カナダは北米の最先端の知識を学べたり、比較的アクセントの少ない英語を学べたりするという観点から、留学先として人気があります。
さらにカナダは都市と豊かな自然が融合している場所が多く、過ごしやすいのも特徴です。
またカナダは多様な人種で構成されているため、外国人や異なる文化に寛容なことで知られています。そのため英語に不慣れな人の英語などにも、耳を傾けてくれる傾向にあります。
そんな留学先として人気があるカナダですが、費用が気になる方も多いのではないでしょうか。本記事ではカナダ留学のための平均費用を期間ごとに分けてご紹介します。
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カナダ留学に必要な費用
留学費用は留学先によって大きく異なります。またコース、設備、場所によってかなり価格に差ができるのが一般的です。ここでは語学学校、大学、カレッジ(短大)ごとの授業料についてご紹介します。大学、カレッジは1年以上の費用を記載しています。
4週間
語学学校:約11~20万円
12週間
語学学校:約20~30万円
半年
語学学校:約50~60万円
カレッジ(短期大学):約25~30万円(1学期4ヶ月)
1年以上
語学学校:約100~110万円
大学:約180~400万円
カレッジ(短期大学):約90~130万円
2年以上
語学学校:約200~220万円
大学:約360~800万円
カレッジ(短大):約180~260万円
カナダのカレッジ(短大)とは
一般的にカナダでカレッジ(短大)とは、コミュニティ・カレッジ(Community Colleges)を指します。短大といっても、日本の「短期大学」とは制度や性質が異なります。
コミュニティ・カレッジはそれぞれの地域に根差した成人教育機関です。さまざまなレベルやテクノロジー、創作芸術などの分野に分かれており、研修や就職のためのプログラムが提供されています。
一般的に大学よりも入学基準が低く、少人数で対話方式の授業が行われているのが特徴です。
語学学校を選ぶ際の注意点
日本でパンフレットやホームページに書かれた内容を元に学校を決めたが、実際に入学してみたら授業のレベルや授業数が異なっていたというトラブルが発生しています。
すでに入学金や授業料を支払っているケースも多いため、信頼性の高い留学エージェントを選び、慎重に内容について確認しましょう。
授業料だけじゃない!留学に必要な費用
カナダ留学に必要なのは授業料だけではありません。生活費や住居費、航空運賃、教材費などが必要です。ここでは授業料以外に必要になる費用についてご紹介します。
住居費
大学の場合、キャンパスに寮があれば住むことが可能です。その場合、住居費と食事などの費用が含まれることが多いですが、学校によって異なります。
アパートに滞在する場合、月平均4~8万円の家賃が必要です。またホームステイをする場合でも月平均4~6万円が必要になるので注意しましょう。
生活費
食費、光熱費、通信費、娯楽費など、生活に必要な費用です。住む場所によって費用は大きく異なります。ホームステイや寮で食事がついている場合以外は、最低でも月に5~8万円は考えておいたほうがよいでしょう。
保険料
カナダでは留学生は公的医療保険を取得できない州もあるため、医療費が高額になります。そのためカナダ滞在時には保険に入るのが一般的です。
保険会社やプランによってかなり費用が異なりますので、事前に確認しておくことは必要です。
教科書費用
教科書、本、電子機器などの教育用品が必要になる場合があります。特に大学では特定の年にパソコンを購入する必要があるため、多くの費用が掛かる場合があります。
ただし電子書籍や教科書のレンタルなどを利用することにより、費用を抑えることも可能です。
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カナダの概要
カナダは豊かな自然に囲まれた国です。夏になるとレジャーやスポーツなどが盛んに行われます。特にナイアガラ流域観光のアドベンチャー・クルーズなどは人気があります。
またカナディアンロッキーの山々を登山・ハイキングされる方も多いです。
カナダは英語とフランス語が公用語で、州によって使用されている言語が異なります。ケベック州などは人口の8割以上がフランス系のため、州の公用語はフランス語となっています。
都市の気候
カナダの気候は年ごとに異なり、冬の寒さが厳しい場合もあります。都市別の状況は以下のようになります。
・オタワ
カナダの首都オタワは北緯45度23分に位置し、北海道稚内市の北側に相当します。
10~4月初旬ごろまで雪が降り、12~2月は日中でもマイナス10度を下回るなど寒さが厳しい場所です。
しかし7、8月の夏の時期には30度を超える日もあるなど、寒暖差が厳しいことで知られています。四季がありますが、春や秋も気候の変化が激しい日が多いです。
・トロント
オンタリオ湖の北側に位置する都市です。北海道の旭川市とほぼ同緯度となります。
冬が長く、春と秋の期間が短いのが特徴です。朝と晩の寒暖差が激しく、冬にはマイナス20度になることもあります。
・バンクーバー
バンクーバーは、カナダ東部や内陸部に比べると温暖な気候です。冬でも気温がマイナスになることは少なく、雨が少ないのが特徴です。
日本人留学生が多い街
日本人留学生の留学先として人気があるのが、トロント、バンクーバーです。
トロントはカナダでも有数の都市で、経済と文化の中心地とされています。豊かな自然と都市景観が融合している美しい街としても知られています。語学留学、長期留学、ワーキングホリデーなど、多くの留学生が滞在している都市でもあります。
バンクーバーは海と山々の大自然に囲まれています。多様な民族と言語が存在しており、公用語の英語以外を話す人も多い都市です。またカナダの中でも温暖な機能のため、住みやすい街としても人気があります。
留学で必要な費用を知っておこう
カナダは留学先として人気のある国ですが、選ぶ学校によって費用が大きく異なります。自身がどんな環境で学びたいのか、何を学びたいのかを明確にしておくことで、選びやすくなるでしょう。
また留学に必要なのは授業料だけではありません。住居費や生活費、保険料など、暮らしていく上で必須の費用も事前に計算しておきましょう。
さらにカナダは基本的に寒さが厳しい国です。気候面で日本と異なることも多いため、体調を崩しやすくなっています。そのため万が一のために医療保険に加入するのを忘れないようにしましょう。また緊急時の連絡先もチェックしておくことが大切です。
実際に入学してみたら授業のレベルや授業数が異なるというトラブルも発生します。慎重に内容について確認し、できるだけ実際にその学校で授業を受けた人から情報を入手することも大切です。