今回は留学しても自信が持てない人の共通点について述べてみたいと思います。結論からいうと、二つあります。
他人と比較している人
まず、他人と比較している人です。どういうことでしょう?
自分が自覚しているかどうかに関わらず、留学すると誰でも成長しているのですが(これは断言できます!)それをスルーしてしまう人がいます。「同じ時期に留学した●●さんと比べれば・・・」などのように他人と比較して、自分が出来ていない、成長できていない点に意識をフォーカスしてしまうのです。
どうして他人と比較してしまうのでしょう?
もしかしたら、それはこれまでの日本の教育のやり方に起因しているのかもしれません。でも、留学する人にとっては、その発想(他人と比較すること)はナンセンスです。なぜなら、誰もが最初の出発点が違うのですから。
もしどうしても何かと比較して自分の成長を確かめたいのであれば、他人と比較するのではなく“留学する前”の自分と比較しましょう。
何を身に付けたかの自覚ができていない
二つ目は、自分が留学でどんな能力・資質を身に付けたかを自覚できていない人です。
これは普段留学生のキャリア支援をしていて、いつも感じていることでもあります。本当に勿体ないことですね。だって、それらが自覚できていないということは、自分の留学を自信に変えられるはずがないのですから。
そのような人にお勧めすることは、留学生活を振返ってみて、自分がどんな力を身に付けたかを“言語化”することです。“言語化”することによって、身に付いた力が明確になり、自信につながります。
もし自分だけではその作業がなかなかできないという人は、留学時代の友人に協力してもらって、客観的な観点からフィードバックしてもらってもいいと思います。
留学しても自信が持てない人は、実は、自信が持てないのではなく、留学を自信につなげる方法が分からないだけです。決して自分を過小評価しないでくださいね。本来、留学して身に付く力はあなたの想像を超えるものがあるのですから。
文:本橋幸夫(留学・キャリアコンサルタント)
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