メルボルンの人気ビーチ『セントキルダビーチ』でペンギンに癒されよう~木村加奈(旅行ライター)

メルボルンの中心地からトラムに乗って約20~30分で到着するセントキルダビーチ(St Kilda Beach)は、メルボルン市民に人気のビーチです。都心からのアクセスが良いため、日常生活の中でふと「海に行きたい」と思ったらすぐにいけるビーチです。周辺にはオシャレなバーやレストラン・パブが立ち並び、友人・家族との食事・飲み会やデートスポットとして連日賑わっています。

今回はそんなセントキルダビーチの魅力についてご紹介します。


Photo from Flickr St. Kilda beach(Matteo Artizzu)

レトロ遊園地『ルナパーク(Luna Park)』

ルナパークは文化財に指定されている遊園地で、観光客にも人気です。1912年に開設されてから、100年以上も愛され続けているレトロな趣のある遊園地です。入場は無料で、乗り物に乗る際にチケットを購入します。

約20種類のお化け屋敷や観覧車などがあるなか、こちらで人気なのは、シーニック・レールウェイ(Scenic Railway)という木製のローラーコースターです。多くのジェットコースターのような高さはありませんが、木製独特の恐怖感があるところが、現地の子供から大人まで楽しめるものになっています。

入り口で皆さんを出迎えてくれるミスター・ムーン(Mr.Moon)とぜひ思い出の写真を撮影してみてください。

サンセットは必見

セントキルダはとても綺麗なビーチです。日没に訪れれば、美しく沈むサンセットを見ることができます。また、ビーチにはビーチバレーボール用のコートも設置されています。平日でも、湯型には元気にバレーボールを楽しむ人で賑わっています。

ペンギンを見られる『セントキルダ桟橋(St Kilda Pier)』


Photo from Flickr Fairy penguin, Melbourne St. Kilda beach(Shann Yu)

ここ『セントキルダ桟橋』は、世界最小のペンギン・リトルペンギン(フェアリーペンギンとも呼ばれています)とオオミズネズミが生息しています。1992年には、野生動物保護地域に指定されました。

桟橋は1956年にオリンピックでの使用を機会に設営され、その後、ペンギンが生息するのに理想的な環境作りのために石を増設。1974年に初めてつがいのペンギンが発見されました。以降、約1000匹のペンギンがここに生息しています。

ここは日本との関係もある桟橋です。セントキルダ桟橋があるポートフィリップ市と姉妹都市である愛知県の大府市の募金によって改善措置ができたことから、桟橋には日本語で感謝の意が記された文章が表記されています。

さて、ペンギンを見る際は、ペンギンに優しくあるためのマナーがあります。次のマナーとルールを守るよう気をつけましょう。

■フラッシュ禁止
ペンギンを怖がらせてしまうため、フラッシュ撮影は禁止されています。

■ゴミ捨て禁止
いかなるゴミも捨てるのは禁止です。飲み物もダメです。

■犬の立ち入り禁止

■接触禁止
近づきすぎるのも禁止です。どれほど近づけるかはペンギンが判断しますので、動き回らずそっと見守りましょう。

ペンギンはとても小さくて可愛い動物です。かなり近距離で見ることも可能です。気づいたら自分の後ろにいるということもあるので、薄暗い桟橋ですが足元に気をつけてください。

また、ペンギンの巣に戻る道を塞ぐこともやめましょう。ペンギンが行く先を邪魔せず道を作ってあげましょう。

見学に行く際のポイント

■日没の時間を狙う
ペンギンは、日没の時間帯に海から巣のある桟橋に戻ってきます。一度にたくさんのペンギンを見たい際は、日没の時間がいいでしょう。日中も巣に隠れているペンギンを見ることも可能だそうですが、数が少ないので見つけるのが大変だそうです。

■防寒して行く
桟橋は風除けがないため、強風が吹きつけます。夏でも、風に当たっていると体が冷えてしまいますので、きちんと防寒していきましょう。冬は特に寒いので普段よりも一枚多めに着込むなどして寒さ対策をしていきましょう。

■夜用撮影の機能があるカメラを持って行く
これは写真を撮りたい方のみのポイントですが、桟橋ではフラッシュ撮影が禁止されているので、写真を撮りたい方は高機能なカメラを持って行く方が良いでしょう。携帯でペンギンを撮影するのはなかなか難しいものです。

今回は、セントキルダビーチの魅力についてご紹介しました。中心地からのアクセスもいいので、ぜひ訪れてみてください。

文:木村加奈(旅行ライター)
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