アメリカの大学寮の生活は?食事や費用、寮選びの注意点をご紹介

アメリカ大学留学では寮はメジャーな選択肢となります。日本とは異なる寮選びに戸惑うこともあるかもしれません。

本記事では、私が通っているカリフォルニア州立大学モントレーベイ校の寮を基に、部屋の構成や寮での食事、1日のスケジュールをご紹介します。

また、おおまかな費用や寮選びのポイントについても触れているので、大学寮を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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部屋の構成

ルームメイトは2人から6人

寮の部屋には、プライベート空間があるところとないところがあります。

1つの部屋にベッドと机が3つある3人部屋であれば、1人になれる空間はありません。一方、個人部屋が6つ+共有空間があるという造りの6人部屋もあります。

私の場合、前の学期の寮は1つの部屋に3人分のベッドと机がある状態でした。そのほかにはにはバスユニットと個人のクローゼットだけがあるというこじんまりとした造りでした。

キッチンと洗濯機・乾燥機はそこに住んでいる学生全員と共有していました。そのため、全ての洗濯機が使用されていて使えなかったり、キッチンが後片付けされていなかったりすることが多々ありました。

一方で、現在住んでいる寮は2人部屋×2と1人部屋×2の合計6人という造りの部屋です。

前期の寮とは違って、キッチン、ダイニング、洗濯機・乾燥機が部屋に備え付けられていて、ルームメイト6人で共有して使用しています。

家具やキッチンがないところも

キッチンは寮全体で共有するケースと、部屋内で共有するケースとに分かれます。

部屋にまったく家具がないこともあります。この場合、冷蔵庫や洗濯機・乾燥機、電子レンジ、ソファ等を自分でそろえる必要があります。そのため、ルームメイトとどの家具を誰が買うのかを話し合う必要があります。

このような寮はアンファーニッシュド(Unfunished)と記載されています。値段が安いからといって安易に選ばないように注意しましょう。

食事

ミールプラン

寮生活での食事は、キャンパス内で完結できます。

校内にはカフェテリアやハンバーガーショップ、売店があります。これらを頻繁に利用する際にはミールプランに入ると便利です。

事前に料金を支払うことで、学生カード一枚でキャンパス内での食事が可能になります。利用できるお店の種類や回数、曜日によって様々なプランが用意されているので、金額と内容を照らし合わせて自分に合ったプランを選択します。

特に、キッチンが備え付けられていない部屋に住む学生にはミールプランが必要不可欠かもしれません。

私が通っているカリフォルニア州立大学モントレーベイ校では、キッチンがない寮に住む学生はミールプランの加入が必須となります。

寮を選ぶ際にはミールプランが必要かどうかも加味する必要があります。

自炊

一方で、各部屋にキッチンがある寮では自炊が可能なため、ミールプランがなくても不便はありません。

もちろん個人のキッチン用品は購入する必要がありますが、家具無しでなければ電子レンジやオーブン、冷蔵庫等は備え付けられています。

私のルームメイトは全員現地の学生であるため、トースターやフライパン等を借りることもできます。

また、車を持っているルームメイトにスーパーまで連れて行ってもらい、週末にまとめ買いをするようにしています。

車がなくても、バスで30分程の圏内にターゲット(Target)やウォルマート(Walmart)、アジアンマーケット等が複数あるため買い出しには困りません。

しかし、大学周辺にスーパーがない場合や交通アクセスが悪い場合は自炊が負担となることもあります。頻繁に買い物に行くことができるか確認してからミールプランの選択を行ってください。

1日のスケジュール

ここで、現在私が住んでいる寮での1日のスケジュールをご紹介します。

7:00起床。
トイレで着替え。
ルームメイトはまだ寝ているため静かに朝食を準備。
8:00授業。
10:30図書館で課題。
12:00授業。
13:00帰宅。
昼食。
ルームメイトがいれば1日で初めて会話をします。
授業やバイトでいないこともあります。
14:00部屋で予習や課題。
ルームメイトはいたりいなかったりします。
16:00授業。
18:00帰宅。
19:00夕食。
他のルームメイトがキッチンを使っていたら待つこともあります。
6人の中でも特に仲のいいルームメイトとダイニングで夕食を食べることがほとんどです。
次に使う人がいることもあるので、コンロや流し台を占領しないように注意しています。
21:00シャワー。
私はダブルルームに住んでいるのでもう一人のルームメイトとの共有となります。
彼女は朝にシャワーを浴びるため時間帯がかぶることはほとんどないです。
22:00翌日の授業のチェックや予習、課題。
0:00就寝。
ルームメイトが起きている場合電気が付いていることもあります。

費用

費用内訳

カリフォルニア州立大学モントレーベイ校では、1年生用寮の3人部屋で1セメスター$3,734となります。しかし、$2,437のミールプランが必須となるので、合計では$6,171となります。

私が現在住んでいる部屋の場合、6人部屋の中の2人部屋となり$5,304かかります。ちなみに、1人部屋だと$7,239まで高くなります。

ほとんどの寮がセメスター毎の金額となっていますが、ひと月での料金で表示されている場合もあります。

例えば、家具無しの2人部屋で計3人が住む寮は月$739のため、1セメスター4か月とすると計$2,956となります。

支払方法

オンラインでの支払いとなるので、クレジットカードがあれば問題ありません。既に現地の銀行口座を開設している場合は、そちらも利用可能です。

また、モントレーベイ校ではFlyWireという留学費用の支払いサービスも使用できます。このサービスを通してクレジットカードや銀行のカードを使用すると、通常よりも為替のレートが良かったり手数料が安くなったりします。

しかし、最大1週間弱かかることもあるので支払い日に間に合うかどうか注意する必要があります。

寮選びのポイントは?

ここまで、アメリカの大学の寮について紹介してきましたが、最後に寮を選ぶ際の注意点についてご紹介します。

プライベート空間の有無

ダブルルームやトリプルルームには一切個人スペースがありません。

そのため、1人の空間が必須な方は、シングルルーム(Single Room)を選ぶことをおすすめします。

私は前学期も今もプライベート空間が一切ない部屋に住んでいますが、どちらも良いルームメイトに恵まれたため、ストレスを感じることはありませんでした。

しかし、友人の中にはルームメイトが原因で部屋を変えた人もいます。シングルルーム以外の部屋はやはり運によるところが大きいです。

キャンパスからの距離

大学の寮は全てがキャンパス内にあるわけではありません。

私が現在住んでいる寮はメインキャンパスまで歩いて10分弱かかります。さらにはバスで通う距離にある寮もあるため、場所の確認は必須です。

特に、バス移動となると授業にも影響が出ます。スケジュールによっては早朝の授業に間に合わなかったり、夜の授業から戻れなかったりすることもあるので注意が必要です。

自分の優先順位に合った寮を選ぼう!

日本人にはあまり馴染みのない大学寮ですが、だからこそ有意義な時間を過ごすことができるはずです。

費用や部屋の構成、食事など様々な要素を考慮して自分に合った寮を選んでみてください!

アメリカの大学寮の生活は?食事や費用、寮選びの注意点をご紹介
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