スペインのバルセロナにはたくさんの見どころがあります。バスや地下鉄を使って観光をすると目的地に着くまでに街を散策することができます。道中、観光雑誌には載っていない小さなカフェやレストラン、雑貨屋を探すことも楽しみです。
今日は、時間のない方でも一日でバルセロナを堪能できる『一日でめぐるバルセロナ』をお届けします。
ホテルのカフェで朝食
朝食はホテルにあるカフェでバイキング。数種類のチーズ、ハム、パンが並びます。チーズはあっさりとした味でどれも美味しいのです。野菜が少なかったためフルーツジュースで栄養を補いました。コーヒーは日本に比べると少し薄いお味。
▼バルセロナのホテル
ゴシック地区のカテドラル、サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia)
バルセロナにはサグラダ・ファミリア教会をはじめ、たくさんの教会があります。しかし、司教が座る椅子を持つ「司教座聖堂」、すなわちカテドラル(大聖堂)と呼ばれるのはこのサンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia)だけなのです。
1450年に建てられた大聖堂の中は荘厳な雰囲気で、ミサが行われていることもあります。天井は高く、壁にある細かな装飾や大理石のレリーフに惹きつけられます。
▼サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂
▼大聖堂の中、ミサが行われています
カテドラル前の広場にはジェラート屋さんやカフェがあります。バルセロナのジェラートはとても美味しく、路地裏にもあります。バルセロナで食べたお菓子が予想以上に美味しかったので、スイーツの食べ歩きも楽しそう。
▼コーヒーとマカロン
新鮮な海の幸を使ったパエリア
シウタデリャ駅を降りると、キラキラと光る地中海が見えてきます。港のすぐ脇にはオシャレなレストランが並び、海を見ながら食事をすることができます。
落ち着いた雰囲気の店構え。子供連れや若い人も多くて明るい雰囲気です。ウエイターさんは陽気な方が多く、英語で少しおしゃべりをしました。パエリアはエビやムール貝がたくさんのっていてボリュームもあり美味。スペイン産のワインを飲みながらゆっくりとランチを楽しめます。
▼陽気なウェイターさんとパエリア
山の上に建つ聖地モンセラット修道院
バルセロナからバスまたは電車で行くことができます。筆者は景色を見たかったのでバスを選択。険しい山道を永遠と上っていくと修道院らしい建物が見えました。想像よりも大きくて美しいです。黒いマリア像が祀られていることから多くの観光客や信者の方が訪れます。
▼モンセラット修道院
▼修道院の入り口、頭上には13人の聖者がいます
修道院の中には大きな広場が。床に描かれた魔法陣のような模様が印象的です。標高の高い山に、こんなにも大きなものを作るなんて、当時の技術のすごさに感動してしまいます。
▼広場に描かれた魔法陣のような模様
天井にも鮮やかな絵が描かれています。また、礼拝堂は薄暗く静まり返った空気に吸い込まれそうになります。ここでなら心を落ち着けて祈りをささげることができそうです。
▼天井に描かれた絵
▼礼拝堂
情熱の踊りフラメンコ
旅の最後はフラメンコへ。店は洞窟のように作られており、椅子と机がランダムに並べられ、飲み物を頼んで座ります。素晴らしい踊りはもとより、ギターを弾く男性も素敵で異国感をたっぷり味わえます。
▼女性フラメンコダンサー
▼アーティストたち
バルセロナ観光中は少し周囲に気を配って、持ち物には注意をしましょう。教会やお土産屋さんでも背後に人が来た時は少し警戒を。また、バルセロナメトロ(地下鉄)を使用する時には、降りる人を待ってくれないこともがあります。降りる駅では素早く行動してください。
異国情緒あふれるバルセロナ、一度訪れてみてはいかがでしょう。
文:新すみな(ライター)
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