ニュージーランド留学は費用やキャリア面で社会人に有利!その魅力を徹底解説

社会人での留学は人生の一大事。これが人生最後の留学になるかもしれないし、留学を終えた後の仕事も気になります。

保護者の援助が見込める学生と違って自力で費用を捻出する人も多く「できるだけ費用面で有利な留学をしたい」「自分に投資したぶん、留学の成果をしっかり上げて将来につなげたい」と思うのは自然なことでしょう

ニュージーランドは実践的な教育に定評があり、キャリアに直結するコースが豊富にあります。英語圏のなかでは物価や学費がリーズナブルなうえ、学生ビザでアルバイトができるのも魅力です。

留学後は帰国して就職する道もありますし、現地に残って働くチャンスもあります。

この記事では、社会人のニュージーランド留学について徹底解説。特に留学費用の目安や、キャリアへのチャンスについてご紹介していきます!

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社会人のニュージーランド留学にかかる費用

留学の総費用目安

留学の種類別に費用の目安を算出しました。

コースや学校による違いや為替の変動はありますが、この費用目安には次の費用が含まれていますので、ほぼ留学総費用に近い金額になっています。

・学費(授業料)
・入学金
・教材費
・生活費
・航空券
・保険料
・ビザ申請料

▼留学総費用の目安

語学留学(1か月)45万-60万
語学留学(3か月)90万-130万
語学留学(1年)350万-420万
ワーキングホリデー(30歳まで)200万-300万
専門学校(1年間)250万-400万
大学(1年間)300万-500万
大学院(1年間)280万-380万

ニュージーランド留学でかかる費用の内訳

授業料

ニュージーランドへの留学費用のうち、大きな割合を占めるのが授業料です。

社会人の留学で主流な語学留学、専門留学、大学留学、大学院留学について、学校種類別に表にまとめました。(1ドル=90円で換算)

語学学校
※1週間あたり
(受講週数が長くなると割引が適用されるケースがあります)
約$300-400ドル
27,000-36,000円
ポリテクニック(公立の専門学校)
※年額
約15,000-25,000ドル
135万-225万円
大学(学部課程)
※年額
約25,000-35,000ドル
225万-315万円

医歯薬系や理系プログラムはこれよりも高くなることがあります。
大学院(修士課程)
※年額
約25,000-30,000ドル
225万-270万円

MBAや医歯薬系、法学などの専門プログラムはこれよりも高くなることがあります。

世界的に教育への評価が高く、国の方針によって教育の質が厳格に保たれているニュージーランド。高い質を保ちながらも、アメリカやイギリスとくらべると約3割ほど、学校によっては半額近くの学費で留学できます

公立校と私立校では授業料の違いが見られるものの、さほど大きな差ではありません。私立校であっても公立校より低い学費を設定している学校もありますので、運営形態にこだわりがある人以外は、学校単体で選んでいくのがおすすめです。

家賃

学費に次いで留学費用に占める割合が大きいのが家賃です。日本と同じく、都市部や観光地よりも郊外のほうが安く済む傾向にあります。

ホームステイの場合250-280ドル
22,500-25,200円

(1週間あたり)
一日2食込み、光熱費込み
シェアハウスの場合150-280ドル
13,500-25,200円

(1週間あたり)
食事なし、光熱費込み
学生寮の場合
※1人部屋
20,000ドル-26,000ドル程度
180万-234万円

(1年)
食事なし~一日3食込みまでさまざま
光熱費込み

留学生の滞在方式で一番多いのが、ホームステイを数週間しながら生活に慣れ、現地で他の学生たちとシェアをするというパターンです。

地元のニュージーランド人学生はもちろん、他国からの留学生も多いので、自炊で節約をしつつ異文化交流の機会にもなるのが魅力ですね!

食費

ニュージーランドは日本とくらべると外食費が高いため、食費を節約するには、なんといっても自炊です。

大きめの肉や多めの野菜を友だちとシェアすると安く抑えることができておすすめです!

▼食材の目安

パン一斤200-300円
牛肉(1lb)1300円
トマト(450g)380円
バナナ(1房)180円
卵12個(Mサイズ)400円
牛乳(1L)200円

生活費・交遊費

オークランドやウェリントン、クライストチャーチなどの都市部には、コンサートやライブ会場、スポーツスタジアム、大型ショッピングセンターといった施設があり、気を付けないと出費が多くなってしまいます。

しかしそれ以外のニュージーランドの街はというと、高いお金を使って遊ぶところはかなり限られています。

では、ニュージーランドの生活はつまらないのでしょうか?まったくそんなことはありません!

スキー場やトレッキングといったアウトドアが楽しめたり、温泉地もあります。どの街にも美しい公園や農園、川や海・湖などがあり、オーガニックで自然な食材にあふれています。

週末や放課後にはパブやカフェでくつろいだり、友だちと盛り上がることもあります。

航空運賃

ニュージーランド航空がオークランドへの直行便を運航しているほかは、ニュージーランド各都市へはすべてオーストラリアやアジアなどの経由便で行くことになります。

ハイシーズンをのぞき、約15万円から25万円ほどが目安となるでしょう。

その他の費用

上記以外で必要となる留学費用には次の項目があります。ひとつひとつは大きな金額ではありませんが、まとまると侮れない金額になりますのでしっかり念頭に入れておきましょう!

(いずれも留学の種類や期間によって異なります。)

・ビザ申請費用
・エージェント手数料
・入学金/教材費
・海外留学保険

社会人が使える奨学金や留学支援とお仕事事情

奨学金制度

「奨学金は学生しか使えない」なんて思っていませんか?

大学生や高校生を対象とした奨学金制度が多いのは確かですが、社会人でも応募できる奨学金も存在しています。

国や財団が実施している奨学金制度を次の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

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社会人留学のための奨学金一覧

また、大学/大学院への留学を検討している人は、大学それぞれでも奨学金プログラムを実施しています。留学生を対象としているものもありますので、大学ホームページをチェックしたり留学エージェントなどに問い合わせてみましょう。

企業の留学支援制度

あなたの在籍している企業には、留学支援制度はありませんか?

MBAや研究支援などを対象に企業が自社の人材を対象とした留学制度を設けている場合があります。

提携企業や現地法人でのインターンシップや実習を行っていることもありますし、短期研修などを実施するケースもあります。

留学後も仕事が確保されるというメリットもありますので、ぜひチェックしてみてください。

リモートワークで就業を継続

あなたのお仕事は、リモートワークは可能でしょうか?近年、留学やワーキングホリデーをしながら、日本の会社での仕事をリモートで継続する人が増えています。

収入を得ながら留学できるため留学のための貯金を切り崩す必要がありませんし、留学終了後もそのまま仕事を継続できます。

これを機にフリーランスとして仕事を開始するのもひとつの方法です。日本とニュージーランドは時差がほとんどないという点も、日本とのリモートワークには有利な条件ですね!

ニュージーランドでアルバイトをする

ニュージーランドは学生ビザで働くことができる国です。30歳までの方ならワーキングホリデービザの申請も可能です。

社会人にはこれまでの実績があります。職務経歴書(CV)に、これまで日本で培ってきた経験を書き込んで、面接に挑みましょう。

特に飲食、観光、美容師、福祉、医療、農業などの経験者はニュージーランドでも優秀な人材が欲しいところ。

アルバイトですべての留学費用をカバーすることはできませんが、日常の食費や生活費を助けてくれる貴重な収入になるでしょう。

教育ローン

さまざまな金融機関で、低金利での教育ローン制度を実施しています。

留学費用が貯まるのを待っていたら何年もかかってしまう、それなら先に留学をしてキャリアアップをし、しっかり返済をしていくという考え方もあります。

ただし、アメリカでは大学の高い学費を借りたためにその返済に苦労しているケースが増え、そのことが社会的な課題ともなっています。自分にとってどこまでを貯金でまかない、どのくらいの金額なら返済可能かを冷静に検討することが大切です。

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社会人がニュージーランド留学で得られる効果とは?

世界に通用する語学力

ニュージーランドの語学教育は、世界で一番早く英語教育を開始したイギリスの流れを汲むスタイルです。

同じ英語圏であっても、北米で話される英語とは少し異なる丁寧な表現が特徴です。強い自己主張よりも、謙虚な物言いと相手を慮る文章が身につきます。

そのため、ニュージーランドで学ぶ英語は世界のどこへ行っても美しく、失礼がありません。ビジネスの場ではもちろん、格式のあるホテルやイベントなどへの出席でも自信を持って交流することができます。

語学学校ではIELTSやケンブリッジ英検などの資格をとることもできます。学校が試験会場となっていることも多いので、帰国前に取得しておくと就職に有利です。

資格取得してキャリアへ

専門学校で資格をとってキャリアにつなげたい人にとっては、ニュージーランドはピッタリの国のひとつです。

公立(国立)の専門学校「ポリテクニック」は、一度はチェックしておきたい教育機関。即戦力を育成するためのプログラムが充実しています。

最短6か月からとれるサティフィケートから、大学卒業資格がとれるコースまで内容も豊富。国の予算でしっかりとした研修設備が整っていて、ニュージーランドでは沢山の社会人が学び直しとキャリアアップのためにポリテクニックに入学しています。

ニュージーランド国内に16校ある工科大学・ポリテクニックのうちの1校、ネルソン・マルボロ工科大学(Nelson Marlborough Institute of Technology)の訪問記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

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私立の学校も充実しています。

もともと4つ星ホテルだった建物をそのまま学校として使用しているホテル専門学校「パシフィック・インターナショナル・ホテル・マネジメント・スクール(Pacific International Hotel Management School)の訪問記事がありますので、ぜひ読んでみてください。

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大学・大学院を経てニュージーランドで就職

ニュージーランドでは大学卒業(学士号)もしくは大学院卒業(ポストグラデュエート、修士号、博士号)の資格を持つ人は、1年~3年間ニュージーランドで働ける就労ビザ「Post Study Work Visa」を申請できます

ニュージーランドのどの会社でも働くことができ、海外就職を目標にしている人にとっては大きなアドバンテージになります。

特に、社会人の方なら大学院を検討したいところ。ニュージーランドの大学院は最短1年からコースがあり、比較的短期で卒業できるというメリットがあります。(コースによっては1.5年や2年のコースもあります。)

アメリカの大学院と比較すると、アメリカでは修士課程が2年間必須なのに加え、留学費用総額が年間で600万~1000万ほどかかるのに対し、ニュージーランドでは年間費用約230万から300万円程で、かつ最短1年で卒業できるコースがたくさんあります。

日本の方は「大学院はハードルが高い」と考えがちですが、大学卒業資格を持っていて社会経験もある人が大学院に進学するのはニュージーランドではとても自然なこと。

もちろん入学のためにはしっかりした出願準備と英語力が必要ですが、そのための準備コースや英語コースも充実しており、チャレンジする価値はじゅうぶんあります。

なお、先述した公立の専門学校「ポリテクニック」でも大学卒業資格が取れるコースがたくさんあります。ポリテクニックを卒業した場合でも現地就労につながる可能性がありますので、選択肢として考えてみてください。

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よくある質問(FAQ)

ニュージーランドでアルバイトを探すには?
求人情報検索サイトや日本語情報サイトのクラシファイド(求人欄)で探すのが一般的です。学校に寄せられる求人情報もあります。
ニュージーランド留学中の交通費はどのくらいかかりますか?

都市部であればバスを中心とした公共の交通機関を利用します。住む場所によりますが、一か月の定期代は5000円から6000円ほどを準備しておくといいでしょう。都市部以外の街であれば、自転車での移動がおすすめです。

ニュージーランドの学生ビザで働ける時間数上限は?

ニュージーランドでは3か月未満の短期留学の場合はアルバイトができませんが、学生ビザを持っている人であれば週20時間までの就労が可能です。アルバイトの種類に制限はありません。

ニュージーランドの最低賃金は?

ニュージーランドでは18歳以上の場合の最低時給が21.20NZドルと決まっています。留学生にも適用されます。ここから源泉徴収がひかれて手取り賃金をもらいます。この時給以下を提示されたら違法です。こちらの足元を見ている雇用主に対しては交渉するか、または別の勤務先を探すのがおすすめです。

ニュージーランド留学生にはどんなアルバイトがある?

まだ英語力が低い人はホテルのハウスキーピングや日本食レストランのキッチンハンド(厨房内のお仕事)など、あまり英語力が必要とされない仕事を見つけるのがポイントです。ファームも常に人手不足。体力に自信がある人はチェックしてみましょう!

中級以上の英語力がある人はローカルの人や観光客を対象とする接客業で働くチャンスが多くあります。ホテル、レストラン、旅行会社でのツアーガイドなどの仕事に就くと、常に英語を使う環境になります。そのほか、日本での職歴を活かしたアルバイトを見つけたら、ぜひ応募してみてください。

ニュージーランドでの社会人留学に興味がわいたら

ここまでニュージーランド留学について、特に費用とキャリアを重点的にご紹介しました。留学費用は他の英語圏と比べるととても良心的で、かつアルバイトでの補填も可能なニュージーランド。

社会人の留学先として興味がわいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社会人の方は、仕事との両立に加えて年齢的な事情もあると思います。その点、ニュージーランドは卒業後に現地就職のチャンスがあること、時差が少なく職種によっては日本とのリモートワークができる点も魅力です。

「ニュージーランド留学についてもっと知ってみたい!」と思っている人や、「他の国とも比較してみたい」という人も、まずはしっかり情報を収集してみてはいかがでしょうか?後悔のない選択のためにも、さまざまな比較をしながら進路を考えてみてくださいね。

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