留学先での家探し。考えるだけでストレスになるくらい大変なイメージがありませんか?現地の語学が既に堪能であればトラブルを避けることも簡単ですが、なかなか現地の事情を知らないと後で問題になることもあります。本記事、メキシコで賃貸物件を探す時の大切なポイントをご紹介します。
メキシコ人はどのように賃貸物件を探しているのか
メキシコでは家を探す主な方法が2 つあります。1つがインターネット。メキシコで人気の2つのサイトがアンダレ!(Andale!)、そしてもう1つがビバヌンシオス(vivanuncios)です。賃貸物件以外にも車、家具などの売り買いや各種サービスが探せます。
サイトで希望のタイプの賃貸物件を探し、家の管理人と電話やメールでアポイントをとり、物件を見せてもらうのが基本的な流れ。物件が気に入れば敷金(通常家賃1か月分)と、家賃1か月を払い鍵をもらいます。
インターネット以外のもう1つの方法は自分の住みたいエリアに足をはこび、家に貼ってある賃貸のサインを探すことです。メキシコではこの方法もとても一般的で、家を貸したい大家は紙に連絡先と共に「家を貸します」という意味の「セ・レンタ(se renta)」と書き、家の窓や壁に貼り入居者を探します。
この方法のメリットは家や近所の様子をアポ前に知っておける事。ネットに掲載しないで、このように入居者を探す大家も多いので、ネットで希望の物件がなかなか見つからない場合は、この方法を是非試してみてください。
メキシコにはどのようなタイプの物件があるのか
メキシコでは、家でもアパートでも家具付きと家具無しの物件があります。外国人がメキシコで新生活を始める時に便利なのは家具付きの家です。
ネットではアムエブラダ(amueblada)家具付き、シン ムエブレス(sin muebles)家具無しで見分けられます。
家のタイプは一軒家であるカサ(casa)、1K以上のアパートのデパルトメント(departmento)と1Kのエストゥディオ(estudio)があります。
その他に知っておきたいのは、家やアパートの場合寝室がいくつあるかです。レカマラ(recamara)という言葉で見分けられます。
寝室が1室であれば1recamaraとあり、2室であれば 2recamarasと書かれています。その他浴室はバニョ(baño)、台所はコシナ(cocina)、エアコン付はAC、またペット無しの場合はシンマスコタス(sin mascotas)、インターネットが家賃に含まれている場合はコン インテルネット(con internet)とあります。
単身でメキシコ生活を始めるのであれば、家具付き、インターネット付のエストゥディオをお勧めします。長期滞在の場合もまずは身軽に生活を始め、生活に慣れて土地勘がわかった頃に引っ越しをする方が、スムーズに生活を始められます。
メキシコで安全と呼べる家にある物とは?
治安がよくない場所も多いメキシコで、安全と呼べる家は窓や玄関ドアにプロテクション(protection)と呼ばれる鉄の内格子がある家です。内格子があれば窓からの侵入は大抵防ぐことができるからです。
また内格子がない家であっても、メキシコにはゲート内に建てられたプライベートエリアが多くあります。警備員が24時間常駐し敷地内に入る訪問者に対しIDの提示を求め管理しています。
建物の出入り口に高いセキュリティをつけたアパートもあります。各アパートの窓にはプロテクションがない場所もありますが、治安は各地で異なるため、窓にプロテクションがないからと言って侵入されやすいとは一概に言えません。
契約書にサインする時に注意すること
ようやく希望の物件が見つかり契約書にサインをする段階に来たら、必ず契約内容をしっかりと理解しましょう。内容が分からない時は訳してもらい内容を把握しましょう。
時折、半年や1年と決めた契約期間を満了しない場合は、敷金の返済はなしと契約書に書かれている場合があります。サインをしてしまえば、万が一契約満了前に引っ越しが必要になれば敷金を全額失ってしまいますので、注意が必要です。
最後に、レシートをもらうことを忘れないように。家賃を払うときは家の管理人、又は家主に直接払うか銀行振り込みになりますが、その際も払った証拠としてレシートを受け取るのは必須です。安全で快適なメキシコ生活が送れるよう、4つのポイントをしっかり押さえて家探しチャレンジしてみてください。