アイルランドの主食はジャガイモ。アイルランドの食卓には、ジャガイモがほぼ毎日、並ぶといっても過言ではありません。
現在は、海外旅行することは難しいですが、アイルランドのジャガイモ料理を食べて、バーチャルな旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
フライドポテトやマッシュポテトといった定番料理のほか、アイルランドならではのアレンジメニューもご紹介します。日本で手に入る食材で簡単にアレンジできます。ポテトの新しい一面を知って、ぜひ家でも試してみてください。
まるで日本におけるコメと同じような存在感のジャガイモ
日本でも男爵や北あかり、インカのめざめといった種類があるように、アイルランドのジャガイモの種類も豊富です。
赤みのある皮と、中身は黄色く甘味があるルースター(Rooster)。
カーズピンク(Kerr’s Pinks)は、くぼみ部分がピンクがかっているのが特徴的です。
ゴールデンワンダー(Golden Wonder)は、フライドポテトにすると美味しいジャガイモです。
ジャガイモは、小袋はもちろんのこと、10kg単位の大きな袋でも売られており、値段も4~5ユーロほどと安価です。
クリスマスイースターやなどで、家族が集まる時期は、大きな袋に入ったジャガイモを何袋も買い込む人の姿を見かけます。
日本人がコメを食べるように、アイルランドではジャガイモが食べられています。カレーをマッシュドポテトの上にかけて、カレーライスのようにして食べている姿を見ることがあります。
代表的なジャガイモの調理方法
フライドポテト(Fried Potato)
適当な大きさに切ったジャガイモを油で揚げ、塩や酢、ケチャップをかけて食べます。
フライパンでも作れますが、フライドポテト用の揚げ器がある家庭も多いです。
また、チッパー(Chipper)と呼ばれるフィッシュ&チップスを売る店に、フライドポテトを買いに行くこともよくあります。
マッシュドポテト(Mashed Potato)
茹でてつぶしたジャガイモに、バター、ミルク、塩こしょうを加えて混ぜます。シェパーズパイやフィッシュパイにもマッシュドポテトを使います。
ローステッドポテト(Roasted Potato)
適当な大きさ切ったジャガイモにオリーブオイル、塩こしょう、好みでニンニクやローズマリーをまぶして、200℃のオーブンで30~40分オーブンで焼きます。
ボイルドポテト(Boiled Potato)
一番シンプルな茹でたジャガイモ。新ジャガは、丸ごと茹ででサラダに入れたりします。
ベイクドポテト(Baked Potato)
皮を洗い、塩を軽くまぶして200℃で40分ほどオーブンで焼きます。あつあつのジャガイモにコクのあるアイルランドのバターをつけて食べます。
日本でも挑戦したい、アイルランドのジャガイモ料理
コルカノン(Colcannon)
マッシュドポテトにキャベツを加えたもので、ハロウィンの代表料理。
ボックスティ(Boxty)
北アイルランドの料理。細切りにしたポテトに小麦粉を加えて、フライパンで焼きます。
チャンプ(Champ)
マッシュドポテトに小ネギを混ぜたもの。昔は、ネギではなく、ネトル(Nettle)という草を刻んで混ぜていたようです。
材料は、日本でも手に入るものばかり。日本に居ながら、ジャガイモを使ったアイルランドの料理を作ることができます。ぜひ、試してみてください。