フロリダ大学留学ガイド|偏差値や世界ランキング、学部・学費や入学条件まで徹底解説

フロリダ州ゲインズビルにあるフロリダ大学。フロリダ州で最も古い州立大学として知られており、広大なキャンパスでは約5万人以上の学生が学んでいます。100の学部専攻と200の大学院プログラムがあり、教育の質の高さから大学ランキングではたびたび上位に名前が挙がります。

留学生は毎年6,000人以上入学しており、日本人にもおすすめです。

さらに、バスケットボールやフットボールなどのスポーツに強く、数々の試合で優勝した実績もあります。

今回は、フロリダ大学の特徴と留学方法についてご紹介します。学部や留学にかかる費用についても解説するので、ぜひ留学の際の参考にしてください。

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フロリダ大学とは?概要と魅力について

フロリダ大学・ベンヒルグリフィンスタジアム

フロリダ州で最も古い大学

フロリダ大学は1853年に創設された、州で最も古い大学です。当初は神学校として開校されましたが、フロリダ農業大学と統合し、1905年に名前がフロリダ大学となりました。

大学にはフロリダ大学脳研究所やホイットニー研究所などの研究施設、米アメリカ南部で最大のフロリダ自然史博物館、サミュエルP.ハーン美術館、野生生物保護区などがあります。

多様性があり質の高い教育が受けられる

フロリダ大学には様々な国から来た留学生がいて、学生の人種も多種多様です。白人のほかにアジア人、黒人、ヒスパニックなどが在籍しており、バックボーンの異なる生徒と交流できます。

2020年の学生の男女比は男性が43.55%、女性が56.45%で、ほぼ半々の割合です。

アメリカで最も伝説的な大学ランキング(2017年)では1位、フォーブスの最も価値のある公立大学(2016年)では2位に輝いており、質の高い教育を受けられます。

バスケやアメフト、ゴルフなどスポーツが強い

フロリダ大学はスポーツが盛んで、アスリートの育成にも積極的です。スポーツドリンクの「ゲータレード」はフロリダ大学の教授が開発した経緯があり、バスケットボール、フットボール、ゴルフ、体操、水泳、テニスなど様々な種目で栄光を手にしてきました。

過去36回の全国スポーツランキングではトップ10に入る実績を誇り、1992年以来、合計で121のアカデミックオールアメリカンを獲得しています。

フロリダ大学のレベル

フロリダ大学の偏差値は?

アメリカの大学は日本の大学のような「偏差値制」でランキングを測定していません。その代わりに目安となるのがランキングや競争倍率です。

フロリダ大学の世界/全米ランキング

US.Newsによる全米大学ランキングにおいて、フロリダ大学は28位と高いランクに入っています。

また、世界大学ランキングで知られるタイムズ・ハイアー・エデュケーションのによると、2022年版ランキングでは世界の154位にランクインしています。

日本の大学との比較でみると201~250位群に東北大学、301~350位群に大阪大学や東京工科大学が入っていますので、世界的に評価の高い大学であることがわかります。

スポーツに強い大学全米ナンバーワン

大学ガイド「Niche」によるとアメリカでスポーツに強い大学ランキングでは全米トップにランクインしています。大学スポーツの実績だけでなく、スポーツマネジメント学部にも高い評価があり、全米4位にランクインしています。

フロリダ大学の合格率

米国学生も含めたフロリダ大学の合格率は37%と高い競争倍率を勝ち抜いた学生が集まっていることがわかります。高校の成績内申点(GPA)は限りなく4.0に近い平均値となっています。

フロリダ大学の学部

フロリダ大学センチュリータワー

フロリダ大学には100の学部専攻があり、興味のある分野の学習ができます。また、学部とは別に英語プログラムも提供しており、集中的に英語を学ぶことも可能です。

学部

フロリダ大学には、主に以下のような専攻プログラムがあります。

  • 言語・文学・文化
  • アート
  • 歴史
  • 経済・経営
  • 農学
  • 天文学
  • 生物学
  • 化学
  • 物理学
  • 数学
  • 薬学
  • 看護
  • 獣医学
  • 建築
  • 教育
  • コンピューター
  • 環境科学

文系も理系もカバーしているため、学びたいことにチャレンジできます。

フロリダ大学付属英語コース

「イングリッシュ・ランゲージ・インスティテュート」は、フロリダ大学の英語プログラムです。フロリダ大学では留学生に60年以上英語を教えてきた実績があり、フロリダ大学の学部入学とは別に受講できます。

集中英語プログラムと特別プログラムがあり、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング、文法のレッスンが提供されています。

約30カ国以上から集まった生徒が在籍しており、短期間での英語学習が可能です。

フロリダ大学に留学する方法

ベンヒルグリフィンスタジアム・フロリダ大学

フロリダ大学に留学するには、1年生として学部に直接出願する方法、コミュニティカレッジから編入する方法があります。英語プログラムのイングリッシュ・ランゲージ・インスティテュートを受講するには、大学入学とは異なる申請手続きが必要です。

学部に入学する場合

留学生として学部に入学するには、「コアリションアプリケーション」または「コモンアプリケーション」を使って出願します。申込は8月から開始され、11月16日までに申請書と30ドルの申請料を提出してください。アメリカでの教育歴がない場合は、成績証明書を資格評価機関に出しましょう。

語学力については、以下の基準を満たしている必要があります。

  • TOEFL(iBT):80
  • TOEFL(PBT):550
  • IELTSアカデミック:6.0 
  • GRE口頭テスト:140(GREスコアを必要とする大学院プログラムの場合)
  • UF ELI終了証明書(大学院入学用)

参考:フロリダ大学HP

コミュニティカレッジから編入する場合

2年制のコミュニティカレッジから編入することもできます。公立大学に編入するには、大学と同じ州にあるコミュニティカレッジからの編入が基本です。フロリダ大学に編入したい場合は、フロリダ州内にあるコミュニティカレッジに入学しましょう。

コミュニティカレッジは高校までの成績を問われることがなく、SATなどの試験を受けずに英語力だけで入学できます。授業料が安く、少人数のクラスで先生に質問しやすいというメリットもあります。

名門の4年制大学に編入するためには、コミュニティカレッジでいい成績を残すことが必須です。

イングリッシュ・ランゲージ・インスティテュートを受講する場合

イングリッシュ・ランゲージ・インスティテュートを受講するには、オンライン申請をするか申請書を提出します。

他には2.125ドルの申請料、アメリカの高校卒業証書に相当する修了証明書、財務責任証明書(F-1ビザで申請する場合)、パスポートのコピーが必要です。セッション開始の3週間前までに提出してください。

イングリッシュ・ランゲージ・インスティテュート

フロリダ大学留学にかかる費用

フロリダ大学エントランス

学部に入学した場合の授業料・滞在費

フロリダ大学に入学すると、初年度(2020~ 2021年度)は以下の費用がかかります。

授業料28,660ドル
書籍890ドル
部屋9,030ドル
食品(学外)4,600ドル
個人的にかかる費用530ドル
コンピューター1,170ドル
健康保険(必須)2,500ドル
学期費960ドル
推定総費用48,340ドル

初年度だけでも、総額で48,340ドル(約520万円)かかります。日本の大学と比較すると学費が高いので、必要に応じて奨学金も検討しましょう。

参考:フロリダ大学HP

イングリッシュ・ランゲージ・インスティテュートの授業料

集中英語プログラムは期間によってかかる費用が異なります。2021年秋クラスは以下の通りです。(1ドル=108.81円)

期間7~ 8週間13〜15週間
授業料2,640ドル4,200ドル
住宅費1,600ドル2,800ドル

・保険
・書籍
・食品
・個人的にかかる費用
1,710ドル3,140ドル

フロリダ大学で学ぼう!

フロリダ大学はフロリダ州最古の州立大学です。毎年6,000人以上の留学生を受け入れており、様々な大学ランキングで上位にランクインしています。バスケットボールやフットボールなどのスポーツが強く、スポーツドリンクの「ゲータレード」を開発したのもフロリダ大学の教授でした。

100の学部専攻があるので文系科目も理系科目も選択でき、英語プログラムの受講も可能です。直接入学するためには高い英語スコアが必要ですが、英語力や内申点が不安な人はコミュニティカレッジから編入することもできます。

フロリダは温暖な気候で過ごしやすいため、日本人の留学先としておすすめです。ぜひ、フロリダ大学に留学して貴重な体験をしてください。

(留学プレス編集部)

フロリダ大学正面
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