ホテル学校は世界中にあるけれど、『ホテルそのものが学校』というホテルスクールは珍しいのではないでしょうか。
ここ、パシフィック・インターナショナル・ホテル・マネジメント・スクール(Pacific International Hotel Management School、以下「PIHMS」)のキャンパスは、もともと4つ星ホテルだった建物をそのまま使用。レストランから客室、フロントに至るまですべての施設が、生きた教材となっている学校です。
ホテルの客室が学生寮に。
PIHMSでは、ホテルとして営業していたころの施設を存分に活用した授業が行われています。
たとえば、客室。
学生は150室ある客室のハウスキーピングから管理のすべてを、スタッフとして行います。ちなみに、この客室は学生寮にもなっています。学生自身が仮想の宿泊客でもあるのです。
▼リゾートホテルさながらの客室。
▼学校の正面玄関を入ると、ホテルのフロントが学校への来客を迎えます。
▼スイミングプールも。
学食でもあり訓練の場でもあるレストラン
かつてホテルのメインダイニングとして使われていた空間は、現在、学生が食事をとるカフェテリアとなっています。ここで働くのももちろん学生。レストラン業務のトレーニングの場でもあります。
▼ある日のランチメニュー。メインは4種類から選べる充実ぶり。
▼先生にサービスを行う留学生。先生はわざと難しい質問をして、学生を困らせます。
英語力が足りない人には併設の英語コースも
PIHMSに入学するには、最低でもIELTS5.5の英語力が必要となります。そのため、まだ英語力が足りていない場合は、まずは併設の英語コースから。ここで英語力を上げてから正規コースに進みます。
▼敷地内にある英語コース。
なお、IELTSが6.0(Overall)ある人は、6か月間の授業+6か月間の有給インターンを組み合わせたコースを受講可能。そのほか、4年間の学士号コース、5年間の準修士号コース、6年間の修士号コースまで、希望するゴールに合わせて受講期間を決めていくことができます。
即戦力となりうる人材を育成しているPIHMS。学位を取った学生の98%が、卒業後3か月以内に4~5つ星クラスのホテルへの就職を果たしています。また、卒業生の72%が、終業後1年以内に昇進してきたという実績も残しています。
《まとめ》
パシフィック・インターナショナル・ホテル・マネジメント・スクール (PIHMS)に向いているのはこんな人!
・ホテル業界でのキャリアを希望する人。
・有給インターンシップと組み合わせて留学費用を抑えながら学びたい人。
・大きな大学のホテル学部ではなく、学生同士/教師との距離が近い環境を望む人。
・のどかな田舎のリゾートホテルで勉強に集中したい人。
・住居から学校までの距離が近い環境を望む人。
PIHMSホームページ http://www.pihms.ac.nz
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取材協力:
ニュージーランド大使館 エデュケーション・ニュージーランド
ニュージーランド航空