留学や旅行先での楽しみの1つといえば「食」ではないでしょうか。カナダは食料自給率が高く、新鮮な食材が入手できる国として知られています。
カナダといえば「メープルシロップ」や「サーモン」を思い浮かべる人も多いですが、それ以外にもカナダ独自の料理をたくさん食べることができます。
カナダは移民の国であるため、移民がもたらした影響を受けています。そのため地域によってさまざまな特色があるのが特徴です。
この記事では、地域別にカナダの有名な食べ物をご紹介します。
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カナダで有名な食べ物を食べよう!

カナダは食料自給率が高く、各地でファーマーズマーケットなどが開催されています。マーケットでは野菜や果物など新鮮な食材が購入できるので、地元民だけでなく観光客にも人気があります。
アルバータービーフやロブスターなどの素材も手に入りやすく、これらを使った料理がレストランで手軽に味わえるのも魅力の1つです。
地域別!カナダの有名な食べ物をご紹介

ここではカナダの地域別に人気の食べ物をご紹介します。
新鮮なシーフードが人気の「プリンス・エドワード島」
プリンス・エドワード島は、カナダの「フード・アイランド」と呼ばれています。カナダの中でも新鮮なシーフードと世界的に有名なジャガイモで知られており、レストランも多く点在しています。
またプリンス・エドワード島の人は職に並々ならぬ情熱を持っており、9月中旬には「フォール・フレーバーズ・フェスティバル」が開催されます。
この祭典では、一流のシェフが腕をふるい、プリンス・エドワード島の料理が一堂に介します。
代表的なイベントの1つ「PEIインターナショナル・シェルフィッシュ・フェスティバル」は、貝が好きな人にはたまらないイベントです。貝を使った競技会が行われ、地元で獲れたハマグリやムール貝、牡蠣などを堪能できます。
食べ歩きに最適なローカルフードが人気「モントリオール」
モントリオールにもさまざまな食文化が根付いてしますが、ローカルフードとして人気なのが「プーティン」と「ビーバーテイル」です。
プーティンはフライドポテトにグレービーソースと、チーズカードをかけた食べ物です。ジャンクな食べ物ですが、カナダでは感謝祭などでも食べられています。
ビーバーテイルはカナダで生まれたグルメで、平たい揚げパンにさまざまなトッピングを乗せたスイーツです。モントリオールだけでなく、カナダ全土で愛されています。

世界最高クラスの牛肉とベジタリアン&ヴィーガンレストランが人気の「アルバータ州」
アルバータ州は、世界最高クラスの牛肉が味わえることで有名です。
アルバータ州の「アルバータ牛」はカナダのブランド牛として、長年に渡り多くの人に愛されています。
雄大な自然の中で放牧されて育った牛は、赤みが多くヘルシーな味わいが特徴です。加熱しても硬くなりにくいので、ステーキやプライムリブなどがおすすめです。

またアルバータ州にはカナダ国内屈指のベジタリアン&ヴィーガンレストランも点在しています。
そのためお肉が好きな人も、ベジタリアン&ヴィーガンの人も、どちらもグルメの楽しめるのが魅力です。
食の街として知られる「バンクーバー」
カナダ屈指の都市、バンクーバーは食の街として知られています。
街中にはあちこちにフードトラックやブランチスポットが点在し、通り沿いには多くのレストランが軒を連ねています。
100を超えるフードトラックでは、手軽に地元の料理を味わえます。コールドプレスジュース、フィッシュ・タコス、豚まんなど、多種多様な料理をすぐに味わるのが魅力です。

バンクーバーは太平洋沿岸にあるため、地元料理はシーフードが中心です。サーモン、ウニなど新鮮なシーフードを使った料理を味わうことができます。
またさまざまな文化の民族料理も味わえます。豚まんや日本スタイルのホットドック、アジア料理、韓国風焼き肉、点心、ラーメンなど世界中の料理を味わえるのもバンクーバーの魅力です。
アイスワインを楽しむ「オンタリオ州」
オンタリオ州では独特なワインづくりが行われています。その内の1つが「アイスワイン」です。特にナイアガラ地域は、世界でもトップクラスのアイスワイン産地として知られています。それは、この地域が日中は温暖で、夜は冷涼という寒暖差のある気候であること、冬は凍てつくような寒さであることが影響しています。
アイスワインは、ブドウの樹に実を残したまま自然氷結させたブドウを使って作られます。濃厚な琥珀色のワインはとても甘く、まるでトロピカルフルーツを思わせる風味が特徴です。
芳醇で酸味も感じる繊細なワインは、食前酒やデザートワインとして愛されています。

毎年1月には、17日間にわたり冬の恵みを祝うためのフェスティバルも開かれます。そこではアイスワインやアイスワインを使ったカクテルなどが楽しめます。
カナダ全土で楽しめる先住民の料理
カナダ全土では、カナダの大自然にインスピレーションを得た現代的な先住民料理を味わうこともできます。
先住民レストランは都市部にも多く点在しています。たとえばバンクーバーにあるビストロでは「バイソンのバックリブの蒸し煮」をいただけます。
またウィニペグにあるカフェでは、バイソンバーガーや、バターナッツ・スカッシュのバノックピザなどをいただけます。

またケベックシティから少し離れたヒューロン・ウェンダット族の居留区でツアーに参加すれば、現地レストランの伝統的なランチをいただけます。たとえばワピチのメダリオンやシカのステーキなどに挑戦できます。
カナダで有名な食べ物を楽しもう!
カナダでは新鮮なシーフードやアルバータ牛など、上質な素材を使った料理を食べることができます。またワイナリーで作られたカナダ産ワインをいただいたり、食べ歩きにぴったりなビーバーテイルやプーティンを片手にゆっくり散策するのもおすすめです。
またカナダはオーガニックや食材やベジタリアン&ヴィーガン食材を使ったレストランも次々とオープンしています。そのためいつもとは違った食事を楽しみたい方も、自分の身体を気遣った食事を食べたい方も、みんな一緒にグルメを楽しめます。
ぜひカナダ料理を思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。
(留学プレス編集部)