社会人の留学におすすめ!「働きながら行ける留学」6種とメリット・デメリットを解説

社会人での留学費用は、ほとんどの人が自己資金です。企業からの派遣や奨学金が見込めるという人以外、留学費用をどう捻出するかは大きな問題です。

なかでも

・中長期で、じっくり学びたい
・資格や学位を取得したい
・次のキャリアにつなげたい

と、こんな風に考えている人にとっては、短期留学とくらべて予算も大きくなります。

そんな人におすすめなのが、働きながら留学するスタイルです。

収入面のメリットはもちろんのこと、語学力・職歴・コミュニケーション力・ビジネス対応力などさまざまなスキルアップにつながります。

ここでは、働きながら実現できる海外留学をご紹介します。費用の壁で留学を断念しようかな…なんて思っている人も、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!

働きながらの社会人留学。どんなメリットがある?

社会人の留学におすすめ!「働きながら行ける留学」を解説

留学費用を抑えられる

まず何よりも嬉しいのが、留学費用を安く抑えられることです!

勉強と両立しながらの仕事になるため、その収入だけですべての留学費用を賄うことは難しいですが、現地での食費や遊興費は捻出できる可能性があります。

日本と海外では収入差があります。日本よりも平均賃金が高い国もありますが、そのぶん物価も高めです。

日本で学費と家賃を貯め、留学中の食費や生活費を働いて捻出するくらいのバランスを想定しておきましょう。

社会人は「働く」ことそのものを分かっている

一度、社会に出て働く経験を積んでいる人の場合、根本的に「仕事」というものがわかっています。

仕事効率を考えて段取りをしたり、責任感をもって取り組むことで信頼を得るというのが身についています。また、周りの人たちへの気配りも自然にできるでしょう。

語学力や環境の違いといったハンデがあっても、働くこと自体が初めてという人に比べれば大きなアドバンテージがあります。

仕事で使える語学力がつく

語学力は実践で鍛えてこそ本物になります。留学生同士でなら話せていても、ローカルの人たちと交わす会話では一段と高いレベルが要求されるでしょう。

また、ビジネスにおけるマナーや丁寧な言葉づかい、文書能力も身につきます。

職歴になる

海外で働いた経験は、どんな形であれ職務経歴書にしっかり記載するのがおすすめです。あえて語学力やグローバルスキルをアピールしなくても自然に伝わります。

コミュニケーション力や交渉力がつく

仕事に就くためには、どんな仕事であれ必ず面接を通過しなければなりません。留学終了後にどんな仕事につくとしても、このときの面接経験が間違いなく活きてきます。

また、職場では周囲とのチームワークや打ち合わせも必要になるでしょう。どんな立場でも発言が求められます。自分の報酬や待遇を交渉して改善するような経験も、代えがたい財産になります!

問題解決力がつく

仕事をしていれば、大なり小なりの問題はつきものです。当初聞いていた条件と違う、チーム内の仕事の配分の問題、トラブルを起こす人の尻ぬぐい、クレームの多いクライアント…など、さまざまな課題があるのが当たり前です。

外資系企業や在外団体の面接では、トラブル解決の事例を聞かれることがよくあります。そういったときに具体的に話せるエピソードにもなりますね!

海外(現地)就職につながる

勤務先の信頼が厚くなってくると、就労ビザのサポートを申し出てくる場合もあります。就労ビザに切り替えて現地就職を模索したい人にとっては大きなチャンスですね!

資格や学位を取得する留学ならば、卒業後に数年間就労ができるビザに切り替えられることも。国によって条件が異なりますが、人口が減少しているのは日本も諸外国も同じ。優秀な人材であれば、外国からでもぜひとどまっていてほしいと考える国が増えているのです。

働きながらの社会人留学。デメリットは?

社会人の留学におすすめ!「働きながら行ける留学」を解説

勉強に割く時間が減る

勉強と仕事を両立するのは、どんな人にとっても大変です。

特に、大学/大学院や専門学校など、学位や資格を目指す留学の場合、課題や実習も多く入ってきます。

仕事を優先するあまり、単位を落としてしまっては元も子もありません。自分が何をしに海外までやってきたのか、その目標を常に見失わないことも大切です。

悔しい想いもする

学校の勉強では比較的良い成績がとれていた人でも、ひとたび仕事に入ると思うようにいかない場合があります。面接を受けてもうまくアピールできなくて悔しい想いをするかもしれません。

いざ仕事に就いても、慣れないスピードの会話や聞いたことのない専門用語に戸惑うこともあるでしょう。留学生が多く働く職場であっても、発言が苦手だったり大きな声を出せない日本人は他国の留学生より劣って感じてしまうことも。

ひとりで悩むのではなく、上司や同僚にどんどん相談することが大切です。誰かに話してみると違った視点でのアドバイスをもらえたり、意外と頼りにされていることがわかったりするものです。

遊ぶ時間が減る

学校と並行して仕事をしていれば、おのずと自由時間は減っていきます。友だちと食事に行くチャンスは減ってしまうかもしれませんし、週末の小旅行はお預けになってしまうかもしれません。

とはいえ、せっかく費用を抑えるために働いているので、遊びに行く暇がないのはかえって節約になるかもしれませんね。

旅行などは学校の長期休暇を利用したり、留学終了後に一周旅行をするなど、うまく配分して計画していきましょう!

働けなかった場合を検討しておく

仕事に必ず就けるとは限りません。職歴や語学力が足りなくて、希望職種に就けない可能性もあります。

現地の経済状況によっては、地元の人でさえ仕事に就けないなか、外国人には働ける場がほとんどなくなるケースもあります。

また、体調を崩してしまったときや学校が想定以上に大変なときは、仕事は難しいでしょう。海外に一人で留学しているのですから、健康と勉強は何よりも大切にするべきです。

ある程度現地での収入も想定しながら、万が一仕事を休んだとしても節約しながらやっていけるくらいの資金計画は、出発前に立てておくのがおすすめです。

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働きながら行ける社会人留学6選

社会人の留学におすすめ!「働きながら行ける留学」を解説

有給インターンシップ

机の授業ではなく、働く経験から学べるインターンシップ。留学生用の海外インターンシップには無給プログラムと有給プログラムがあります。

海外の5つ星ホテルや旅行会社・出版社・会計事務所・法律事務所・教育機関など、さまざまな有給インターンシップがあります。

特に近年人気が高いもののひとつが、カナダのコープ(Coop)プログラム。専門学校やカレッジ、大学等のカリキュラムの一貫として行われ、インターンシップ経験が単位になります。

もちろんカナダ以外でも有給インターンシップが可能な国や職種はありますので、積極的に活用したいですね!

就労(アルバイト)が認められている国への留学

学生ビザ(留学ビザ)保持者の本文は勉強です。就労を認めていない国もありますが、条件付きでアルバイトが認められている国もあります。

▼学生ビザでアルバイトが認められている国

・カナダ
・オーストラリア
・イギリス
・アイルランド
・ニュージーランド
・ドイツ
・フランス
・スペイン
・イタリア
etc.

いずれの国も就業時間や同一雇用主で働ける期間、就学先の学校形態などの条件が異なります。政府の方針が変わることもありますので、最新情報をチェックしていきましょう!

ワーキングホリデー

30歳以下の人であれば、ワーキングホリデーを活用するのもおすすめです!

ワーキングホリデーとは渡航先の国でアルバイトをしながら長期間滞在できるビザのことです。多くの国では1年間、なかには最長3年まで滞在できる国もあります。

ワーキングホリデービザが留学ビザと大きく違うのは、学校に行かなくてもいいこと。留学ビザの人は必ず規定以上の授業時間数を学校で勉強する必要がありますが、ワーキングホリデーの人はその点が自由です。

アルバイト以外の時間を旅や交流に使う人も多いですが、なかには学校以外で自分のスキルを上げるために行く人もいます。

たとえばサーフィンやヨガ、ダンスなどの研鑽をしたい人、スキーやスノーボードで実力を上げて大会に出たい人、美容師として現地で独立を目指している人、シェフやパティシエとして腕を磨きたい人、などはワーキングホリデーをうまく活用したいですね!

オーペア/デミペア

家事が好きな人や子どもが好きな人にピッタリなのがオーペア、またはデミペアです。

オーペアとは住み込みで家事を手伝ったり、お子さんの世話をしたりすることで家賃や食費が無料になり、報酬(おこづかい)が支給される制度のことです。

一方、デミペアとはオーペアよりも働く時間数が少ないため家賃と食費は無料ですが、おこづかいは支給されません。その代わりに空いた時間に学校へ行くことができます。

ベビーシッターの文化に慣れている欧米の留学生にはとても人気があります。子どもたちと常に接しているので、常に会話をする環境なのも嬉しいですね。

日本とつないでリモートワーク

近年は、日本の企業の仕事を海外でリモートワークする人も増えてきました。留学のために仕事を辞める必要がなく、帰国後もそのまま就業できるのが大きなメリットです。

日本からの安定収入があるなら長期間滞在が許可される「ノマドビザ」を取り入れる国も多くなっています。

ノマドビザを導入している国には、たとえばマルタ、エストニア、アイスランド、スペイン、ポルトガル、ジョージア、ギリシャ、ハンガリー、ルーマニア、ラトビア、バハマ、コスタリカ、メキシコ、ドバイ、マレーシアなどがあります(ほかにもたくさんあります)。

「自分の会社には海外リモートワークできる制度がない」と思っている人も、一度上司に相談してみてはいかがですか?あなたが最初の一人になり、良い前例を作ってみては!

フリーランスワーク

専門のスキルを持っている人は、フリーランスとして現地で仕事を続けながら勉強するという方法もあります。

ライター、デザイナー、翻訳、プログラマー、エンジニア…とさまざまな職種で海外ノマドする人が増えてきました。

クラウドサービスなどをうまく活用し、海外にいても国内にいるときと同じように働いて収入を得る人もいます。また、海外に定期滞在していることをうまく利用して、バイヤーやライターなど現地からの商品提供や情報発信を企業と契約するという人もいます。

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社会人経験があるからこそ、働きながらの留学も視野に入れられる!

社会人の留学におすすめ!「働きながら行ける留学」を解説

仕事をした経験がある社会人には、知恵と経験があります。だからこそ、言葉や職習慣が違う外国でも、これまでに培ってきた自分の底力で乗り切れるのです。

働きながらの留学は決して楽ではありませんが、そもそも留学で楽をしようと思っている人はあまり多くはないのではないでしょうか。ここでしっかりいろんな経験を積んで次のステップの財産にするのも、実り多い留学になるでしょう。

最低限どのくらいの費用を用意していけばいいのか、やりたいことに合うビザはどれなのか、学校と両立するにはどうしたらいいか、しっかり検討して留学を成功させてくださいね!

社会人の留学におすすめ!「働きながら行ける留学」を解説
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