カナダは広大な面積、移民が多いなどイギリスやアメリカなどのほかの留学先にはない特徴が多く、留学でもたくさんのメリットがあります。一方、デメリットも含めて留学前に対策方法と一緒におさえておくと、充実した留学を経験できるでしょう。
カナダ留学のメリットデメリット、費用、留学先で人気の各都市の特徴を解説します。カナダへの留学を検討している人、はぜひ参考にしてください。
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留学先にカナダを選ぶ5つのメリット
新型コロナウィルス下でもカナダは工夫を凝らして留学生の受け入れをしてきました。留学生はカナダにとって歓迎すべき存在で、多様性を重んじる方針を貫いてきたのです。
カナダには、ほかの国にはない魅力がたくさんあります。ほかの留学先と迷っている人のために、カナダを留学先に選ぶメリットを解説します。
目的に応じていろいろな留学の形が選べる
留学先としても人気があり、さらにワーキングホリデー協定国であるカナダは目的に応じたいろいろな形の留学スタイルが選択できるのが魅力です。
語学留学をはじめ短期留学、高校留学、大学留学、大学院留学ができます。ほかにも専門学校や公立カレッジの職業訓練コースも受けられるので、社会人のスキルアップを目的とした留学も可能です。
インターンシップ、ボランティア、ワーキングホリデーでの渡航も可能。カナダでは中高生向け、社会人向け、親子留学など柔軟な留学スタイルが選べます。
広大な面積で好みの都市を選べる
世界第2の面積を誇るカナダは、都市によって気候や特色が異なります。留学の目的や自分が過ごしやすい気候の都市を選ぶと、より納得の留学体験につながるでしょう。
質の高い教育が受けられる
カナダは教育水準が高い国としても知られています。クセの少ない標準的な英語を中心に、質の高い語学教育を留学で受けられるのもメリットです。日常英語に触れる機会を持ちたい人だけでなく、進学や就職に結び付く語学のスキルアップをしたい人の留学にも向いています。
また、カナダのなかでもフランス語圏であるケベック州の都市に留学すれば、英語とフランス語両方に触れる機会も持てるでしょう。
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留学や英語初心者にも向いている
カナダは英語初心者の留学先にも向いています。比較的治安がよい、留学生の受け入れ態勢が整っているなど、はじめての留学先として選びやすい理由がそろっています。
また、移民が多く英語を母語としない人も多いため、英語に自信のない人でも積極的に英語に触れられる機会を持てます。
観光地や自然が多い
カナダ留学中は各地へ旅行するのも楽しみのひとつでしょう。ロッキー山脈やナイアガラの滝などのスケールの大きな自然や国立公園など、他では見られないような絶景を見られるのもカナダの魅力です。
夏にはカナディアンロッキーの山々を登山やハイキング、冬にはスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しめます。
カナダの魅力は豊かな自然だけではありません。トロントやバンクーバー、門徒リール、プリンスエドワード島など、街自体にそれぞれ魅力が満載です。
美味しいグルメも楽しみたいところです。広大なカナダ各地で味わえる料理もぜひトライしたいですね。
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カナダ留学前に知っておきたい3つのデメリットと対策方法
カナダの留学前に知っておくべき、3つのデメリットを対策方法とともに解説します。
都市によって日本人が多い
カナダは留学先として人気があるため、日本人留学生も多いです。せっかく留学しても日本語で会話をしてしまい、日常的に英語を使う機会が少なくなる場合があります。
カナダでも日本人が少ない留学先や、イングリッシュオンリーポリシー(英語以外の使用に罰則を設けている厳しい方針)を導入している学校を選べば多くの英語に触れる機会が得られるでしょう。
寒いところもある
カナダは国土面積が広いため、場所によっては日中氷点下の寒さになるところもあります。たとえば、ケベックシティは夏は25℃ほどになる日もあるものの年間の平均気温が4℃前後、一番寒い1月は-17℃ほどにもなります。
留学先を選ぶときに気候も調べ、季節や留学先に応じた服装を準備しておきましょう。
医療費が高い
カナダは医療費が高いです。留学中に病気やけがをした場合、高額な医療費を請求される場合があります。カナダへの留学の際には、留学生向けの海外保険に加入しておくと安心です。
カナダ留学の費用を紹介
カナダ留学の費用の目安を解説します。
カナダ留学の費用の目安
学費、滞在費、食費、渡航費での目安は以下のとおりです。
・1ヶ月 25~55万円
・3ヶ月 60~125万円
・半年 100~250万円
・1年間 200~450万円
学生ビザでもアルバイトが可能
カナダ留学での滞在が長い場合、滞在費を自分で稼ぎたいという人も多いです。カナダではワーキングホリデーではもちろん、留学でも週20時間までならアルバイトができます。平均賃金は1時間あたり11.32~15.00ドル(約930~1,230円)です。
カナダ留学で人気の都市を紹介
国土面積が世界第2位のカナダは、都市によってさまざまな特色があります。留学先でもいろいろな都市を選択できるのがカナダの魅力です。カナダ留学で人気の都市の特徴を解説します。
バンクーバー
バンクーバーはカナダ留学でとくに人気の都市です。比較的治安がよく、留学生でもアジア人の割合が多いため留学初心者でも生活しやすくなっています。日本の食べ物を取り扱うショップも多いです。
バンクーバーは語学学校が多く、留学先もいろいろな学校から選べます。気候も温暖で過ごしやすいのも魅力。
一方物価や家賃はカナダのなかでは高いので、滞在費はやや高くなります。また日本人が多いため、うっかりすると英語を使う機会が少ない可能性もあります。
バンクーバーへ留学する際には留学費用を多く見積もっておくことを忘れずに。またイングリッシュオンリーの学校などを選んだり、滞在先のルームメイトを得部などして、英語に触れる機会を持てるよう工夫してみてください。
トロント
カナダ最大の都市がトロントです。バンクーバーと並んで留学先として人気がありますが、バンクーバーよりも日本人の割合は少なくなっています。教育機関が充実しているので、専門的な分野や語学を勉強したいときにも向いているでしょう。
娯楽施設も多く、交通機関も発展しており利便性が高い都市です。市民の半分以上が移民のため、いろいろな異文化に触れられるのが特徴。一方バンクーバー同様物価が高いことと、消費税が13%とほかの都市より割高であることに注意しましょう。
モントリオール
モントリオールはケベック州最大の都市です。公用語がフランス語のため、英語とフランス語を両方学びたいときに向いています。日本人の比率が少なく、英語やフランス語に触れる機会を多く持てるでしょう。
自然が豊かで自然公園などが多く、物価が安いのもうれしいポイントです。一方フランス語はなまりがあるのに加えて、結局英語でばかり話してフランス語はあまり話さなかった、という場合もあります。
英語留学、フランス語留学など、留学の目的をしっかり確認しておくのが重要です。
カルガリー
ロッキー山脈の麓にある都市がカルガリーです。自然が豊かで、ウィンタースポーツが楽しめます。夏は涼しくて過ごしやすく、日照時間が長いのも特徴です。
1年の半分以上が冬とも言われ、寒さはきびしいので防寒対策をしっかり行っておきましょう。
オタワ
オタワはカナダの首都です。学校数は少ないもののオタワ大学などの教育機関や研究機関があり、大学留学などで専門的な知識や分野を学びたいときに向いています。隣がケベック州のため、フランス語の文化に触れる機会も多いです。
バンクーバーやトロントよりは物価は安く、生活もしやすいでしょう。日本人も少ないため、英語に触れる機会も多く持てます。
日本からの直行便がないため、バンクーバーやトロントを経由して訪れることになります。
ビクトリア
ビクトリアは、ブリティッシュコロンビア州の都市です。ガーデンシティとも呼ばれ四季折々の花をはじめとした自然が楽しめます。イギリスの植民地だった歴史があるので、イギリス風の建物が多いです。
移民は少なく、住民はカナディアンの割合が高くなっています。
のどかな雰囲気の都市で、カナダのなかでもとくに治安がよいです。ただしカナダの都市のなかでも家賃や物価が高いので、費用は余裕を持って見積もっておくようにしましょう。
カナダ留学はいろいろな選択肢があるのが魅力
国土の広いカナダは、いろいろな都市を留学先として選べます。ほかにも、留学の目的や期間なども柔軟に選べるのが魅力です。
都市によって日本人の比率や気候、物価、利便性、雰囲気などが異なるので、自分や留学目的に合った場所を選ぶようにしましょう。
いろいろな選択肢が選べるカナダの留学なら、自分にぴったりの充実した留学を経験できます。ぜひ有意義なカナダ留学を実現してみてください。