。

「国際的な視野」カテゴリーでは留学生やスタッフを惹きつける能力、海外の大学との関わりや協力の度合いに応じて、国際的な展望を持つ大学がランク付けされています。

インターンシップのチャンスが豊富!

オークランド工科大学ではNASA、ニュージーランド航空など数多くの企業と連携し、90%以上の学生が在学中にインターンシップを通じた実践の仕事を経験します。 その実績もあって卒業生は企業から高い支持を受けており、卒業後9ヶ月以内に94%の卒業生が就職しています。

「ジェンダー平等に取り組む大学」世界18位

THE大学ランキングが発表している「ジェンダー平等ランキング(Impact Rankings 2022: gender equality)で、オークランド工科大学は世界18位に選出されています。

オークランド工科大学では2007年に、大学内外でジェンダーと多様性に関心を持つ研究者のネットワーク構築を目的に「Gender and Diversity Research Group」を設立しました。ここでは、民族、移住経験、宗教、ジェンダー、障害、階級などがもたらす影響や、スポーツ等における男性らしさの研究と影響、若者や高齢者の労働力不平等、キャリアについての新しい考え方などを積極的に研究し、学内での実践に活かしています。

オークランド工科大学の学部

学部課程

建築・建築環境建築・未来環境
建築
建築技術
建設工学
空間デザイン
アート&デザインデザイン
ビジュアルアート
ビジネス会計
情報システム
ファイナンス
国際ビジネス
人的資源管理・雇用関係
マネジメント
マーケティング、広告、小売、販売
経済学
コミュニケーション広告・ブランドクリエイティビティ
コミュニケーション研究
デジタルコミュニケーション
ジャーナリズム
広報
ラジオ・オーディオメディア
スクリーンプロダクション
クリエイティブテクノロジークリエイティブテクノロジー
教育教育
教育学(教職)
幼児教育
初等教育
太平洋地域の幼児教育
太平洋地域の初等教育
中等教育
人文学×ビジネスの共同プログラム
人文学×コンピュータと情報科学の共同プログラム
工学、コンピュータ、数理科学コンピュータ・情報科学
ソフトウェア工学
電気電子工学
メカトロニクス工学
電気工学
解析学
数学的モデリングと計算
天文学・宇宙科学
数理モデリングと計算
データサイエンス
海事工学
機械工学
健康科学健康科学
ケースマネジメント
健康管理
健康科学(助産学)
マオリ健康科学
健康科学(看護学)
健康科学(作業療法)
健康科学(口腔衛生学)
救急医療における健康科学
健康科学(理学療法)
健康科学(足病学)
心理学
ビジネス×健康科学ジョイントプログラム
カウンセリング
心理療法研究
公衆衛生・環境衛生
ホスピタリティ、ツーリズム、イベント国際ホスピタリティ
国際ホスピタリティ×ビジネスジョイントプログラム
言語と文化クリエイティブ・ライティング
国際研究
通訳
ニュージーランド手話とろう者学
ニュージーランド手話 – 英語通訳
法学法学
科学バイオメディカルサイエンス
医学検査学
化学
環境科学
海洋科学
生物科学
食品科学
分析学
数学的モデリングと計算
社会科学・公共政策犯罪学・刑事司法
心理学
社会科学
スポーツ・レクリエーションコーチング
健康・体育
野外教育学
運動科学と栄養学
スポーツ・運動科学
経営学
マオリ・先住民族の発展歴史
先住民族の発展
Academic Departments – AUT

大学院課程

オークランド工科大学の大学院課程では、下記の各分野でディプロマ、修士課程、博士課程のさまざまなコースを開講しています。

  • 建築と建築環境
  • アート・デザイン
  • ビジネス
  • コミュニケーション学
  • クリエイティブ・テクノロジー
  • 教育学
  • 工学、コンピュータ、数理科学
  • 健康科学
  • ホスピタリティ・観光・イベント
  • 言語・文化
  • 法学
  • 科学
  • 社会科学・公共政策
  • スポーツ・レクリエーション
  • マオリと先住民の発展

コース詳細はこちらから検索できますので参考にしてください。

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オークランド工科大学の難易度

オークランド工科大学

AUT Mayoral Drive, Auckland

日本とニュージーランドの大学制度の違いと偏差値

ニュージーランドと日本の大学入試制度は少し異なります。日本では試験による偏差値方式ですが、ニュージーランドでは書類選考がメインです。

また、義務教育制度が異なっていることから、日本の高校を卒業した学生は一部をのぞいて大学入学前に「大学準備コース(ファウンデーションコース)」を受講します。ファウンデーションコースを修了することで大学への正式な入学資格が得られます。

詳しくは「ニュージーランドの大学は難しいの?偏差値やランキング、大学進学方法や受験システムを徹底解説! 」を参考にしてください。

ランキング

オークランド工科大学は若い大学で、過去4年間で大きくランキングを伸ばしています。とりわけ、THE世界大学ランキングでは350位上昇し世界のトップ300大学に、ニュージーランドでは2位にランクインしています。

QS世界大学ランキング486位(世界)8位(NZ)
THE世界大学ランキング251-300位(世界)2位(NZ)
THE若い大学ランキング41位(世界)
Auckland University of Technology (AUT) : Rankings, Fees & Courses Details
Auckland University of Technology | World University Rankings | THE

学部別ではホスピタリティが世界トップ100に、スポーツ科学は39位に、健康科学は101-125位にランク入りしています。

合格率

オークランド工科大学の合格率は公式には発表されていませんが、50%以上と想定されています。きちんと入学準備をして必要な手続きを踏むことで、合格の可能性は十分にあります。

オークランド工科大学に留学するには?

日本とニュージーランドでは教育制度が異なります。そのため、日本の高校からニュージーランドの大学へ行くには、日本の高校卒業→ファウンデーションコース(約1年)→ニュージーランドの大学1年に入学(大学は3年間)、というルートが一般的です。

オークランド工科大学では、高校の成績が優秀であればファウンデーションコースを経ずに、直接大学に出願することもできます。また、「インターナショナルイヤーワン」というコースを活用しすることもできます。

ここではまず、一般的なルートであるファウンデーションコースから解説していきます。

ファウンデーションコース

ニュージーランドではたくさんのファウンデーションコースが開講されています。どのファウンデーションコースからでもニュージーランドのすべての大学への進学資格が得られます。

ただ、もしオークランド工科大学が第一志望ならば大学推奨のファウンデーションコース「NCUK Foundation Course」または「UP Education AUTCertificate in Foundation Studies」のいずれかの受講がおすすめです。

NCUKファウンデーションコース(NCUK Foundation Course)では基準の成績を修めればオークランド工科大学への入学が保証されます。大学の授業についていくための英語クラスのほか、下記の科目のなかから3つを選択します。

  • 経営学のための数学
  • 工学のための数学
  • 理系のための数学
  • 数学
  • 生物学
  • 化学
  • 物理学
  • 経営学
  • 経済学
  • グローバル・スタディーズ
  • 社会と政治
  • アート&デザイン

日本の高校3年間を修了している人に入学資格があり、IELTS5.0の英語力スコアがあれば入学が可能です。

もうひとつのファウンデーションコース「UP Education AUTCertificate in Foundation Studies」でも志望学部に応じて次のような科目を受講することができます。

  • 英語I・英語II
  • スタディスキル
  • 文化・社会
  • 会計学
  • 代数
  • 芸術とデザイン
  • 化学
  • デザイン・美術史
  • ミクロ経済学
  • マクロ経済学
  • 政府・市場・社会
  • 歴史学
  • 統計学
  • 生物学-生物と環境
  • 生物学-細胞生物学とエネルギー学
  • 定量的方法論

高校2年まで修了し(速習コースの場合は高校3年まで)、英語力としてIELTSスコアが5.0から6.0までコース期間に応じて必要です。

コース期間によって必要な英語力が異なりますので詳しくは「Entry requirements」を確認してください。

大学へ直接入学する場合

オークランド工科大学では次のような基準を満たしている人の直接出願を受け付けています。

  • 日本の高校で全科目B以上の成績を修めた人
  • 日本の大学(または大学相当の教育機関)1年を修了している人
  • 短期大学(または短大相当)2年以上卒業している人

International Students – Entry Requirements – AUT

出願には次の英語力のいずれかをクリアしている必要があります。

  • IELTS 6.0(全バンド5.5以上)
  • TOEFL iBT 80
  • PTE 50

English Language Requirements – Entry Requirements – AUT

インターナショナルイヤーワン

インターナショナルイヤーワン(International Year One)は、留学生のために実施されているコースです。短期大学卒業以上(準学士号以上)でIELTS 5.5以上の英語力があれば入学できます。

インターナショナルイヤーワンでは、オークランド工科大学の学部課程は3年間のうち1年次に相当する内容を学びます。修了すれば、自動的に大学2年次に編入し、オークランド工科大学の正式な学生となります。

オークランド工科大学に直接出願するにはIELTS6.0以上の英語力が必要ですが、インターナショナルイヤーワンであれば5.5から入学することができます。そして、いきなりニュージーランドの大学生と机を並べて授業についていくよりもインターナショナルイヤーワンで徐々に慣れ、実力をあげてから大学に入ることができます。結果的に大学での授業履修がスムーズになるうえに大学卒業までの時間が変わらないということが、最大のメリットです。

大学院課程

大学院課程(Postgraduate Diploma・Graduate Diploma・Masters・PhD共通)に出願するにはIELTS 6.5(全バンド6.0以上)の英語力をクリアしている必要があります。

認定された大学において同じ研究分野で学士号を取得していることが最低限必要です。また、関連する仕事/研究経験の証拠を提出することが求められる場合もあります。論文執筆を予定している場合は、研究計画書も必要です。

その他の入学条件は学部ごとに異なります。詳しくは志望学部ごとにAcademic Departmentsからチェックしてください。

また、修士課程への準備コース「Pre Master’s Programme」もあります。まだ英語力が基準に達していない人や大学院での授業についていく不安がある人はこのコースを経て入学するのがスムーズです。ぜひ参考にしてください。

オークランド工科大学への留学を実現しよう

オークランド工科大学は2000年に大学に認可された若い大学でありながら、ニュージーランド国内2位までめきめきと評価をあげている大学です。ジェンダー平等や国際性なども高く評価されている自由な気風の大学です。

ファウンデーションコースからの入学であれば、一歩一歩着実に成績をクリアすることで合格率がぐっと高まります。高校時代に良い成績を修めた人であれば、ファウンデーションコースを経ずに入学が認められる場合もあります。

学生都市ランキング上位の都市オークランドでは、利便性と豊かな自然を兼ね備えた学生生活を送れます。オークランド工科大学への留学に関心がある人はこの記事を参考にして、ぜひ実現してくださいね!

(留学プレス編集部)

オークランド工科大学
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