ハワイの大学一覧と各校の特徴をご紹介!留学方法や学部、費用、進学ルートを解説。

リゾートのイメージが強いハワイですが、実は教育の質の高さに定評があるのをご存じですか?ハワイの大学を卒業した学生には幅広く、さまざまなキャリアのチャンスが広がっています。100以上の専攻が選べるほか、大学院課程も充実しています。

海外大学への留学は日本の大学にくらべて勉強量が多く、上手にストレスと付き合うことが大切です。日々の暮らしでのリラックスや友達のサポートがあれば、前向きな気持ちを保てます。その点でハワイは、治安の安定度や温暖な気候、人の親しみやすさがそろっていて、日本人留学生にとって魅力的な環境が整っています。

ここでは、ハワイの大学一覧とハワイ州の大学制度『ハワイ大学システム』の説明、ハワイで大学留学するための方法や入学条件や難易度をまとめました。この記事を最後まで読めば、ハワイで大学留学するための正しい知識と準備方法、学校選びの基準などがすべて得られるようになっています

「ハワイで大学留学してみたいけれど、日本人が多いのかな?」「遊んでいると思われないかな?」「今までの成績が悪いけれど入学できるのかな?」などの心配がある人も、ぜひ参考にしてください!

海外大学に興味が湧いたら

目次

ハワイの四年制大学一覧と難易度

ブリガムヤング大学ハワイ・ホノルル校

Brigham Young University-Hawaii, Laie, Oahu, Hawaii by Ken Lund

ハワイ大学マノア校(University of Hawaii at Manoa)

ハワイ大学マノア校は、1907年設立の州立大学です。ハワイでもっとも規模が大きく、歴史の古い名門大学です。ハワイ州の教育をリードする存在で州民からリスペクトされています。

学部生の総数は12,631人のうち留学生数は1,587人です。

ハワイ大学マノア校の授業料は州立大学の全国平均を下回っていながら教育の質を高く保っていることも人気の理由です。この記事の後半で詳しい授業料をご紹介していますのでぜひ参考にしてください。

100以上の専攻があるなか、人気の学部は心理学、運動科学、コミュニケーション、ファイナンス、生物学、看護、マーケティング、機械工学、会計、ホスピタリティ&観光などです。

また、海洋学、天文学、太平洋諸島、アジア地域研究、言語学、癌研究、遺伝学などの分野での画期的な研究がよく知られています。地質学分野では世界ランク24位の評価を受けています。

ハワイ大学マノア校に入るには高い英語力と最終学歴での高い平均内申点が必要です。合格率は約58%です。もし規定の成績に満たない場合は州内のコミュニティカレッジからの編入ルートで合格を目指しましょう。

ハワイ大学ヒロ校(University of Hawaii at Hilo)

ハワイ大学ヒロ校は、州立のリベラルアーツカレッジです。リベラルアーツカレッジとは高い教養を持つ成人の育成を目的とした総合教育大学のこと。総合大学にくらべて少数精鋭の学生数なのもリベラルアーツカレッジの特徴で、ハワイ大学ヒロ校も学生数は4,000人です。教員に対する学生の比率が低くクラスの人数を少なく絞っています。そのぶん、クラスメートや教師たちとの距離が近く密接な関係を築けるのが魅力です。

大学のキャンパスはホノルルから200エアマイルのヒロ市にあります。ヒロは緑豊かで街からは近くのマウナケア火山とマウナロア火山の素晴らしい景色も楽しめます。

ハワイ大学ヒロ校の合格率は52%、合格学生の平均内申点は3.5とやや狭き門となっています。心配な人は州内のコミュニティカレッジからの編入ルートで合格を目指しましょう。

ハワイ大学ウェストオアフ校(University of Hawaii at West O‘ahu)

1976年に設立された州立大学です。オアフ島のカポレイ市にあります。学生数は約3000人と小規模で、もっとも人気の学部はビジネス、行政、リベラルアーツ、人文科学です。

オンライン教育も盛んです。「全米ベスト・オンラインカレッジ」ランキングでは26位に入ったこともあります。

96%の学生が教師の授業への真剣度に満足を表明していて、小規模大学ならではの充実とサポートを得られる大学です。また、「大学をひとことで表すとしたら?」という調査では「フレンドリー」という回答が63%で第1位となっているアットホームな大学です。

ハワイ大学ウェストオアフ校の合格率は84%で、きちんとした成績と大学規定の英語力を証明できればじゅうぶん合格が見込めるでしょう。

ハワイパシフィック大学(Hawaii Pacific University)

ハワイパシフィック大学は1965年設立のホノルルにある私立大学です。学部生数は8000人ほどでハワイの私立大学としては最大級。たくさんの学部があるなか、人気のある専攻としてはビジネス、看護、心理学などがあります。

大学には2つのキャンパスがあります。ホノルルのダウンタウンに大きいキャンパスがあり、経営学部と人文社会科学部があります。もう1つのキャンパスは、オアフ島のコオラウ山脈の緑豊かな丘陵地帯にあります。このキャンパスは広大で、自然科学と看護健康科学、海洋生物学の専門機関などがあります。

合格率は75%で、きちんとした成績と大学規定の英語力を証明できればじゅうぶん合格が見込めるでしょう。

ブリガムヤング大学ハワイ校(Brigham Young University, Hawaii)

モルモン教系の私立大学で、ユタ州にメイン校を置くブリガムヤング大学のハワイ校です。ユタのブリガムヤング大学は世界ランキングでも上位に食い込む難関校ですが、ハワイ校は学生数3000人ほどの小規模校です。

「学ぶために入学し、奉仕するために行け(Enter to Learn, Go Forth to Serve)」がモットーで、教師陣は惜しみなくサポートを行い、留学生へのサポートもしっかりしています。

合格率は97%です。とはいえ合格者の内申点は比較的高いので、高めの成績と大学規定の英語力を証明できるようにしましょう。

シャミナード大学ホノルル(Chaminade University of Honolulu)

1955年設立のハワイ唯一のカトリック系私立大学です。キャンパスはホノルルの丘陵地帯にあり、眼下の緑とダイアモンドヘッドを臨める景観が魅力の一つです。

リベラルアーツを根本にビジネスから人文学系、健康・ヘルスケア分野から海洋学まで幅広い専攻があります。

学生数2000人に満たない小規模校のため、学生と教授の距離が近く手厚いサポートを得られるのも留学生にとっては心強いでしょう。

合格率は95%で、平均的な成績と大学規定の英語力を証明できればじゅうぶん合格が見込めるでしょう。

ハワイの二年制大学(コミュニティカレッジ)一覧と難易度

ウィンドワード・コミュニティカレッジ

Windward Community College campus sign by Joel

ハワイのコミュニティカレッジへは、各カレッジで定められている英語力さえクリアすればほぼ100%入学することができます。英語力要件も四年制大学と比べるとやや低めに設定されています。

もし最終学歴の成績が著しく低い場合にはカレッジに直に打診をする必要がありますが、それ以外の人は入学難易度についてあまり心配することはありません。英語力を上げることに集中して、合格を勝ち取ってください。

ハワイ・コミュニティカレッジ(Hawaii Community College)

1941年設立の歴史あるコミュニティカレッジです。ヒロ、コナ、ヒロカアの3拠点にキャンパスを持ち、メイン校はヒロです。

ハワイの四年生大学への編入プログラムの他、会計、司法行政、農業、建築、エンジニアリング、自動車整備技術、ビジネステクノロジー、クリエイティブメディア、料理、ディーゼルメカニック、デジタルメディアアート、幼児教育、電気技術、ハワイアンスタディーズ、ホスピタリティ/観光、マーケティング、看護、薬物カウンセリング、熱帯林研究などの専門プログラムも充実しています。

ホノルル・コミュニティカレッジ(Honolulu Community College)

メインキャンパスはホノルルのダウンタウンの近くにあり、郊外に航空、海洋、自動車、重機プログラムのための施設を持っています。

四年制大学への編入プログラムのほか商用航空技術、海洋教育、自動車工学などの専門的な技術プログラムに定評があります。その他、コミュニケーションアーツ、コンピュータテクノロジー、美容、幼児教育、音楽とエンターテインメントなど幅広くキャリア教育を提供しています。

カピオラニ・コミュニティカレッジ(Kapi’olani Community College)

カピオラニコミュニティカレッジはダイヤモンドヘッドの丘陵地にあります。学生数は6000人強におよぶハワイ最大規模のコミュニティカレッジで、州内の四年制大学への編入プログラムが充実しています。ハワイの「ベスト・コミュニティカレッジ」でベストワンに選ばれているほか、全米のコミュニティカレッジランキングでは50位に入る人気校です。

国家認定プログラムでもある料理、健康科学、救急医療サービスのほか、ホスピタリティ、ニューメディアアート、ビジネス教育などのキャリア教育も人気があります。

留学生も多く異文化理解に力を入れているコミュニティカレッジです。

リーワード・コミュニティカレッジ(Leeward Community College)

リーワード・コミュニティカレッジは約2500人ほどの学生が通う小規模のコミュニティカレッジです。人気のある専攻は、一般教養、人文科学、情報科学、料理、フードサービスなど。

コミュニティカレッジランキングでは132位にランクインしています。教師の質に定評があり、81%の学生が「指導に満足」と回答しています。

ハワイ大学マウイカレッジ(University of Hawaii, Maui College)

ハワイ大学マウイカレッジはマウイ島にある州立大学です。4年制の学士号プログラムだけでなく、もともとはコミュニティカレッジだったため2年間の準学士号プログラムも充実しています。

人気の学部はリベラルアーツ、人文科学、料理、フードサービス、准看護師トレーニング(LPN)などがあります。約1000人の学生が在籍している小規模な大学で付属英語学校もあるため、美しい島でのんびりと、小さな大学で学びたい人におすすめです。

ウィンドワード・コミュニティカレッジ(Windward Community College)

ウィンドワード・コミュニティカレッジは「ハワイのベスト・コミュニティカレッジ」で2位に選ばれている人気校です。全米のコミュニティカレッジのなかでもベスト52位にランクインしています。

人気学部は一般教養、人文科学、獣医技術者&アシスタント、マイノリティ&民族研究などがあります。学生数700人弱の小規模校のため、93%の学生が指導に満足する充実度を誇っています。

カウアイ・コミュニティカレッジ(Kauai Community College)

カウアイ島にあるカウアイ・コミュニティカレッジは「ハワイのベスト・コミュニティカレッジ」で3位に選ばれている人気校で、全米のコミュニティカレッジランキングでは63位です。学生数350人程の大変小さなコミュニティカレッジです。

人気のある専攻は会計技術者&簿記、一般教養、人文科学、機械修理など。地元に根差した職業訓練プログラムに定評があります。

「ハワイ大学システム」とは?

ハワイ大学

University of Hawaii by Anna

「ハワイ大学」と聞くと、そういう名称の単独の大学があるのかと思ってしまいそうですが、ハワイ大学という大学は存在していません。ハワイ大学とは次の州立大学を総称した総合グループ「ハワイ大学システム」のことを指しています。

ハワイ大学システムに属する学校

四年制大学
ハワイ大学マノア校
ハワイ大学ウエストオアフ校
ハワイ大学ヒロ校
ハワイ大学・マウイカレッジ
二年制大学(コミュニティカレッジ)
ハワイ・コミュニティーカレッジ
ホノルル・コミュニティカレッジ
カピオラニ・コミュニティカレッジ
リーワード・コミュニティカレッジ
ウィンドワード・コミュニティカレッジ
カウアイ・コミュニティカレッジ

ハワイ大学システムのメリット

ハワイ大学システムのメリットは、システム内のカレッジ同士で編入がしやすく、単位の移行がスムーズなことです。

もし第一志望がハワイ大学システム内の四年制大学なら、アメリカ本土やカナダのコミュニティカレッジから編入を狙うよりも最初からハワイ大学システム所属のコミュニティカレッジへ進学するのがおすすめです。

ハワイ大学システム校への入学窓口

ハワイ大学システム所属校へ留学したい人は、大学それぞれに書類を提出するのではなく「一括出願窓口」から願書提出をします。いろんな願書を用意する必要がなく、一度に併願ができるので便利です。

ハワイの二年制大学への留学方法

ハワイのコミュニティカレッジは、願書締切日が決められている学校と、一年中いつでも出願できる学校とがありますので、注意しておきましょう。コミュニティカレッジはすべてハワイ大学システム所属校ですので、一括出願窓口から願書を提出してください。

ハワイのコミュニティカレッジへ留学するには英語力の証明が必要です。

出願に必要な英語基準は学校ごとに異なります。ここでは例としてカピオラニ・コミュニティカレッジの場合をご紹介します。

・TOEFL(r) iBT 61
・英検 2級A
・TOEIC 650
・IELTS 5.5

ハワイの四年制大学への留学方法

ハワイの4年制大学に留学するには

1.直接1年次に入学する方法
2.コミュニティカレッジから編入する方法

の2種類のルートがあります。

直接入学を希望する場合

各大学が定める英語力要件や最終学歴の内申点基準をクリアする必要があります。大学ごとに異なりますので、ここでは例としてハワイ大学マノア校の基準をご紹介します。

英語力TOEFL (iBT) 100
IELTS (Academic Section) 7.0
内申点(GPA)B以上

英語力が足りない場合、付属の英語学校で学ぶことを条件に仮合格がもらえる「条件付き入学」制度を持っている大学もあります。

条件付き入学について詳しく読む >

コミュニティカレッジから編入する場合

四年制大学が定める英語力や成績が基準に達していない人や、小規模校で慣れてから大学へ進みたい人、学費の安いコミュニティカレッジで留学費用をセーブしたい人などは、まずコミュニティカレッジで2年間学んでから四年制大学の3年次に編入するルートがおすすめです。

ハワイ大学システム所属校同士であれば特に編入がスムーズです。

ハワイ大学進学の学費

一般的に大学の学費は州立よりも私立のほうが高めに設定されています。学部によっても異なります。

また、ハワイのなかでもホノルルのような大都市と他の島では生活費に差があります。

ここでは参考として、ハワイ大学マノア校に留学した場合の1年次の学費例をご紹介します。(2021-22年度:1ドル=109.42円の場合)

授業料(年間)$33,336(365万円)
ユニバーシティ費$882(9.6万円)
教材費目安$1,350(14.7万円)
滞在費+食費$13,642(149万円)
お小遣いなど$2,742(30万円)
合計$51,952(568万円)

(参考:ハワイ大学マノア校公式サイト

ハワイへ大学留学するメリット

ハワイのビーチと公園

比較的治安がよい

ハワイは米国本土と比べると比較的治安が安定していることで知られています。FBI発表(2005年)では、人口10万人当たりのハワイ州での暴力事件発生件数はカリフォルニア州やニューヨーク州の約50%、殺人事件の発生件数はカリフォルニア州の約25%、ニューヨーク州の50%以下というデータが出ています。

アジア系アメリカ人が人口の50%以上、日系アメリカ人が人口全体の20%を占めることから、アジア人差別も少なめです。

日本人が少ない

ハワイの英語学校は日本人学生率が高い傾向にありますが、大学は逆で「少なめ」です。ハワイ大学の場合、90%の学生がアメリカ人です。

卒業後は就業のチャンスも

将来ハワイに住みたい人やハワイで働きたい人は、大学卒業後に得られるOPT(オプショナル プラクティカル トレーニング)を取得できます。OPTとは専攻内容と関連した仕事に1年間就くことができるもので、コミュニティカレッジや4年制大学を卒業した人であれば申請可能です。

一時帰国がしやすい

ハワイは日本人観光客が多いため、就航している便数も他都市とくらべてダントツです。日本の離発着空港も多いため、一時帰国の際は日本国内移動も少なく、利便性が高い留学先です。

自然のなかで心穏やかな留学生活を送れる

青く透き通った海や雄大な山林に囲まれた留学生活は、健康的でリラックスできる環境に満ちています。大学での勉強は決して易しいものではありませんが、勉強で疲れた体や脳を癒しにビーチ沿いを散歩したり、サーフィンやヨガ、ハイキングなどを楽しむのもいいでしょう。

ハワイへ大学留学するデメリット

ワイキキの夜景

英語力が上がるまでは日本人率高め

大学に入学するための英語力が不足している人は、事前に英語学校に通うことになります。ハワイの英語学校は短期留学を含む日本人留学生が比較的多い傾向にあります。

学内では英語以外使用禁止の「英語オンリーポリシー」の学校を選んだり、日本人学生同士であっても英語で話す、などの意志を強く持つ必要があります。

物価が高め

ハワイは島であるため、多くの商品が米国本土から輸送されてくる関係で、やや物価が高い傾向にあります。また、ホノルルなどの都市部は遊びの誘惑も多いことから、うっかり使いすぎると予算オーバーしてしまうことも。

うっかり使いすぎないよう、計画的な家計管理が必要です。

ハワイで大学留学を実現しよう!

ハワイにはハワイ大学システム所属校をはじめ、魅力的な大学がたくさんあります。日本人にとって過ごしやすい環境で、質の高い教育を受けることができます。

英語力や成績が足りない人でも、コミュニティカレッジからの編入ルートを使えば名門大学への入学もじゅうぶん可能性があります。

ハワイの大学に留学してみたい人は、ぜひこの記事を参考にして、留学を実現してください!

(留学プレス編集部)

ハワイ大学マノア校
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