ホーランドカレッジ(カナダ)の特徴を留学生が伝えます!【海外大学留学レポート】

海外大学留学に興味がある方のために、留学生記者が自分の大学をレポートする『海外大学留学レポート』。今日はカナダのホーランドカレッジ(Holland College)に留学中のタカハシミワさんからのレポートをお届けします。ぜひ読んでみてください!

カナダの太平洋沿いにあるのどかで自然豊かな街、シャーロットタウン。ここは「赤毛のアン」の舞台として有名なプリンスエドワード島の州都です。

シャーロットタウンにキャンパスを構えるホーランドカレッジ(Holland College)はカナダで最も授業料がリーズナブルな大学のひとつです。校舎はレンガ造りで統一されていて、その美しい外観が街の豊かな自然と調和しています。

当記事では、まだまだ知名度の低いホーランドカレッジを、実際に学生として通っている筆者から皆さんにお伝えしていきます。

「赤毛のアン」のモデル校、ホーランドカレッジ

ホーランドカレッジは2019年で創立50周年を迎える歴史ある学校です。皆さんにお馴染みの『赤毛のアン』の主人公、アンが物語の中で通ったウィーン学院のモデルでもあり、作者であるモンゴメリさんが実際に通った学校でもあります。

2014年に放送されたNHK連続テレビ小説「花子とアン」では『赤毛のアン』が生まれるストーリーとして、翻訳者である村岡花子さんの半生が描かれていました。記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

▼「赤毛のアン」の世界を楽しめる「グリーン・ゲイブルズ・ハウス」内にはアンの部屋があります。

豊かな自然に恵まれたキャンパス環境

ホーランドカレッジを取り巻く環境は自然豊かで、比較的治安のよい場所です。観光地でもあることから、シャーロットタウンには島内の半数以上の人々が暮らしています。季節ごとにイベントも開かれ夏場は非常に賑やかです。

しかし、冬場は気温がマイナス20度を下回ることもあり、島民はほとんど外出しません。「冬になると道に人がいない」と筆者もよく耳にします。

▼シャーロットタウンのダウンタウン

ホーランドカレッジのメインキャンパス、プリンス・オブ・ウェールズ・キャンパス(Prince of Wales Campus)はダウンタウンから徒歩10分圏内に位置しています。ダウンタウンには小さなショッピングモールもあり、その真向かいに位置するバスでスーパーマーケットやプリンスエドワードアイランド大学(University of Prince Edward Island) へ行くことができ、便利な立地です。

ホーランドカレッジには、その他プログラムにより、ツーリズム・アンド・カリナリー・センター(Tourism and Culinary Centre)、ウエスト・プリンス・キャンパス(West Prince Campus)、サマーサイド・ウォーターフロント・キャンパス(Summerside Waterfront Campus)といった校舎もあります。

留学費用を抑えたいときの「カレッジ」という選択肢

ところで皆さんはカナダにおけるユニバーシティ(University)とカレッジ(College)の違いについてご存知でしょうか?

Universityは日本でいう4年制大学で、卒業すると学士号が与えられます。Collegeは2年生で、日本でいう短期大学。そのため卒業後に与えられるのは準学士号です。

しかし国や教育機関によってCollegeでも学士号を取得できる場合があります。

正規留学を考えている方は卒業後の目的や、どんな学位を取得したいか、自分の将来に合わせて学校を選んで下さい。ちなみにホーランドカレッジは卒業後、準学士が与えられます。

費用面でのUniversity とCollegeの違いはどうでしょうか?

先ずUniversity、Collegeともに言える事として、学費は留学する国や地域、その教育機関が私立なのか公立なのかで大きく変わります。

カナダの4年制大学の場合、1年間の授業料は約150万~200万円。その為、4年間の生活費を含めると約960万~1600万円と言われています。ちなみにカナダの大学は私立が少なく、殆どが州政府が運営している公立です。

筆者は元々4年制大学に進学を希望していましたが、費用が賄いきれなかった為、カナダのCollegeを選択しました。CollegeはUniversityと異なり修了までは2年間なので、必然的に滞在費が抑えられます。またCollegeの1年間の学費の目安は約120万~150万と比較的リーズナブルです。

その中でも最もリーズナブルな大学のひとつといわれるHolland Collegeは1年間の学費が約80万円と破格です。以下は主な学科の学費になります。是非参考にして下さい。(2018年現在)

Accounting Technology $5,845
Business Administration $5,446
Child and Youth Care Worker $5,657
Computer Information System $4,648
Culinary Arts $12,086
Dance Performance $6,970
Dental Assisting $6,035
Energy Systems Engineering $5,945
Early Childhood Care and Education $4,956
Electromechanical Technology $4,726
Fundamental Arts $5,538
Graphic Design $4,848
Human Services $4,600
Journalism $4,618
Music Performance $6,714
Tourism and Travel Management $6,714

※上記にInternational feeとして$3,930を追加で支払います。

65以上に及ぶ多彩な専攻

上記で述べた学科を含め65以上のプログラムが用意され、授業は少人数で行われます。

筆者は現在ジャーナリズムを専攻しています。ジャーナリズムプログラムでは主に倫理、法学、数学、化学、心理学と多岐に渡った学問分野におけるマスメディアの在り方を学びます。

更にゲストスピーカーを招いた模擬記者会見なども行われ、非常に刺激の多い日々をおくっています。

どのプログラムにも必ず『Co-opプログラム』という実践を伴うカリキュラムが組み込まれていて、筆者も去年はニューブランズウィック州の新聞社で1カ月インターンをしました。

ホーランドカレッジが誇る、国内屈指の技術を提供するプログラムが料理(Culinary Arts)です。観光地であるシャーロットタウンではホスピタリティのプログラムに特に力が入れられているのです。

キャンパス内には、Culinary Artsの学生がメインになって手掛けるレストランがあり、大変人気があります。筆者も何度かそこで食事をしたことがあり、常に大変満足させてくれます。

学部で「非ネイティブ」なのは私だけ

ホーランドカレッジの全校生徒は約2500人。その内の54%が島民で、46%が他の州またはインターナショナルです。インターナショナルは45ケ国から集まっています。

インターナショナルとは、イコール『留学生』というわけではありません。長年カナダに移り住んでいる移民が比較的多く、筆者のようにホーランドカレッジに入学する為に海を渡る、いわゆる「留学生」は少ないように感じます。

更にその中でも英語が母国語でない学生はほんの一握り。ジャーナリズムプログラムにおいては「非ネイティブ」であるのは筆者だけです。その為、よりネイティブな環境で学習することができます。

ホーランドカレッジのとにかく親切な先生たち

そんな「非ネイティブ」な筆者にとって、毎日が戦いです。

ホーランドカレッジの先生たちは非常に面倒見がよく、努力する姿勢を見せ続けている限り絶対に見捨てたりしません。

筆者の担当教員も、授業の事だけでなく日々の生活の相談にものってくれます。取材課題の為、他プログラムの先生方とお話をする事が幾度もありましたがどの教員の方も非常に紳士的で力になってくれました。

留学を考えてはいるけど治安や費用に不安がある方、是非ホーランドカレッジを志望校リストに加えてみてはいかがでしょうか?温かい島民や面倒見のよい先生たちが卒業までサポートしてくれます。

Holland College ホームページ
https://www.hollandcollege.com

(留学生記者)

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